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SS タンパンボーイズ ①

本日2話目です。ご注意ください。

短いですが、前話の続きです。

 普段ほとんど使用者のいない、王都ギルド訓練場では、現在多くの冒険者が集まりお祭り状態だった。


「貴様はローザちゃんを困らせ、このゴリティエ様を怒らせた・・・、その罪は重いぞ小僧ぉお!!」


「いいぞ!ヤレェ!!」「生意気なクソガキをぶっ殺せぇ!!」「ヒャッハー!!」


厳つい顔のおっさん―ゴリティエの雄叫びに歓声を上げる野次馬冒険者。


「なにこれ?めっちゃアウェーじゃね!?」


渋々訓練場まで来た、『タンパンボーイズ』リーダーの岡村大悟は、自身のあまりのヒールっぷりに納得できていない。


「さすが大悟!」「ぶっくくく」「つかゴリティエ・・・ゴリティエ(笑)」


味方のはずのABCも爆笑である。


「えー・・・それでは『鋼の鉄拳』ゴリティエとダイゴとの決闘を始めます。」


何故か審判をしているローザ、その手には何かパピルスのような物を持っている。


「勝敗は戦闘不能または降参により決します。相手を死に至らしめることは禁止です。」


そう言ってパピルスに二人の手形を取った。


「はぁ・・・それではちゃっちゃと始めてください。」


やる気のないローザの開始の合図で二人の決闘は始まった。



 手甲と脚甲その他には筋肉の鎧を纏うゴリティエ。


彼のランクはDランクではあるが、その1対1での対人戦闘はCランク以上と言われている。


その原因は彼のジョブが格闘家であるためだ。


魔物や集団戦に有効なスキルには補正が特になく、冒険者としてはなかなか苦労している。


それでも10年以上の冒険者生活でレベルは20に達し、スキルも伸びている。


とても2日前に冒険者になった子供が勝てる相手ではない。


・・・普通ならばだが。


「小僧貴様は天職持ちらしいが、武器は使わなくていいのか?」


拳が己の武器である、ゴリティエが問うた。


「はぁ・・・めんどくせっ、さっさと終わらせて飯いこ・・・」


「貴様ぁ・・・」


ずっと飯のことしか頭にない少年に苛立ち、両手の拳を打ち付け一気に迫る。



 10メートルはあった彼我の距離を一瞬で詰め寄る。


憎たらしい顔面へ拳を振ろうとするが、違和感―それに目の前にいた小僧がいなくなった。


「なんだと!?」


訳が解らず声をだし辺りを見るがいない。


「こっちだ!おらあぁ!」


ギィイン!と咄嗟に声のほうにだした手甲に衝撃が走る。


「ぐぅう!」


「潰れろゴリ!!」


160cmほどしかない少年、上空から振り下したとはいえ体格差的に押しつぶすのは難しいように思えたが。


魔力を帯びているのか、僅かに黒く光るバスターソードは重く、ゴリティエへと迫る。


「ガァアア!」


体格差など無かったかのように、断末魔を上げながら地面に叩きつけられるゴリティエ。


「はぁっはー!だからDランク以下なんて変わらないっての!!」


先輩づらするなよ!と打ち付けられビクンビクンしているゴリティエに言い捨てる。


「あぁ!?なんだと小僧!それはこの『鋼の鉄脚』ゴリマールに喧嘩売ってのかぁ!?」


そう言って野次馬から厳つい顔のおっさんが突っかかってきた。


「・・・なんだよゴリマールって。」


その後彼が余計なことを言うたびに、新たな刺客が生まれたのは言うまでもない。








ブックマーク有難うございます!

生徒達の能力も徐々に明らかにしたいと思います。


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