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遭難から始まる国造り 魔法が使えるのは私たちだけ? 遭難して言葉も通じないけど何とかなりそう 120話保証  作者: ぐわじん
4章 ニバン国国王

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04-18 対ライト王国01

 ニバンはライトを除く四か国に使者を送った。内容はライト王国がケンに対して度重なる暗殺を試みたこと、疫病を故意に拡散したこと、避難した国民を保護したのに謝礼を支払うどころか、逆に損害賠償を要求したこと、この無礼な態度に激しく抗議し、適切な謝罪がない場合は対抗処置を取るというものだ。


 最近関係が改善しつつあるオオキナウエーノとヒダリオークに対しては、ライトに侵攻しても軍を派兵しないように協力を求めた。交渉は不成立となったが、継続的に使者を行き来させる事は承諾した。


 その間ケンはライト王国に近い国境の街ナーリタに向かった。速度優先にしたため、少ない護衛とソララが同行している。ナーリタの外には一万人の難民が暮らしていた。


 避難民が暮らしている避難所の直ぐ近くで、ケンと自治組織の長であるオーサとの会談が行われた。


「この方がこの国の国王であるケン・サンフラワー様だ」


「頭を上げよ。そして椅子に座ってくれ」

 ケンからの指示に恐縮しつつも席についた。発言を許可されたので半年に及ぶ支援について感謝を伝える。


「困っているときに手を差し伸べるのは当然の事さ。ただ、ライト国やライト国王はそう思っていないようで。あなた達を返還するように求めてきた。感謝もなく、返還しなければ賠償しろとまで言ってきている」


「ははー」

 オーサはなんと返してよいか分からず、ただ(かしこ)まるだけであった。


「この人数を半年間無償で食べさせるに大金貨三十六枚かかったのにだ。自分たちは切り捨てたくせに、問題が解決したら今度は返せだと。ああ、オーサ達に罪はないから安心してほしい」


「は、はい」


「自分たちの国に帰りたいなら帰っていただいて良い。また私の国に住みたいなら街を作るから、そこに住んでもらっても良い。好きな方を選んでいい。

 国に帰っても家や資産は無くなっているだろうし、税金が払えなければ借金奴隷になったりするんじゃないのか? ニバンで生活するなら、二年間は無税とするし半年間食料を支援しよう。当然その間に生活が出来るように自身たちで働いてもらうけど。

 あと先日の疫病だけど完全には収まっていない。またいずれ同様の感染が起きると考えている。ニバンには症状を緩和する薬があるけどライトには無いから、次同じ疫病が蔓延しても今度は受け入れないからね。どうするかは明日の正午までに決めてくれ」


「え? 明日の正午までですか」


「ライトが返還しないと賠償金を払えと言っているんだ。ただでさえ大金を使っているのに、これ以上お金を支払う事なんて無理だ。本当なら気持ちの整理をつけるための時間を設けてあげたいが、ライトが許さないし、そうなったら戦争になるかもしれない。

 戦争なんてしたくないし、ライトとの関係を悪化させたくないから仕方なく明日の正午で支援を打ち切る。帰りたい人はそのまま国に帰って欲しい。この場に留まることは許さない。判断がつけられないなら帰るしかない。

 ニバンに残りたい住みたいというのであれば、あなた達が住める街を用意しよう」


「早急に検討して対応します」


 オーサは急ぎ避難所に戻り、他の自治会のメンバーに今回の件を説明した。


「急すぎる」


「体の不自由な者もいるし、もうしばらくいさせてもらえないか」


「国に帰れるのか?」


「でも帰ったって、生活出来ないかも」


「次感染したら、命は助からないかも知れない」


「しかし、ライトは酷いじゃないか。俺たちを切り捨てたくせに。返還を急かすなんて」


「そうだそうだ! ケン様は自国民でも無いのに半年もの間支援してくれて。食料だけでなく医薬品やポーションだって提供してくれたのに。ライトの王様なんて搾取するだけで何もしてくれなかったじゃないか」


「しかし、明日の正午なんて短すぎるよ。結局ケン様も切り捨てたんじゃないのか?」


「馬鹿かお前は! ライトが返還を急かしていると言ってだだろ! 返さないと賠償金を払う必要が出るし、戦争になるかも知れないから返すしかないんだよ」


「ここで私たちだけで話しても仕方がない。ニバンへの交渉は難しいので、避難所にいる皆にこの件を話し、各自で判断してもらうしかない。ただ、ケン様のご厚意は忘れずに伝えるように」

 避難所全体にこの件は伝えられ不満は数多く噴出した。しかし、原因はライト側にあることも伝わり、ケンに対する不満はほとんど出なかった。


 翌日半数が自国に帰還し半数がニバンに残った。先日まで戦争をしていた国に残るのは不安だったり、自国には知り合いがいること、死ぬなら故郷が良いなど、さまざま理由で帰還していった。


 そしてニバンに残ると決めた人たちは、ケン達の案内によって二日かけて開拓地に向かった。小さい子供や老人は馬車で運ぶことで遅延なく移動することが出来た。

 開拓地に着くとケンは魔法で木を伐採して物凄い速度で森を切り開いていった。


「木が一瞬で無くなった!」

「地面に穴が! え 塞がった!」

 皆、初めて見る魔法に驚愕していた。そして街道から川のそばまで伐採した後は、その周辺一帯を伐採していった。ある程度の広さが確保出来たら、そこには三階建ての集合住宅をいくつも建てた。

 翌日は更に伐採し畑用のスペースも確保し土も耕した。文官を残して、農業の指導やこの国のルールなどを説明させる。開拓が進んでいない地域に千人程度の街を作っていった。

全然伸びないよー。他の人の目に触れる機会が少ないみたい。

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