闇に燈る灯火
極々
小さな
灯火
今宵もまた
火がついた
ついてしまった
避けていたのに
考えたくないのに
闇が怖い
闇は私を誘う
深く濃い闇が
私を
蝕む
憎悪が
恐怖が
嫌悪が
憎しみが
苛立ちが
私を襲う
なぜ 私が
対象になる
なぜ 彼奴が
黒幕なんだ
行き場のない
感情だけが
私を襲う
周りの
視線が
空気が
存在を
否定する
逃げきれない
逃げたくない
彼奴は私を
追い詰める
ぶつけられない
想いが
言葉が
心の中で
炎と化して
燃え上がる
苦悩が
続く
永遠に…