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遭難から始まる国造り 魔法が使えるのは私たちだけ? 遭難して言葉も通じないけど何とかなりそう 120話保証  作者: ぐわじん
2章 新大陸

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02-13 アリスとリル

 アリスは自身の成長速度がケンとリルと比較すると遅いと感じていた。ケンは農業や魔道具の開発、自身の魔力向上につなげるための訓練、リルは水を毎日魔力が切れるまで出し切ることで、だんだんと出せる水の量が増えてきている。水は飲むのにも畑仕事にも家事にも役立つ。火を出すのも色々と役立つ場面が多い。

 アリスは農作業や筋トレは行っているが農作業は村の住人が力仕事を手伝ってくれるし、魔法については怪我をする人も少なく、明かりを照らすのは周りに迷惑になるだろうし、いざという時に治癒が使えないと危険であるため、魔力を温存する必要がある。二人と比較するとどうしても一段劣る気がして気持ちが落ち込んでいた。



「アリス。何か悩んでいることがあるのか?」

 ケンは台所へ来たアリスに話しかける。二人は十四年以上一緒に生活しており、最近様子がおかしいため心配をしていた。


「あ…うん、わかっちゃうよね…、あのね…」

 アリスは自身の考えを正直にケンに伝えた。最後まで聞いた後、ケンが口を開く。


「いつもありがとう。アリスが魔力を残してくれているから、俺たちは力を出し切って自身が成長できる機会を得た。気が回らなくてごめん。俺も回復魔法多少使えるし、回復ポーションだってある。だから今度から交互に魔力を使い切ろう」


「ありがとう。私も頑張る。ただ怪我をする機会が無いから治癒魔法を使う機会が無いし、光魔法も照らし過ぎたら迷惑になっちゃうから。どうやって経験を積んだら良いのかな」

 ケンとアリスは、魔法の特訓方法を一緒に考えていく。アリスは久しぶりにケンを独占する時間が出来た事がうれしくもあり、やる気がどんどんと湧き出てきた。


 :

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 リルは夜中にトイレに行きたくなり目が覚めた。ベッドから降りたところでアリスが居ないことに気が付いた。しかしまだ寝ぼけていたため、あまり気にもせずトイレに向かい、トイレの戸を開けて洋式トイレの便座に座ったところで、アリスがトイレにも居ないことに気が付いた。


「(あれ? アリスはどこにいるんだろう? 台所かしら? あれ、風呂場から声が聞こえる。こんな時間にお風呂?)」

 段々と目が覚めてきたリル、聞き耳を立てると確かに声が聞こえる。何を話しているのか気になってより集中して聞き耳を立てる。


「ねぇ、怖いんだけど」


「お前が誘ったんだろ? やるぞ」

 間違いない、ケンとアリスの声だ。こんな時間に風呂場で二人で何をしているのか、物凄く気になり、更に集中して顔を壁に貼り付ける。


「だって初めてだし、血が出るよね? どうしよう」


「そりゃさしたら血ぐらいでるだろ」


「(え? 初めて? 血? 挿す? ナニナニナニナニナニ! 一体何をしているの? もしかしてアレ? うそうそうそうそ)」

 リルは心の中で焦った、しかし年頃の女の子でもある。ドキドキしながらも続きを聞きたいと思って、再度壁に張り付く。


「やるぞ! 覚悟決めろ」


「うん! 優しくしてね」


「(うああああーーー! きたーーー!! アリスがケンに気があるのは分かってたけど大胆だなぁ、でも出遅れちゃった。こんな事なら先に手を出せば良かったかな?)」


「痛っ!」


「(あわわわ。やっぱり痛いんだ。)」


「治癒。治ったな? じゃあまたさすぞ」

 

「(えええええ!??? どういう状況?? 最初を経験したのに、わざわざ治してまた挿すの? え? え? え? なになんなの?)」


「痛っ! やっぱり痛いね」


「大袈裟だな。普段もっとこれ以上の傷を負ってるだろう。今度は自分で治せよ。そしたらまたさすから。ちゃっちゃとやっちゃおう」


「(えええ?? 自分で治療させるの? そしてまた挿すの? そういう趣味なの? これが当たり前なの? それとも二人が特殊なの? 全然分からない! 大人の世界って複雑!!!)」

 壁と同化するくらいに張り付きながら、一言も聞き逃さない気持ちで聞き耳を立てる。


「じゃあ今度はケンがさされる番ね」


「(ケンが挿されるの? 何をどこに挿すの? えええ? どういうプレイなの?)」


「痛っ」


「(挿されたーーー! 何を、何をどこに挿されたの!?!?)」


「治癒。治ったね。じゃ刺すね」


「(うわああーー。やばいーー。全然想像できない。いや想像は出来るんだけど、理解が追い付かない。やっぱお尻だよね? うわ。そんな趣味があったのか、私もそんな事することになっちゃう? いやーどうしよう。でも、ちょっとくらいなら…何事も経験だよね、そうっ、経験が大事なんだから)」

 リルは顔が真っ赤になり、湯気が出るくらいに上気していた。鼻から息をフンムッスと吐き、それでも壁から離れずずっと聞き耳は立て続ける。


 風呂場では治癒魔法の練習のため、お互いの手のひらを千枚通しのような細い針で刺しては治癒魔法を行う訓練を実施していた。


 :

 :


「「おはよう」」


「おおおお、おはよう。あはっえへへ」

 ケンとアリスが居る台所に、リルが入ってきて朝の挨拶をした。


「顔真っ赤、大丈夫?」「風邪か? 風邪薬を作ろうか?」


「だっ大丈夫。大丈夫だから!」

 ケンとアリスの関係を意識してしまい、テンパってしまったリルであった。顔を手のひらでパタパタとしている姿をケンとアリスは心配そうに見ている。


「風邪なら座薬の方が効き目が良いし、座薬作ろうか?」


「座薬! ううん大丈夫! 本当に風邪じゃないから! (ああでも、これも経験しといた方が良いのかな?)」

 さらに顔を真っ赤にするリルであった。

エロいシーンを書くのは好きじゃないんだけど、今後必要だから書くだろう。

くどい表現はしないつもりなんでそこは安心?してね。(多分)


魔法は使えば使うほど熟練度が溜まっていくよ。

人ごとに個人差があるから、100回魔法唱えても成長度は人それぞれ。

誰がどれくらい鍛えられているかは一般的には確認する手段は無いです。

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