第5話
「うん!今日も美味いな!」
地獄の嫁修行が始まって2年と少し経った
そう、今日はクレイとリーゼが魔法学院に行くために村を出る日だ
先日の試験では私たちと修行していたこともありかなり余裕を持って合格できたらしい
「ありがと、お父さん」
最近は朝ごはんを私が作るようになった
いつもはお皿洗いまでやっているけど、今日は2人の見送りに行くから、とジーツがやってくれるらしい
「それじゃあお皿洗いお願いね!いってきまーす!」
「お、来たな」
「おまたせ、シュウ、バーグ」
「おはようミリカ」
村の前でシュウとバーグと合流した
「二人はあの馬車に乗るのかな?」
「ああ、もう少しで二人も来るぞ」
「おーい!お前らもう来てたのか」
そうこうしているうちにクレイとリーゼが到着した
「二人ともすごい荷物だね」
「ええ、寮生活だと持っていくものが多いからね」
「さっそく馬車に載せようか、リーゼのは僕達に任せて」
「おいおい、俺も結構重いんだけど」
「クレイはこんなかで一番力持ちだからな」
「ふふ、ありがとうね、シュウ、バーグ」
「クレイも早くやるよ、私も手伝うから」
「ミリカ、ああ、あいつらより早く終わらせてやるか!」
そうして身体強化を使った荷物積み競争が始まった
「はあ、3対1でも勝てないのかよ」
「これじゃ魔法学院に行っても気が抜けないわね」
結果は私達の圧勝だった
「へへ、お前らまだまだだな!」
「クレイ、いつの間にそんなに早くなったの」
「私も驚いたよ、まさか私の速度に追いつくなんて」
「魔法はまだまだだけどよ、体も鍛えてたからな」
「ならまた会うときには全力を出さなきゃね」
「うげっあれでまだ本気じゃねえのかよ」
そんなこんなで出発の時間になった
「それじゃ、行ってくるわね」
「ミリカとシュウも来年会おうな」
「いいな〜、僕だけ一人で残らなきゃなんだよね」
「それは仕方ないよ、長期休みには二人も帰って来てくれるんでしょ?」
「そうね、流石に1年目は難しいかもだけど」
「二年生になれば夏休みに外出許可がもらえるからな」
「ならそれまでに強くなるしかねえな、バーグ」
「うん、シュウにも負けないよ」
「じゃあ改めて、またな」
「うん、またね」
そうしてクレイとリーゼは王都の魔法学院へ向かった
そうして三ヶ月ほど、お母さんからの修行も終え、シュウとバーグも中級魔法まで使えるようになってきた
「暇だ」
そう、久々に何もやることがない一人の時間が訪れた
思えば今までみんなと一緒にいてばっかだったもんな〜
「そうだ!久々に森に行こう!」
波動と能力を持っていたと思い出し、その修業をすることにした
「って、魔物!?」
どうやら私が修行で使った魔力によって生まれてしまったらしい
といっても森の奥の洞窟だし大丈夫そうだね
「じゃ、倒しますかー」




