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幻想奇譚

躑躅=ツツジ/てきちょく

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

ツツジの漢字表記がタイトルです。

でも、意味的にはもう一つ。


もうすぐ大型連休で御座います。何時もは風の向くまま、賽子の出目のままに旅に出ております。しかしだからこそ、無駄に過ごさない様に計画を立てとう御座います。さて……如何致しましょうか……。脳裏で考えて、考えて、また沢山考えて、それでも結構、お馴染みの場所に顔を出してしまうのです。

時を巻き戻しまして、そうなる前の帰り道。夜遅くに帰宅したある一時の甘いお話。


大型連休の追い込み、という事で夜分に帰宅した時の事。空には白金の三日月と一番星が輝いておりました。公転を繰り返しているせいか、この間見上げた時と全く異なる浮かぶ月。夜空を見上げて見回して、漸く発見したのを覚えております。

お月様が惑う様に位置を変えるのは、まるで今の私のようです。休日の予定を決めかねて、ふらり、ぶらり。本当は惑っているのは地球(こちら)の方なのに、そう錯覚してしまうのも含めて。

さて、どう致しましょうか……。神社にも、水族館にも、プラネタリウムにも、それから、それから、あぁそうです、演奏会も。勿論、今上げたもの以外にも沢山。迷ってしまいますね。

そんな明日から始まる大型連休に胸を踊らせ、夜道を歩いていた時の事です。鼻孔をとろかす程の強烈な甘い香り。芳醇で、それでいて執拗くない蜜の香り。ふと小首を傾げて辺りを見回すと、花弁の大群が此方を見詰めておりました。

躑躅(ツツジ)の群生で御座います。思わず立ち止まって鼻を近付けると、あぁ……やっぱり躑躅の香りで御座います。この様に、蝶々を誘う様な甘い香りを放つのですね……。思い返すのは、飆靡様の元を訪れた時の事、花束のような躑躅の群生。あの時は遠目から拝見していたせいか、気が付く事はありませんでした。

灯台もと暗し。という言葉がある様に、どうにも近くにあるものに目が向かないのです。えぇ、こんなにも近くにありますのに。

あぁ……そう言えば、躑躅(ツツジ)とは躑躅(てきちょく)とも読まれるのですよね。躑躅について無知であったが故に、辞書を引いたらその様に出て参りました。何でも躑躅(てきちょく)の意味は足踏みする、立ち止まる。という意味があるそうで……。

ふふふ。お月様も、躑躅も、今の私のよう。惑って、立ち止まって、ずぅっと足踏み。えぇ、ですから先ずは紙に書き留める事から始めましょう。今見える全てに感謝を。


オマケ 渡ちゃんのGWやりたい事リスト

・神社巡り 主に五箇所?

・プラネタリウムと水族館。庭園や近隣の博物館

・博物館二箇所。そして美術館

・美味しいもの沢山!! (つけ麺、拉麺、混ぜ蕎麦)

・下町の喫茶店巡り

etc……。

月という目標は見えているのに、あえて惑い続ける。

目的地は動かない。動いてるのは渡の心情。

でもそれにさえ気が付かない。

贅沢な悩み事です(*'ヮ'*)


ツツジって漢字、立ち止まる、足踏みする。という意味があるそうで。


※本当、色んな意味で!! バベル!!


全く真逆の惑星をぶつけて見る事にしました。ゆーらゆら。

考え続けて膠着状態、でも頭の中ではゆらゆらり。

関係の無い事の共通点を『気合いで』見つけるのが得意です。


渡、なんだかんだ全部行きそうですね。

だって、目的地は動きませんから。

動いて揺らぐのは何時だってこちら側。

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