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遭難から始まる国造り 魔法が使えるのは私たちだけ? 遭難して言葉も通じないけど何とかなりそう 120話保証  作者: ぐわじん
2章 新大陸

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02-42 商売18

 一年程経過し、最初のころに伐採した木材を加工して販売出来るようになった。木材の加工はダル、シュンレイ、ザンギが担当している。領主の紹介で街の衛兵に四本金貨一枚で販売したが、他には売る伝手が無く大量の木材が在庫のまま保管しているため農地の拡大が進まなかった。


 宿屋はスラム街から保護した子供達を主に運用され、子供達にも給与が支払われるようになった。小さい子供は宿屋やカートリッジ作成に従事し、収入にも余裕が出来たのでガイ達の給与もアップした。更にスラム街の子供十人保護している。


 色々な噂話がありそれに備えて拡張したが、どこからも誰からも攻められることはなかった。

 宿の周りは更に伐採されて視界がより一層確保され、入り口はつり橋になり、空堀はより深く広くした後に水堀となった。石壁は高さを五mから二十mまで高くし、出し狭間が作成されて壁をよじ登るのは難しくなった。宿屋とは思えない、どこから見ても砦であった。


  :

  :


「せっかく乾燥出来たのに木材が全然売れない。他の街で需要があるところを知らないか?」


「家具や楽器など加工用の木材は計画的に購入しているからな。そこに割り込むのは難しいだろ。他の街かあ、原木は運搬が面倒だからな。普通は街の近くの森から伐るだろ。運搬の手間を考えなければ、鉱山の街なら木はいつでも不足しているから売れると思うけど割に合わないぞ。木炭の形にすれば多少は運びやすいかも知れん」

 ケンが懇意にしている商人に相談した結果、鉱山の街であれば需要があるとの情報を得た。カマータから二百キロほど西に進んだ街コウーフ、銅と銀、金、亜鉛、鉛を扱っている。


 行ってみない事には判断がつかないので、ケン達は一度コウーフに向かうことにした。木炭も作れないことは無いが、時間が掛かること作業に失敗するリスクがあることから、木炭作りは行わないことにした。代わりに持ち運び時に困らない程度に切断した薪のような状態で持っていく。途中の街で情報収集すると、木炭や木材は需要があるとのことだった。


「なんで、あちこちに石の山が積んであるんだ?」

 もうしばらく進めばコウーフに着くが、ケンは石の山があちこちに野積みされているのが気になった。近づいてみるとそれがミスリル鉱石であった。


「なんでミスリル鉱石やミスリルがこんな場所に山積みになっているんだ? 盗難にあうだろ」


「みんな良い人で盗みをする人がいなんじゃない?」


「そんな訳あるか」

 ケンはアリスの発言に対してつっこみした後、一つ鉱石を拾っておく。流石に大量に持っていくことはリスクを考えた結果出来なかった。街道にも所々ミスリル鉱石が原石のまま使われており、雑な扱いに驚きを隠せなかった。


「おかしいだろ! 道にミスリル鉱石を使うとか! 勿体ないアホか!」

 ケンの常識では考えられない状況に思わずつっ込みを入れてしまう。しばらくつっ込みしながら歩いているとコウーフに到着した。宿屋の酒場で情報収集を行う。


「まあ見ての通り露天掘りだな。それと昔は木を伐りすぎたんで計画的に育てて伐採している。最近は石炭を他から持ち込んで燃やしている工房もあるが、輸送コストが掛かるから普及はしてないな。結果この辺でインゴット加工する量は減って、今じゃや鉱石のまま運び出すことの方が多いな。薪なら炭焼きに持っていけば買ってもらえると思うぞ。木材はかつかつだからな。

 ん? 厄介物(ミスリル鉱石)が落ちてた? ああゴミだからな、加工出来ないんだよそれ。鉄よりも高い温度にすれば溶けるかも知れないが、その温度まで持っていくことが出来ないんだろう。

 街道がガタガタになったときに良くそれで埋めているな。好きなだけ持って行っていいと思うぞ。心配なら鍛冶ギルドに聞いてみたらどうだ?」

 コウーフの周囲は禿山といくつかの大きな穴があった。木が生える土のある山では、木が綺麗に並んでおり、人の手が入っていることが分かる。ケン達は翌朝アドバイスに従って炭焼きを訪ねた。


「なんで薪にしとるんじゃ勿体ないアホか! こっちはコクタン、これはレッドサンダーにマホガニーじゃないか。端材を薪にするならまだしも一本丸々薪にするとかまったく。普通の薪の値段しか払えんぞ。こっちのマツ、マツは炭に適しているからマツを主に持ってこい。長さはちょっと長いから一mで良い。

 さて値段だが一束十本か。マツは大銅貨四枚、他は大銅貨二枚でどうだ?」


「カマータから売りに来たんですよ。そんなんじゃ定期的に売れないです。

 マツは銀貨一枚、他は大銅貨五枚で」


「そんなに遠いんじゃ、大してこっちに持ってこれないだろ。何度か取引してから値段はあげてやるよ。まずは大銅貨五枚と大銅貨三枚」


「全部売ってもそれじゃ赤字になっちまう。大銅貨八枚と大銅貨四枚で頼む」


「それじゃ俺らの利益が出ねぇ。大銅貨六枚と大銅貨三枚で」


「実は一度に持ってこれなくて、近くにこの倍あるんだが、まとめて他で売るかな」


「分かった。全部持ってこい。大銅貨七枚と大銅貨四枚で良いだろ。限界だ」


「売った。助かるよ」

 ケンは持ってきた丸太十二本分の薪を金貨三枚強で販売出来た。細工用に適している木材も、売り先が無いため仕方なく持ってきたが、指摘されると勿体なく感じ、これ以上は売らないようにしようと思った。次は鍛冶ギルドを訪ねる。


「厄介者(ミスリル鉱石)? あんなのどうすんだい? 野積みしているのは幾らでも持っていてくれ。ゴミを捨てる場所も苦労してんだ。ただ崩れないように注意しろよ」

 鍛冶ギルドでミスリル鉱石について相談した結果、やはりゴミ扱いだった。ミスリルを加工するには魔力が必要なため、魔法が使えない獣人にとってはただのゴミでしかなかった。

 約二千トン(縦約44m*横約45m*高さ約1mの石の山)ほどのミスリル鉱石を持って帰った。すぐにでも往復をして鉱石を大量に持ち帰りたかったが、大量のミスリル原石を置く場所の確保と、マツを切断する時間や魔道具を作成などの他の作業時間も必要であった。

 最終的に二か月以上かけて五往復し約一万四千トンのミスリル鉱石を持ち帰った。ミスリル鉱石からとれるミスリルの量は含有率によって異なるが、およそ六割強と言われている。今回持ち帰った物の中には既に他の成分が抽出されて、ほぼミスリルだけのものもあり、平均すると七割を超えるくらい純度が高かった。

出し狭間 壁の上に出っ張った個所を作って、壁から上に上がるとき邪魔だし、下に向けて穴が開いていてそこから下に向けて攻撃出来るらしい。


一立方m(縦横高さが1m)の水は1000リットル=1000kg、つまり1トンです。

100トンは、水だとしたら高さ1mの1立方mが100個ある、10m*10m*1mの水で100トンだよ。


空間収納の制限は、体積、種類、数、重さ、だろうか。うーん。

16歳の1話のころなら、40ftコンテナ2個分 135.2立方メートルも無いと思う。

20歳の今なら、大木を三十本は一度に格納してほしいから。40ftコンテナ約70個分。

約4700立方メートル(4700トンまでは行けそうな気がする。軽くても体積が多かったら埋まっちゃう)

縦約68m*横約68m*高さ約1mくらい持てるかなぁ。JRの車両約19から20車両分くらい?

多きすぎるような気もするけど。魔力使い放題だから成長したのかも。

人それぞれ成長速度違うし、ケンはすっごいポテンシャルを持っているんだろうな。

成長限界も人によって違うし、もしかしたら、これ以上伸びないかもしれないしな。

伸びるスピードが下がるかも知れないしな。

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