1話
ダンジョンものを読んでいたら書いてみたくなりました。
設定も適当で、ご都合主義なので適当に流して頂けるとありがたいです。
今日も目覚ましに叩き起こされ、寝ぼけ眼で制服に着替える。自分の部屋から降りて行くと。
「おはよう幸太、急がないと学校に遅れるわよ。」
「・・・おはよう、分かってるって。」
僕は相変わらずの、目玉焼きとお味噌汁の朝ごはんをお腹に詰め込んで家を出る。
「行ってきます!」
目玉焼きにかけるのが、醤油かソースかそれ以外かの違いはあれど、まあ、大体毎日こんな感じだ。
ちなみに僕は醤油派だ、たまに間違えてソースをかけてしまうと、朝からテンションだだ下がりだ。
家は醤油とソースの容れ物が、同じなのがいけないと思うんだよね!
今日は気分を変えて塩コショウで食べてみた、ちょっと味気ないけど、悪くない。
こんな日もある、何しろ。
今日行けば、晴れて中学卒業だ!!
高校には受かっているので、後は中学を卒業すれば、ダンジョンに入る事が出来る!
僕は、その事に胸を踊らせる。
ダンジョンが出来たのは、今から5年前の、1月1日の午前0時だと言われている。
ちょうどその日に、世界中で順番にモンスターが溢れた。
それから毎年、この日のこの時間に、世界各地でダンジョンが発生している。
当初、世界はパニックに陥った。
未確認生物が、謎の入り口からゾロゾロと出て来るんだから無理もない。
それらの生物が友好的ならばいざ知らず、その全てが敵対的で好戦的なモンスターばかりだった。
その日、世界中で1000人以上の死者が出た、重軽傷者は万を超えるほどだ。最初に出来たダンジョンは10箇所だと言われている、それでこの被害だ。
各国はすぐさま、これらの生物を害獣として駆除する事を決定した。
もちろん、サンプル用に研究機関に持ち込む事は、何処の国でもやっている。
凄まじいのは、二次被害だった。
ダンジョンの発生に、終末期予言主義者どもがその本性を表したんだ。
どうせ死ぬんだから、ヤリたい事をやっちゃえって連中が、好き勝手に暴れ出したんだ。
地震や津波で崩壊した所に、銀行強盗や窃盗犯が現れる事態と同じだ、実際に日本でもそういう事が起こった。それが世界規模で繰り広げられて、被害者は1億人とも2億人とも言われる規模で世界各地に広まった。
落ち着きを取り戻した今も、その傷跡は癒えていない。
国連は、これらの生物を『モンスター』と呼称、そして穴もしくは入り口を『ダンジョン』と呼称する事を決定した。
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