2/5
其ノ二
彼らは桜を守りながらいつも穏やかに暮らしていた。しかし、時たま刺客がくることがあった。
これは、その刺客がやってきた時のお噺。
桜ノ宮家は四人兄弟で、上から、空、白、紅、そして長女の桃がいた。
その日の花守のお役目は、白と紅に任されていた。父親は別の仕事で町にでかけていたし、妹の桃はまだお役目が出来るような歳じゃなかった。
母親は数年前から病気で床に伏していた。長男の空はそんな母親と妹の面倒を見ることで手一杯だった。
だから、白と紅に任されたのだった。
彼らは桜を守りながらいつも穏やかに暮らしていた。しかし、時たま刺客がくることがあった。
これは、その刺客がやってきた時のお噺。
桜ノ宮家は四人兄弟で、上から、空、白、紅、そして長女の桃がいた。
その日の花守のお役目は、白と紅に任されていた。父親は別の仕事で町にでかけていたし、妹の桃はまだお役目が出来るような歳じゃなかった。
母親は数年前から病気で床に伏していた。長男の空はそんな母親と妹の面倒を見ることで手一杯だった。
だから、白と紅に任されたのだった。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。