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【再改稿版】骨の十字架  作者: 園村マリノ
第三章

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20XX年10月XX日

 昼休み、中先生に呼ばれて社会科準備室に行ったら、耳を疑うような事を聞かされた。先生は昨日の放課後、野村や山井たち数人を呼び出し、僕から直接訴えがあったと話してしまっていた。


 野村たちは全員いじめを否定した。それどころか野村と山井に至っては、僕が夏休み中に学校の近所のスーパーで万引きをしようとしているのを見て止めた、などと嘘八百を並べ立てたそうだ。勿論僕は否定したけれど、先生が信用してくれたかどうかは怪しい。どうしてこうなるんだろう。


 そしてもっとショックな事が起こった。


 お母さんがいなくなった。


 学校の帰りにお母さんのアパートに行ったら、もぬけの殻になっていた。大家さんに聞いたら、昨日引っ越して行ったけれど、何処へ行ったのかまではわからないと言われた。


 お母さんの携帯に電話したら、現在使われておりませんという、一番聞きたくなかったアナウンスが流れてきた。メールも何回も送ったけれど、やっぱり返事はない。


 お父さんとももう口を聞いていない。目を合わせる事もない。でも声はよく聞く。大きな独り言。


 僕は独りぼっちだ。


 これを書いている今も誰かに見られている気がする。外には誰の姿もない。でも絶対に見られているんだ。


 誰が見ているんだろう。僕を心配してくれている人がいたりして。


 そんなわけないか。


 誰も信用出来ない。


 もう無理かもしれない。


 死にたい。

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