46話
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冒険者ギルドから素材屋へと向かう。雑貨屋にも寄りたいし、武器屋にも行きたい。
「氾濫した魔物を騎士団や冒険者が、ある程度狩るのを待ったほうがいいです。我々が行くのは明後日以降がいいと思います。」
まぁ急いでいるわけではないし、ゆっくりでいいだろう。
ダンジョンが氾濫したということは、魔物が溢れているということだ。
ゲームなら範囲殲滅ウマ!とか言ってそうだが、そんなスキルもないし、度胸もない。
大通りを歩きながら気になったことをミレアに尋ねる。
「そういえば、魔物倒した時の経験値の分配ってどうなるんだ?」
「ダンジョンとそれ以外とで異なります。ダンジョンの場合、周囲にいる人間に分け与えられます。魔物を倒したからと言って、スキルのレベルが上がるわけではありませんが。」
ただ実践の方が上がりやすいです、と相変わらずの無表情で付け加えた。
「ダンジョン以外だと異なるの?」
「ダンジョン以外の魔物の場合、与えたダメージ量に比例し、魔核と呼ばれる器官を破壊した人に多くの経験値が与えられると言われています。また魔石も落としません。」
魔物の絶対の弱点でもあるそうだ。ちなみに死ぬと勝手に破壊されるので、死体の魔核を壊すというのはできないようだ。
(うーん、何か遠距離の攻撃方法が欲しいな。)
先程の戦闘で棍棒がスカって危うく死にかけたことを思い出す。
(魔法?魔術?よく解らないが覚えられないかな。)
沈んでいく夕日に照らされる街並み、石造りの倉庫のような建物が見えてくる。
「魔法は・・・人族では難しいでしょう。魔術でしたら学院で学ぶ方法もあります。」
意外と難しいようだ。
「スキルを手に入れるまでは安定しないため、非常に危険ですので。」
どちらにせよ、今すぐに習得するのは難しそうだ。
素材屋についたがアーロンはおらず、厳つい定員がいるだけだ。
今回の目当ては、毒草に瓶、それと精霊石を入れておく水瓶もあれば買っておこう。
「毒草ないな・・・」
よく考えれば毒草なんて売ったらマズイのか・・・?
「毒草もありますよ!ただお名前と用途を記録させて頂いています。」
横から声を掛けてきたのは、相変わらず小さいアーロンだ。
「あぁ、そうなんだ。じゃあ売ってもらっていいかな?」
「畏まりました。ギルド証と用途を記録させてください。」
ギルド証は鑑定板と同じ機能がついているが、スキルとかは自分の魔力を流さないと表示されない。
「あぁ、用途は解毒ポーションの研究かな。」
ランクを上げる研究もするから嘘ではないな。
「解毒ポーションですか!アンデット系ダンジョンが出現しましたから、高騰するでしょうね。」
嬉し気な笑みを浮かべながら陽気に喋る、ダンジョンの事を知っているあたり、さすがに情報が早い。
「ですが、かなり難しい部類ですからね。需要を満たせないでしょう。」
なんでも調合などがシビアで、失敗品ができる確立が多いらしい。
「高レベルの錬金術師には、あまり美味しい品でもないですしね。」
中級ポーションなら30万コルトほど、それが作れるならわざわざ失敗しやすい1万5千の解毒ポーションを作らないということか。
なかなかいい情報を聞いた気がする。毒草に関してはエムリ草、エムル草に似た毒草で間違えて持ってきたやつなので、かなり安く手に入れられた。
水瓶は1万2千コルトと、かなり大きいタイプを3つ買っておいた。アイテムボックス持ちだとバレたが、まぁしょうがない。
それと魔石粉末も購入しておいた、特殊な加工が必要なようなのだ。
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素材アイテム:下級魔石粉末
ランク:コモン
下級魔石を特殊な方法で粉末状にしたもの。
魔石の質によりランクは異なる。
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それと魔力を帯びた樹液についても一応聞いてみたが、知らないそうだ。
魔法のインクの材料はかなり厳密に秘匿されているらしい。
(やっぱ、錬金術師ギルドもいかないとかな、片っ端から鑑定するわけにもいかないし。)
バレても困るが魔力の問題もある。
なんだかんだ素材を買いまくってるが、まだ資金は1900万コルト以上はある。
乾燥した薬草類は40束づつだが、生は300束と200束あるんだ・・・。乾燥させるの大変そうだな。
まぁ生産レベ上げだと思えば苦ではない、熟練度―スキルレベル―に自身のレベルも上がるんだ、全然マゾ仕様ではない。
・・・この時はまだそんな風に思っていた。
お読み頂き有難うございます。
まったり進行ですが、よろしくお願いしますm(__)m




