21話
ブックマーク有難うございます!
今日は久々の休みなので4話投稿です!
1話目です。
働き者の少女の勤める雑貨屋を後にし、素材屋を目指す。
「ギルドのポーションの価格とかって解る?」
後で冒険者ギルドにも行くつもりだが、一応聞いてみる。
「売値は5000コルトで、買値は2500コルトだったかと。」
どっちも買値は同じか・・・まぁギルドのほうが大量に買い取ってもらえそうか。
「王都では他の都市に比べ錬金術師が多いのですが、そうなると当然弟子や見習いが多くなり、彼らの収入は下級ポーション製作になります。」
ジョブやスキルを得るために、作りまくるんだったか。
「そのため安く買えますが、高くも売れず、素材も手に入りにくいでしょう。」
雑踏の中でもよく通る、彼女の声が告げる事実に目元を押さえる。
(うーん、となるとここは他の都市にいくか?でもオークションがなぁ・・・)
王都で開催されるオークションは規模が大きく、各都市や各国からも商品が集まってくる。
多少値段が安いのはいいが、材料は手に入れたい、レベ上げの為にも。
「こちらが素材屋です。」
色々考えていたら、素材屋についていた。
先程の雑貨屋とは違い、お店というよりも石造りの倉庫だった。
ただ大きさは倍以上あるのが見て取れる。
「なんか臭い・・・」
「あちらの建物で解体もやっているからでしょう。」
そういって指さした向かいの建物では、スプラッタな解体ショーが行われていた。
「うげ・・・」
料理ですら、まともにしたことのない俺には刺激が強い。
「・・・委員長は平気そうだな?」
涼しい顔をしてその光景を見ていた委員長が意外だった。
「よく父とキャンプに行って捌いていたので。」
さようか、耐性がないのは俺だけだったようだ。
お店の中は若干薄暗い、魔道具によって明かりは保たれているが、日の光は入ってこない。
先程のような愛想の良い店員はおらず、厳ついおっさんが目を光らせている。
「エムル草、これがこの辺りの一般的な薬草か。」
乾燥させた物と生の物があるが、どちらも同じ値段だ。ただし生のほうが数が少ない。
「一束10枚で銀貨1枚、1000コルトってボロ儲けだな、錬金術師。」
「道具がそれなりの値段がしますし、必ず成功するとは限らないようですよ。」
そういえば、俺のスキルには成功率とかあるんだろうか?
とりあえずエムル草を10束、瓶100個を合わせて3小金貨、3万コルトで購入した。
その他にもなにかいい物がないか調べていると、5cmほどの水晶の原石が1000コルト、フォレストタートルの甲羅が5000コルトただし傷あり。
他にも魔力の籠った水晶とかあったけど、高すぎてだめだ。
その代わりに属性魔石を買った。一番安いので各1000コルトだ。火、水、土、風の4種類を2個ずつ。
水晶の原石10個に他合わせて2万3000コルト、合計で5万3000コルトか。
貰った金をどんどん使ってくせいか、ミレアの目が痛いきがする。
石造りの倉庫もとい素材屋から出ると、なにやらざわざわと人々が移動していて騒がしい。
ゴーンゴーンゴーンと鐘が3回鳴り響いた。
「仕事の終わりを告げる鐘ですね。」
まだ3時だが、この世界の終業時刻は早いらしい。
「始まりが日の出と共にですから。」
俺の顔を読んだのか、疑問を解消してくれた。
「それでこの人の波は、どこに向かってるんだ?」
どこか皆楽し気に、近くの人と話ながら歩いていく。
「こちらの方角だと闘技場か賭場でしょう。」
ピクリと眉が動く、金を稼ぐいい案が思いついた。
「高橋先生、ニヤけてきもいです。」
自然と口元が緩むのも仕方ない。
お読み頂き有難うございます。
別作品も投稿中です。
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