表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

6月

今回でひとまず、この連載は終了です♬

また、コンサートに行く予定が入ったら、第二弾、第三弾書けたらいいなと思います。

 2024年6月30日。

 大好きなヴァイオリニストHさんと今年で引退を表明している指揮者のIさんが共演されるコンサートに行ってきました。

 今回のプログラムは、二人が共通してお好きなロシアの音楽家の作品でした。

 Hさんの生演奏を聴くのは八ヶ月ぶり。一年経たない間にもう一度聴くことができるなんて思ってもみませんでした。

 いよいよ開演! 二人が舞台上に現れるや否や拍手喝采。拍手が止むと神聖な静寂が一瞬あり、Hさんのヴァイオリンが鳴り始めました。

 今、奏でている音に全身全霊を傾けるHさん。表情までは見えませんでしたが、きっと何者も寄せ付けない真剣な眼差しで演奏されているのがわかりました。

 華奢な体でなぜこんなにも重厚な響きの音が出せるのか。息を呑んで聴き入りました。

 やはりヴァイオリンが嬉し泣きをしているようでした。Hさんの中にロシアの音楽家が宿っているようにも見えました。

 一方、Iさんの指揮は軽やかで観ていてとても楽しかったです。

 音をくるくる混ぜたり、風船のように膨らませたり、自身も飛び跳ねながらぽんっ! と軽く音も跳ばしたり。Iさんのユーモア溢れる人柄が垣間見れました。

 そして終盤、Hさんのヴァイオリンにアクシデントが! どうやら弦が切れたようです。Hさんはコンマスに自身のヴァイオリンを渡し、コンマスが演奏していたヴァイオリンで続きを演奏してくれました。

 自身の楽器ではないのに、ずっと弾いているかのような自然な演奏。やはりヴァイオリンに選ばれた人は違う。どのヴァイオリンにも選ばれる。プロの肝の座り方に感嘆の声が漏れます。

 演奏後「やっちゃった!」というような表情を見せてくれたHさん。その表情が可愛くてますますファンに♡

 HさんIさんコンマスの三人で抱きしめ合う姿もあり楽団とソリスト、指揮者の深い信頼関係も伺え胸が熱くなりました!


 あっという間の二時間でした。

 七月から私は社会復帰を本格的に頑張ります。その前にHさんとIさんから激励の時間をいただきました。

 改めて叫びます。

「ブラボー!」

「私もがんばるぞ!」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ