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遭難から始まる国造り 魔法が使えるのは私たちだけ? 遭難して言葉も通じないけど何とかなりそう 120話保証  作者: ぐわじん
2章 新大陸

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02-41 商売17

 宿屋から少し離れた場所に鍛冶場を作った。ここでリルが武器や道具を作成する。しかし、鉄のインゴットは伝手が必要であった。完成品を溶かすのは勿体ないため、なんとか伝手を作ろうと知り合いに声を掛ける。幸いにも魔道具を優先して販売している商人経由で入手出来た。リルが作った武器は宿屋の従業員の武装や生活に利用される。


 鍛冶場の隣にガラス用の窯も作成した。一個ずつ手作業でガラス瓶を作る。材料となる珪砂はケンが魔法で作り出した。ケンは新たに珪砂が作れるようになっていた。ガラス瓶作りは今のところソララだけだが、将来的にはスラム街の子供達にも覚えてもらおうと考えていた。

 ガラス瓶が出来たのでソララはポーション作りを再開、原材料のいくつかは森の中で採集している。足らない部分はカマータで購入した。

 ソララが作る効果が高い中級ポーションは、品質にばらつきが出ているため、数を作って熟練度をあげるしかない。出来たポーションは戦闘訓練で怪我をした人に使ってもらっている。打ち身やちょっとした切り傷程度に利用する。


 ケンは農作業や魔道具作成以外に新たな研究を開始していた。ゴムの活用である。木の樹液が固まって弾力のあるボールのようなものを発見していた。ケンは、これは初代国王が探していたゴムの木だと推測していた。ただ、初代国王がこの木をどのように活用する気だったのかまでは知らなかったため、今のところおもちゃ程度の活用方法しか思いつかなかった。とはいえ、そればかりを考えている訳にもいかないので、少し後回しにしている。


 ベガ一味が持っていた金や資材は、全てケンが所有することになった。現金だけで約金貨三十枚にもなった。犯罪者が持っている物は、基本倒した人が全部奪って良い。その代わりに報奨金が出ることは少ない。今回はベガという強者であったため金貨七枚を褒美として領主からもらっている。見通しを良くするために木を七十本伐採したので、そのまま右から左に納税で消えてしまった。

 また伐採した木が大量に残っており、そのため畑に利用出来る場所が少ない。これ以上伐採しても木の活用方法が無いと税金でお金がどんどん消えてしまう。お金を更に稼ぐ必要があった。

 当初、スラム街から来た小さな子供たち向けの仕事がなかったが、魔道具のカートリッジ作成を担当してもらうことにした。最後に魔石を入れて蓋を閉める程度であったが、仕事を多少割り振ることが出来た。


「ケン、わたしももっと手伝いたい」

 サラはとても器用で頭も良かった。そこでサラに魔道回路の作り方を説明し、専用の筆が必要なもののカートリッジの回路を問題なく作成出来るようになった。最終的にカートリッジの作業はケンの手から離れ、供給量も増えて商人からも喜ばれた。

 ただ想定以上に魔石を使い始めたので、一年後くらいには原料となる魔石が不足しそうな感じがするので、魔石の買取を大々的にすることにした。


「命の石の買取だって? これで大銅貨一枚。こっちだと銀貨一枚か。ちょっと安すぎるな。俺たちが集める時にそれくらいの価格にしないと数なんてそろわないぞ。大銅貨五枚、銀貨二枚にならないか?」


「分かった。とりあえず金貨一枚分まで頼む。先に金貨を預けとくよ」

 ケンは魔道具の取引先商人達に魔石の購入を依頼した。狩猟で良く倒す一mサイズのイノシシやゴブリンで小さい魔石、オークや鹿など少し大きな生き物だと大きな魔石となる。もっと小さい生き物からは、極小の魔石が取れるが、そちらは一kg大銅貨三枚で買い取りとした。こちらの大陸では魔石は基本ゴミになるものなので、それが売り物になるのは喜ばれた。

 大銅貨五枚で購入したものが、少し加工しただけで大銀貨一枚になるので、ぼろ儲けである。ケンはカートリッジの供給量と消費量を増やしたいと考えた。


 新しく魔道オーブンの販売を開始した。特徴は一定の温度を簡単に維持出来るので料理の幅が増えることにある。金貨一枚で調理レシピを三つつける。クッキーとスポンジケーキ、イノシシ肉のローストである。

 既存のオーブンでは温度管理が難しいため、温度を一定にし続ける機能は革新的であった。ただ照明の魔道具と異なり、必要性は少なく売り上げはいまいちだった。燃費が照明の魔道具と比較して高いところも売り上げが上がらない要因の一つであった。


 次に作ったのは水を作り出す魔道具である。一つ大銀貨五枚で最低百リットル、問題なければ百五十リットルは作れる見込み。カートリッジも大銀貨一枚で済むので、普通に水売りから一杯分の水を買うよりも若干高い程度で済む。街と街を移動する商人には喜ばれた。小隊が大きければ大きいほど、携帯する水や食料も増えるため、水を減らしてその分別の荷物を運ぶことが出来た。

金貨かあ、金も銀も貴重だとは思う。

きっと各国に少なからず、金や銀が取れるところがあるんだろうなあ。

それくらいじゃないと金貨が流通しないだろうし。

あんまり多すぎると、価値が下がりそうだな。

商売の話は、第三章のあとに追加で書いたんだけど、

金の価値が異なるから、その辺も見直しが必要だな。

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