ネプチューンの意思
ネプチューン側は本物の悪だと認識されるのが嫌だったようである。ノーザンクロスに手下の地球人に対し、破滅的な願望はやめるよう促すが、それは簡単には直らなかったのである。
「申し訳ありませんが、我々は相手方を心の底から憎んでいます。相手に情を与えろというのは無理であります。情けなど無用であります。だから、殲滅させるというのも、ご理解を頂きたいと存じます」
ノーザンクロスの手下はそのように発言をする。別に対立をしている訳ではないが、良くない宇宙人側では、嫌な雰囲気がただようのであった。
「殲滅戦か、君は相手に情など必要ないと言ったが、完全に葬る事などできるのかね。私にはそんなことは出来るわけないと思うが」
「出来ますとも」
手下の人間は可能だと言い張ったが、ノーザンクロスはそれを許可しなかったのである。別に聞き入れて欲しいという要求があった訳でもないが、ノーザンクロスは胸くそが悪いと感じたようだ。
「あらかじめ伝えておくが、私たちの関知しないところで、勝手な行動はしないように。絶対にだ。もしも勝手な行為をすると厳罰を処置するから覚悟しておけ」
ノーザンクロスが強い口調で注意しておくと、相手は色々と考えた結果、それを承諾するのであった。
「それでネプチューン、そういう経緯があった訳よ。だから私たちも考えを改め直す必要があるかもしれないって訳」
ノーザンクロスは素行の悪い地球の人間を捨てて、この星から撤退するのもありだとの認識を示すのであった。それに対し、ネプチューンもそれに対してはやや、同意の考えも持っていたようである。
「そうか、だがしかし、地球人も完全には希望を捨てているわけでもなかろう。それがある限り、我々がこの星から撤退する訳にもいくまい」
ネプチューンがそのように話しをすると、ノーザンクロスもわかってくれたのか、まだまだ見捨てる事はしないと約束はしてくれたのである。
「ノーザンクロスわかってくれるか。我々が人間に対して汗をかく理由がどこにあるのか。そういう気持ちがあるかもしれないが、気持ちを整理してのぞんで頂けないだろうか」
そのようにネプチューンが言うと、ネプチューン自身も表に出ると宣言するのであった。思い切って手荒な手段にも出ると話すネプチューンは、果たして統治できるのであろうか。
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