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52話

本日3話目です。

仕上がれば夜に4話目のSSを投稿予定!

 

 後継者は誤解だと伝え。派閥入りの件も丁重にお断りした。


「諦めませんわよ、ツトム。」


 何故かポーションの製法などは聞いてこなかった。彼女の錬金術師としての誇りだろうか?


嫌いではないが、苦手なタイプだ。


「よろしかったのですか?」


「いいよ。行方不明の2人を探すのが一番の目的だし。」


 ついでにタバコとコーヒー。思い出したらめちゃくちゃコーヒーが飲みたい。



 3時を告げる鐘が鳴る。


大通りを雑多な人種の人々が通り過ぎる。


「どうかした?」


「いえ・・・。」


 珍しく歯切れの悪いミレア。


路地のほうに入っていった人影を見ていたようだが。


またあの薄気味悪い瞳の錬金術師だろうか?


「少し確認しておきたい事ができてしまいました。お暇を頂きたいのですがよろしいですか?」


「わかった。俺は宿にいるよ。」


 いつになく真剣な表情だった。本当は装備とか買いたかったけどしょうがないな。


一人で出歩くとか無理。異世界怖い。


 とはいえ、少し必要な物があったので宿の近くにあった食材店に寄っていった。



「やっぱ売り物はタイムリーな物を選ばないとな。」


宿のベットに腰を掛け、【異界の錬金術】を起動し新しく獲得したLv2タブを開く。



下級退魔ポーション:塩+水類+瓶類(類似品可)

          材料を用意し、必要な魔力を溜め、錬成を唱えよう。


―――――――――――――――――――――――――

錬金アイテム:下級退魔ポーション

ランク:コモン        

アンデット系、特に霊体系モンスターに効果絶大。

服用することで呪いの進行を遅らせる効果がある。

しょっぱい。

―――――――――――――――――――――――――



 出来上がった透明の液体の入った瓶。


それを鑑定しニマニマ笑う。


「塩が一キロ銀貨一枚。コスパ最高!」


海はそれなりに距離があるが、海まで続く河川が運河として使われているのでそれなりの値段で買えるようだ。




中級生命回復ポーション:中級薬草類+精霊水類+瓶類 (類似品可)

            材料を用意し、必要な魔力を溜め、錬成を唱えよう。

―――――――――――――――――――――――――

錬金アイテム:中級生命回復ポーション

ランク:コモン

飲む又はかけることで対象の生命力を徐々に回復させる。

回復量が多く、骨折や血液も回復するが。

部位欠損には効果はない。

―――――――――――――――――――――――――



下級属性魔法スクロール:属性魔石+紙類+魔法のインク類+魔法のペン類+α(類似品可)

            材料を用意し、必要な魔力を溜め、錬成を唱えよう。

            ※【魔法陣】必須。魔法のペン類は残ります。 

            



 中級のレシピに魔法のスクロールのレシピも追加された。


下級強化系スクロールを作れば【魔法陣】のスキルを覚えると思うんだよね。


魔力を帯びた樹液を手に入れるまでは、インクを買いながら作っておくかな。


ただ今、属性魔石を各一個づつしか持っていないんだった。


「明日はまた買い出しかな。」


 そんなことを思いながら、黙々と生産を始めた。


「URRRYYYYYAAAA!!!!」


マナポループに耐えながら・・・。


また明日も同じような日々が続くのだと思っていた。



・・・

・・


 (どこへ・・・?)


 路地裏へと入っていった怪しげな3人組。


正確には怪しい魔力を纏った3人組。魔力の感知に長けた自分でも僅かに感じ取れる違和感。


3人が3人とも同じなのだ、魔力の波長が。


 闇に紛れ勘づかれないよう慎重に尾行する。


彼女の場合、メイドや護衛より本業だろう。


 街の中心からはすでに離れ、廃墟といっても過言ではない建物へと入っていく。


音を殺し、気配を絶ちながら建物の中を探れる場所を探す。



「計画は今夜だ。各自持ち場につき合図を待て。」


底冷えするような、低く重い声。


「それではいよいよ邪神様の復活が!」


「本当に我らも魔族にして頂けるのでしょうか?」


何を言っているのか。理解しがたい。


「無論だ。邪神様が復活した暁には、貴様らも上位存在としてこの地を治めるのだ。」


壁越しに聞き取れる会話。思わず眉が寄ってしまう。


(・・・正気とは思えないけど、一刻も速く知らせたほうがよさそうですね。)


 今夜なにかしでかす。


時期としては最悪だ。実現させるわけにはいかない。



「盗み聞きとは感心しないわねぇ。」


 「!!」


 動けない。突如掛けられた声に反応するも、指一本動かすことができない。


「綺麗な銀色の髪・・・いいわねぇ。次はあなたにしようかしら。」


 暗闇から現れるローブ姿の女性、金色の髪が僅かに発光している。


ただそれよりも、妖しく光る赤い目に釘付けになる。


「・・・」


 魔族。 そう呟きたかったが声もだせない。


魔族の女の手が目の前に迫っていた。













 



お読み頂き有難うございます。


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