表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転性異聞録-avengers-  作者: 日乃イヅル
2/4

②迷惑隣人と転生の儀式 その1

 ブックマークしてくださった方、ありがとうございます!

 初日から更新が遅れましたが頑張って続けていきます!!

 ――――――――――――俺、女の子になってる!?!!!!??????


 いやまあ、さっき体を触った時からもしかして…とは思っていたけど、実際に目の当たりにするととんでもないインパクトが襲ってくるものだ。知らない場所に全裸で倒れていて、しかも自分の体が女の子になっているなんて普通じゃありえない。


 どうしてこんなことになったのか、心当たりがないわけではなかった。本当に信じられないことだけど、きっとアレが原因だろうという確信が俺にはあった。



 その原因を話していく前に、俺のことを少し話そう。

 俺の名前は阿部正義あべまさよし21歳、学生だ。あだ名はジャスティスだったり年齢イコール彼女いない歴のDTだったりすることは割とどうでもいい話なので割愛する。

 

 大学生活の殆どをを無気力に過ごし、人畜無害なだけが取り柄のこの俺が、どうしてこんなところで全裸の美少女になって倒れていたのか、その理由はほんの些細なことだった。

 理由というのはよくある隣人とのトラブルだ。貧乏学生だった俺は安いアパートで一人暮らしをしていたのだが、隣の部屋の住人がとんでもなく迷惑な人間で、夜中に奇声をあげたり、窓を開けていると隣から異臭が漂ってくるということが日常的にあったのだ。

 管理人にも何度が相談したのだけれど一向に反省する様子もないまま1年以上が過ぎた。引っ越せれば良かったのだが、そんな金もないので俺はひたすら耐え続けた。

 しかし流石の俺でも日々エスカレートしていく隣人の迷惑行為には耐えきれなくなり、引っ越す前に一度直接文句を言ってやろうと隣の部屋を訪れたのだった。


 ドアからは出てこなかったので顔は見られなかったけど、インターホン越しに1年分の文句を叩きつけてやった俺は晴れ晴れとした気分で引っ越しの準備に取り掛かった。

 隣人に文句も言えたし引っ越しでこの苦痛からやっと解放されると思っていた俺は完全に油断していた。俺の人生を変える大事件が起こったのはそれから少し後のことである。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ