表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/455

69話

 ギルドのお姉さんこと、都築つづき まいさんの愚痴に付き合わされ、時間をくった僕だけど、なんとか鑑定室の使用許可をもぎ取り、『青いウサギ』が落としたアイテムを鑑定する事にした。


「ふぅ、お姉さん愚痴が長いですよ・・・。」


 1人なのをいい事に、ため息とともに、1人言が口をついて出てしまっていた。


 鑑定用のモノクルを持って深呼吸し、いざ鑑定!


『フォーチュン・テール』

 フォーチュンラビットの尻尾を加工したアクセサリー。着用すると、幸運が舞い込むといわれるお守り。

 DEF:0

 MDEF:8

 素早さ:+3


 状態異常に強い耐性がある。



 ・・・。

 狂ってる・・・、狂った性能のアイテムが来た。


 身に着けるだけで、素早さ+3って聞いた事もない。

 いや、ゲームなら幾らでも見てきた。だけど、この世界のダンジョン産アイテムの情報には、これほどの物はなかったはずだ。


 レベルの上がりも、能力値の上がりも渋いのに。こんなアイテムが、これまで出ていたら大騒ぎになっていたはずだ。


「・・・大事に使うからな・・・。」


 尻尾に手をやりながら、あの『青いウサギ』に向けて語りかけた。

 フォーチュンラビットというらしいけど、僕にとっては『青いウサギ』なんだ。

 それでいいと思うんだ。


 なめらかで心地良い手触りを、僕はしばらく楽しんだ。


「おっと、さっさと出ないと。」


 鑑定室は10分という縛りがある。

 まあ、もっとお金を出して予約すれば、時間はかけられるけどね。そんなに沢山、鑑定する物なんて僕は持っていない。


 時間さえ超えなければ、何度鑑定しても値段は一緒なので、自分のLvも一応確認しておく。


 Lv3

 変化はなしっと。


 ・・・

 ・・・ん?

 ・・・・・・んん!?


 MPが・・・、おかしい。


 僕のMP上限が、増えている・・・。



 以前はどうだっただろうか?

 一昨日、遥君と来た時は・・・。

 能力値の変化にだけ目がいっていて!MPまでは見ていなかった!


 でも、Lv3になった時は、全て確認したはずだ。

 異常は見られなかった。

 なのに、あれからMPが20も上がっている。


 魔法を使い続けるとMPが上がるなんて、聞いた事もないし。

 Lv1になってから、筋トレなんかで能力値を上げたなんて話も聞かない。


 ならば、能力値の上がるアイテムを、僕が口にしたって事だ。

 ダンジョンで、僕が口にしてきた物なんて、おにぎり、お茶、水に・・・、ライチだ。




 ・・・ウサギさん、あれは、ライチじゃなかったんですか?

 見た目も、味だってライチでしたよね。


 2つ目の、能力値アップアイテム。

 能力値がほんの僅かに、恒久的に上がる。食用アイテム。

 時価:億単位。1億弱〜10億くらい。



 僕は調子が良いと、やらかすんだ・・・。

 運が良過ぎると、不安になるんだ。


 億単位のお金が、僕の胃の中に・・・。

 それも・・・、2度も。



 ・・・やらかした!!

いや〜♪

やらかす前振りを、やっと回収出来ました。

私は満足です!


美女のお側にいられる幸運と、このやらかし。あなたならどっちが良いですか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
手塚治虫の『ジャングル大帝レオ』の最後で、ヒゲオヤジを活かす為に己の肉と皮を剥ぎ取らせたレオと、泣きながら剥ぎ取り、食って、皮にくるまったヒゲオヤジ。 あの場面を思い出した。
強くなりゃいくらでも稼げるだろうし投資だ
わかってて食ってると思ってたw 殺して、食べて、自分の血肉にする 青ウサギの弔いだと思ってたw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ