ジェネシスみたいな何か
山下剛が了解したと宣言すると、メグはセキュリティのチェックを素通りして、部屋の中に入ろうとした。
「困ります。きちんと、ゲートを通って下さい」
保安員に止められたメグは、カードを通すと、中に入るのであった。
「サラさんいますか?」
メグが中に入ると、そこにはサラがいて、食事をしている最中であった。彼女はさっき寝ていた所から起き上がり、食事を始めたばかりだと言う。
「何よメグ、一体慌てて。何か大変な事があったように思えるじゃない。何かあったのかしら」
メグが足で地面を踏みつけると、宇宙人が遂に現れたと伝えるのであった。サラは食べていた弁当の箸を止め、メグの顔に注目するのである。
決してやったぜという雰囲気ではなかったが、とうとうこの日が来たかといった印象であるサラは、この来るべき日に備えて、準備を怠らなかったようである。
「あのサラさん、メグさん、これは一体どういう事なのですか?」
「創世記みたいなものよ。英語ではジェネシスというのかしら。宇宙人が私達を作ったみたいな印象を削除するから、同意してもらいたい。支配を受けるのは絶対に拒絶して欲しいの」
話しの論点がよくわかっていなかった山下であったが、とりあえずやばい印象を受けたので、彼は同意するようにしたらしい。メグの言う通りに話を聞こうとする彼に対し、サラはジェノサイドは避けるべく動くつもりの方針らしい。
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