87話
「コウタ!起きたか?大丈夫か?寝不足か?」
僕は、久しぶりに意識を失ったらしい、場所は教室の自分の席で、教師もいない。
時間は、そんなに経っていないのだろう。
僕は、慣れた手順で水分補給をして、塩分を摂取する。
ゆっくりした呼吸とともに、意識や感覚が戻って来る。
「僕は、どのくらい眠ってた?」
「ほんの数分だぞ?まだ、昼休みが終わっていない。」
エミリアの体温や柔らかさを、極力意識しないように努力しながら、状況確認を優先した。
いつの間にか僕は、エミリアに横抱きにされている。
心配そうなエミリアの顔を見てると、母親とは別の生き物なんだと、思わずにはいられない。
エミリアの優しさに、心の中のシコリが溶けていくかの様だ。
だけど。
ここは教室なんだよね。
むにむにとした感触と、暖かいエミリアの体温に、僕の理性まで溶けていきそうですから!!
離して、離して、僕が間違いをおかす前に!
このままだと、僕が社会的に死んじゃうから!
ここは教室だよ!?爆発は間逃れても、発射準備が整っちゃうから!!
僕は、何とか手でエミリアを遠ざける。
「なんだコウタ、急に?」
「・・・。」
僕は必死に考える。
エミリアを傷付けるなんて、もってのほかだ!
それでも、エミリアが納得してくれそうな・・・。
「・・・その、我慢出来なくなっちゃうから・・・。」
・・・もう、本心だね!
教室で女の子を押し倒すとか、変態だよ!?
変人の風上にも置けない、変態だよそんなの!
ぎゃーーーぁ!!?
むしろエミリアが抱きついて来たよ!?
ちょ!ちょっと!ここは教室なんだってば!!
「ッ!!?菊池、これは・・・。」
2度目だから、触られても堪えられた。
学校の教室で発射したら、僕は生きていけないかもしれない。
「結構大きいぞ!本当に入るのか!?」
「・・・し、しらないわよ!私だって、経験ないんだから・・・!!」
クラスでもなかなかの美人で、何といってもクラス1グラマラスな菊池さんから、経験がない発言を頂きました〜。
クラスの男子に、暖かな喜びが舞い降りた瞬間でしたね♪
校内でのソロ活動はセーフでしょうか?
我がクラスは、思春期の男子にどれだけの試練を与えるのでしょうか?
おかしいな?
今後に必要な情報を投下するだけのはずが、笑える展開になってる。
クラスにエミリアを入れたのが、失敗なのか、成功なのか、なんともいえない・・・。




