表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/62

37話

ブックマーク有難うございます!


女性陣の買い物が終わる前に、タバコの2箱目が終わった。


タイムリミットは近い。


「お待たせしました。」


3人がやってきたが、委員長とミレアは変わりなく、ポチは白のワンピースに麦わら帽子と、尻尾に赤いリボンが着けられている。


下は短く尻尾が出しやすいようだ。


「恥ずかしいニャア」


全身毛むくじゃらのくせに恥じらいはあるのか。


「二人は買わなかったのか?」


「着替えとかだけです。あまりいいのが有りませんでした。」


「買わせて頂きましたが、今は動きやすいほうがいいです。」


どうやら委員長が何か買わせたようだが、・・・動きずらい服か。


委員長へと視線をやり、親指を立てておいた。



 冒険者ギルドはすぐ近くにあり、3時前にはやってこれた。


木造の建物で3階建てのようだ、扉は開かれかなり入口は広い。


中へと入るとあまり人はいない、時間的に出払っているのだろう。


丸いテーブルや椅子が置かれる広間に、L字のカウンターには受付が数人いるのが見えた。


受付は人族の男女しかいないようだ、この国では差別はあまりないと聞いていたがどうなんだろうか。


「おいおい、聞いたか?すげぇ新人PTが入ってきたらしいぜ!」


「あぁ!全員Fランクのくせに大量のバッファローを獲ってきたんだろ?」


「それだけじゃねぇ!全員がアイテムボックスもちらしい!!」


丸いテーブル席を囲む冒険者風の奴らからそんな会話が聞こえてきた。


「今のって・・・」


「・・・うちの生徒達だろうな。」


委員長も気付いたらしく、ヒソヒソ話していたら受付の人が話しかけてきた。


「いらっしゃいませ。何かお困りですか?」


焦げ茶色の髪を上でまとめている若く、ミレアにも劣らない双丘を携えた受付の女性が話しかけてきた。


白のシャツに黒のベストを着こなし、下はズボンだ。この世界の女性はズボンが多いな。


「この子の登録と、依頼をお願いしたいのですが。」


委員長は冒険者ギルドに登録するようだ。


市民証を発行してもらうこともできるが、旅をするならどこかのギルド証を持っていたほうがいいらしい。


「畏まりました。ではカウンターへどうぞ。」


まだ名前は知らない女性の後について、カウンターへと向かう。


「本日担当させていただきます、ローザと申します。ではこちらをお願いします。」


そう言って出されたのは、いつぞやの鑑定板だった。


「また・・・」


委員長が鑑定板を渡せば、受付からそんな呟きが聞こえた。


「あ・・・失礼しました。」


鑑定板から目を離し、後ろへと下がっていった。


1分も経てばローザは帰ってきた、手には木製のプレートを持っている。


「こちらが冒険者証です。最初はFランクからのスタートになります。他に何か、質問はございませんか?」


随分と簡単に作ってくれるが大丈夫か?ガソスタのポイントカード並みだぞ。


「ランクはどうやって上げるんですか?」


「Dランクまでは試験などはなく、依頼をこなすことで貢献度を上げ、基準値に達すれば昇格となります。」


Cランク以上になるには特別な試験を受ける必要があるらしい。


「Dランク以下では強制依頼などもありませんので心配はありません、また保証人がつけば100万コルトまで融資を受けることも可能です。」


利率は月20%らしい。年240%?それとも複利で1年たったら900万近くなるんだろうか。


「Cランク以上になれば強制依頼が発生する場合もございますが、各国への通行などに際し便宜が図られます。また1000万コルトまで融資を受けることが可能です。」


商隊などの護衛依頼や盗賊退治もあるのだとか。


(上げる必要性がまったくないな。)


委員長もそう思ったのか、つまらなそうな顔をしている。


「・・・では、依頼についてお伺いしますね。」


空気を読んでくれたか、巨乳をカウンターに乗せ書き取る準備をするローザ。


シャツのボタンが2つほど空いている為、きめ細やかな肌が見える。


思わず目が行くのは仕方がない・・・。


「グウ・・・」


「どこ見てるんですか?」


足を踏むのは止めてほしい。


・・


「タルク草とエムル草の採取依頼ですね。それと精霊水ですか?」


「精霊水は変ですか?」


少し困った顔をしつつ教えてくれた。


「精霊水は精霊石を水に入れた物です。精霊の住まう泉から直接採取する方法もありますが、値段が張ります。」


つまりは精霊石を取ってきてもらって、自分で作ったほうがいいのか。


「なるほど、では精霊石の採取でお願いします。」


「畏まりました。他にはございませんか?」


「魔力の帯びた樹液もお願いできますか?」


そういうと今度は本当に困った顔をしている。


「具体的な樹木の名前などは解りませんか?」


まぁそうだよな・・・。錬金術師ギルドで調べるか。


「でしたら今回はいいです。調べておきます。」


「畏まりました。では依頼料についてですが・・・」


 その後は依頼料や期限について話合い、精霊石は質や大きさによるのでとりあえず50万コルト渡し、ギルド側できちんと査定してくれるらしい。


差額分は後日返還される。タルク草とエムル草についても査定し、一束1000コルトと2000コルトで買い取りをお願いした。


素材屋と同じだが、素材屋で売るより高いだろう。ギルドの取り分として依頼料の20%を支払わなければならない。


話している間に3時の鐘はなり、徐々に冒険者も増えてきた。


「後、これも売りたいんですけど」そう言って鞄からポーションを10本だす。


「下級生命回復ポーションですね、少々お待ちください。」


ローザは席を立ち、輪っか状のガラス棒を持ってきた。


「こちらは、ポーションなどの品質に問題がないか調べる魔道具です。少々お待ちください。」


輪っかの中にポーションを入れるようにして、検査していく。


そうすると僅かにポーションが光る。


「これは・・・?」


そうローザが呟く、何か変なところがあったのかと、内心焦る。


「どうかしました?」


平静を装い尋ねる、作り方が全然違うのだから検査で弾かれるかもしれない。


「いえ・・・効果が普通より良かったので・・・」


なんだよ、驚かせるな・・・。


「なにか問題でも?」


「品質が悪いことはよくありますが、良いことは無かったので。」


んん?少し気になったので鑑定してみる。


『鑑定・・・』


―――――――――――――――――――――――――

錬金アイテム:下級生命回復ポーション

ランク:アンコモン

飲む又はかけることで対象の生命力を徐々に回復させる。

失った血液や、部位欠損には効果はない。

ランクの上昇により効果UP。

―――――――――――――――――――――――――


ボソボソと気付かれないように鑑定を呟けば、前に見た鑑定結果とは僅かな変化があった。


特に何か変えたわけでもないのだが・・・。なぜかランクが変化している。




































お読み頂き有難うございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ