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遭難から始まる国造り 魔法が使えるのは私たちだけ? 遭難して言葉も通じないけど何とかなりそう 120話保証  作者: ぐわじん
2章 新大陸

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02-18 ソララ

『ケン。これで計算合ってる?』

 ソララはケンの家のリビングに設置された大きな黒板に書かれた計算問題を解き終わり、ケンに答え合わせを求めた。


『うん、うん。合ってる。全問正解。凄いね。もう二桁の掛け算、割り算は完璧だね』


『えへへ』

 ソララは正解と分かり、嬉しそうに笑った。


『ケン。魚!』

 ミケケは小さな自分用の黒板に魚の絵を描いて、ケンに見せつける。


『ミケケ上手に描けたね』

 ケンはミケケの頭をやさしく撫でると、ミケケは嬉しそうに目を細めながら笑う。


『私も出来たわ。ケン』

 ファーファも黒板に書かれた足し算と引き算の問題を解いて、ケンを下から覗き込む。


『ファーファも凄いね。全問正解だ』

 ファーファが頭を差し出してきたので、ケンは頭を撫でてあげる。ファーファもニコニコと笑い、そして気持ちよさそうな顔になってくる。下げてた頭を上げてきたので、ケンは手を下顎あたりに持っていき撫で始めると、ファーファは更に気持ちよくなってケンの手に顎や首筋をこすり付けていく。


『ファーファだけずるい。ミケケも!』

 ケンはもう一方の手でミケケの首筋あたりをこすってあげると、ミケケも気持ちよさそうにケンの手にこすり付けてくる。


『ケン。作物の資料読んで良い?』


『いいよ。みんなのために書いたのだから、ぜひ読んで』

 ソララは二人の様子を気にすることもなく、知識の習得に熱心だった。ソララやファーファは、虎系獣人の中では勉強に興味があり、頭も良い方だった。特にソララは勉強が好きなようで、ケン達から色々な知識を教わることに喜びを感じており、遊ぶ時間よりも勉強を頑張っていた。


『ソララは優秀だから、将来税金の計算や畑の管理なんかをするのかな』

 ケンは優秀であることを褒めようと思っての発言だったが、ソララは顔を曇らせた。


『多分。無理だと思う』


『優秀だし、きっと村長達だって分かってくれると思うけどな』


『いや、私は別の村に嫁ぐことが決まっているから。多分虎系獣人として狩りや力仕事に就くと思う』


『あっ…、あ、うん、そっか』

 ケンは咄嗟に言葉が出ず、会話が続けられなかった。そのようなしきたりがあるという事を理解していなかったのだ。


『ソララはどこか行っちゃうの?』

 ミケケが泣きそうな顔になり、ソララの体にしがみついた。


『行かないよ。エイ』

 ソララがミケケをくすぐると、だんだんとミケケは楽しくなってソララに反撃を加える。


『やったなー。コチョコチョ』

 ミケケの反撃にソララは体をよじらせる。


『わたしもー』

 ファーファも参加して、ミケケの脇をくすぐると、ミケケは地面に倒れて笑い転げる。そんなミケケに容赦なくファーファはくすぐりを継続する。すかさずソララはファーファの脇腹をくすぐると体をよじって避けようとする。ケンは気まずい気持ちが薄れて、その様子を見て思わず笑みがこぼれていた。



 その晩、食堂の営業が終わった後、ケンはアリスとリルにソララの話をしていた。


「ソララって結婚先決まってたんだ。若いのにね」

 アリスは意外と感じていた。


「タヌムス(村長の息子)に聞いてみたんだけど、血が濃くならないようにするために、長女は他の村に嫁ぐんだってさ。税金の支払い時に、適齢期の人が居ればお嫁さんの嫁ぎ先や募集を合わせて相談してるんだって」


「まあ、そんなものなのかもね。私の親も見合い結婚だったし。お父さんの同僚も見合い結婚が多かったな」

 リルは親や親の同僚の話をしたが、ケン達の故郷ではお見合い結婚する割合はそれなりに多かった。ある程度の年齢で未婚、または交際している異性がいない場合、結婚相手を紹介してくる人が多かった。

 そもそも結婚しない人の方が少ない、結婚して子供を作るのが当たり前の世界であった。結婚していない事が恥ずかしいという感覚さえある。

 ケン達の国は食料供給が安定しており、人口を増やすことが是とされていた。戦争や事故、病気などで親を亡くす子供は一定数いるが、ある程度の町の規模であれば孤児院があり、そこで面倒を見てもらえる。規模が小さい村であっても、村全体で子供を支援していた。また田舎だと娯楽も少ないので、何がとは言わないが、子供は多くなる傾向だった。



 リルがお風呂に向かったので、リビングにはケンとアリスだけになった。


「でもソララには期待してたんだけどな。万が一俺が倒れた時に畑を維持してくれるって。それにこの村を離れるときにも後継者の一人となるんじゃないかってね」


「この村を離れるの?」


「うーん、直ぐにではないけど離れるな。ここじゃお金が稼げないしね。もっと経験を積んである程度お金が溜まったら、もっと人が沢山いる場所を目指す。

 どうやらこの周辺の国含めて魔法を使える人は居ないみたいだし、都市部でも魔素不足には成らなそう。そしてお金が稼げたら孤児院を作って子供を育てたいし、宗教も熱心じゃないみたいだからポンポ様の教えを広めるのもいいかもなあ」


「それに国を興すんでしょ。大陸統一だっけ?」


「あー大陸統一も夢だけど、そもそも帰り方が分からないしなぁ。統一するよりも前に自分の国が無いとね。仮にこの大陸を統一するのも厳しそうだな。虎系獣人族の強さ凄いし、武器を持ったアリスでも勝てないだろあれは。普通の人間と同数の獣人がまともに戦ったら物凄い被害が出そうだし、厳しいかもなぁ」


「ケンには魔法があるじゃない。それに武器だってリルが修行すればもっと立派なものが手に入るだろうし、色々な魔道具だって作れるんだから、総合力でケンが勝つわ」


「なんでお前の方が自信あるんだよ。でもありがとうなアリス」

 嬉しくなったケンはアリスの頬にキスをした。そしてさらに言葉を続ける。


「でも、そもそも国を一から興すのは流石に無理だと思う。国を追われた姫とかが居れば、まだ何とか?」


「ええー? また妻が増えるの? まぁ国を興すためなら正妻の座はお姫様にお譲り致しますよ」


「いやいや正妻はアリスだよ」

 ケンはアリスにちゅっちゅとキスをする。ケンが憧れている初代国王は国を奪われたお姫様と一緒に国を取り返し、結婚して新たな国の建国を宣言した。その時初代国王には奥さんがおり、その奥さんが正室のままであった。そんなこともあり、今のところ夢物語の国興しや正妻の件は深く考えずに条件反射で話しているケンであった。

PCのマザーボードが死んで、PC内にあった小説のネタがみれなくなったんだよね。

2-14を書く前あたりの頃(2024年2月?)だけど。

バックアップ取っておけば良かった。

細かい背景や設定が思い出せない。

世界観とか、細かい背景が無いと書き難いのですが、

良い機会と思うようにしよう。

なので、適当に書こう、そうしよう。


11年くらい、故障した部品を複数回取り換えながら、使ってたんだけど仕方がない。

すでに三か月以上、新PCを買おうと悩んでいるんだけど、結局買ってないなあ。

とある会社のCPUに不具合があるとか記事になっているんだけど、

結局どの型式で、どんな使い方したら影響があるのか良くわからない。

数か月買わないでいて不具合について知れたのは良かったけど、

より一層買うのに躊躇するようになった。

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