表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パンクジャズ  作者: 林広正
11/102

11


 エイガはその情報をもとにはしているが、俺が生み出した文化と言って間違いがない。しかし、音楽は少し違うんだ。確かに俺が生み出したと言ってもおかしくはないが、俺以外にもう一人、異国のあいつが俺と同時期に音楽を生み出そうとしていやがったんだよ。偶然っていうのは面白いよな。遠く離れた二つの島国から、音楽が同時に鳴り出した。あいつも俺と同じように、形のある本を手に入れていたそうだ。

 俺の国は、文明以前にはUKと呼ばれていたのかも知れない。この国では、UKの文字があちこちで発見されているんだ。遺跡からもそんな文字が刻まれた壁などが見つかっている。しかし、真相は分からないんだ。今の世界は、ほとんどの国が名前だけは文明以前から変わっていないという。小さな町の名前でさえ、受け継がれ続けている。本当かどうか確かめる術は少ないんだけどな。その理由だって分かってはいない。俺たちには、古代の文字がまるで読めない。例外を除いてだけどな。UKっていう文字も、その読み方がまるで分からない。ちなみにこの国は、スコットランドと呼ばれている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ