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再会
僕らは彼女のマンションの前で落ち合うこ
とになった。
アオイはまだあのマンションに住んでいた。
今日は休日なので、昼頃起きたらしい。
目覚めると、携帯に非通知の着信が何件も
入っていた。
もしやと思い、アオイは僕の最後のコール
で電話を取った。
両親とはあれ以来、疎遠になってるそうだ。
認めてもらえるまで、僕は何度でもアオイ
の両親に会いに行こうと思った。
愛があれば、どんな困難も二人で乗り越え
て行ける。
駐車場を出ると僕は少し遠回りして、駅前
の花屋で赤い薔薇の花束を買った。
交差点を左折すると、アオイがマンション
前の歩道に出て満面の笑みで僕を待ってた。
彼女は白いデニムパンツにブルーのサマー
シャツ、スポーツサンダルを履いている。
相変わらずボーイッシュで愛らしい。
僕は照れたように笑いながら花束を持って
車を降りた。
そして何も言わずに彼女を強く抱きしめた。
彼女も体を震わせながら、僕を抱きしめた。
もう何があっても、僕は二度とアオイを離
さない。
完