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魔王裁判  作者: ワンワールド
初裁判
2/29

お前たちは選ばれた

「薬草はいらんかね~。とっても、とっても効く回復薬だよ」黒い森の近くの町で行商人の男の声が響いていた。

 「お客さん。回復薬いらない」

 「いらないわ」声を掛けるが、中年の女性客に断られる。行商人の恰好かっこうがあまりにも怪しかった。汚い麦わら帽子に、灰色の半袖と茶色の長ズボンを穿いていた。足元には、穴が開いた布の靴が黒ずんでいた。

 「どう。お兄さん。とっておきの回復薬あるよ。あっちの方も元気が出るよ」目の前を通る若い男性にすり寄る。

 「うるせえ」大きな声で若い男性客は行商人を払いのけた。

 「すみません」平謝りをする行商人。

 「ふん」その場から若い男性客が去った。

 「魔物の毒と痺れにも効果がある回復だよ。買いません」品の良さそうな杖を持った紳士に声を掛ける。

 「君。本当に魔物の毒を打消し、麻痺にも効く体力回復薬なのかい」品物に興味を見せる紳士に行商人は、たたみ掛けるように薬草を説明する。

 「そうなんです。これは黒い森の奥で発見された新種なんです。誰にも言わないでください」

 「なるほど。新種。もらうよ。受けっとってくれるか」紳士は懐に手を入れた。行商人はやっと売れたと安堵したが、懐からでたものは意外なものだった。

 「あれ。紙」字がいっぱい書いてある四角い名刺だった。

 「いい見本が手に入った。ありがとう」立ち去ろうとする紳士を行商人は止めた。

 「待ってください。お金払ってください」

 「お金?名刺見た」杖で名刺を指した。行商人は名刺を見る。

”冒険者協会薬学部門主任”と名前が書かれているだけだ。名刺を見たが疑問が解けないので尋ねた。

 「名刺とお金を払わないことに関係あるんですか」怪しい行商人から離れたい紳士は早口で話す。

 「私は薬学部門で働いている。新薬の開発をしている。で、君の薬草だ。新薬の研究対象になったわけ。名誉だろ」理解はしたが名誉よりお金がほしかった。

 「お金は」

 「分からん奴だな。これでもくらえ」杖を掲げて行商人に振り下ろした。

 「・・・・・・・う・・」紳士は去ってしまった。なぜ自分がこんな目に合わないといけないのか、行商人は落ち込んでいた。命いっぱいに心を奮い立たせて行商人は声を出し続けた。

 「回復薬入りませんか」さきほどの光景を見ていた町の人は行商人を避けた。

 行商人の心は寒かった。心の寒さが体に移りだした。ほっぺたが冷たい。鼻の先も冷たい。白い粒が降ってきた。行商人は上を向いた。

 「雪か」冷え込みが一層深まり雪もたくさん降り出した。行商人は何度もお客さんに声を掛けるが誰も薬草を買ってくれなかった。

 「寒い。クソ~。私は何をしている」雪が積もり出し、人の足も減ってきた。暗黒が広まり、街頭に灯がともった。

 「もう客もいない。帰るか」トボトボと行商人は歩き出した。歩くたびに靴の穴から雪が入る。雪が入るたびに靴を脱ぎ雪をかきだした。

 「ああ~」靴を行商人は投げ捨てた。足はみるみる赤から紫に成って歩いていた。

 ある家の前で行商人は立ち止まった。

 「トントン」ドアを行商が叩いた。

 「すみません。親方。戸を開けてもらえませんか」小声で声を掛けた。行商人の体力は限界が近かった。ドアの鍵が開く音がして、ゆっくり開いた。

 「なんだ。お前か。どうした。売ってきたのか」不機嫌に聞く太った中年の男が立っていた。

 「親方。すみません。薬草が売れませんでした」すがるように、親方の足に抱き着く行商人。親方は抱き着かれていた足をすぐに払いのけた。

 「売れてない。一つも」凄い形相で睨みつけた。 

 「はい」弱弱しく行商人は倒れた。そのまま気絶してしまった。行商人は気絶中悪夢を見ていた。

 「おい。お前の店ではこんな商品を扱うのか。金返せ」

 「どうして私が金を払う。騙された人間が悪い」多くの人影が行商人を責めたてては消えた。安心した行商人に向けて声が聞こえてくる。

 「判決。和解しなさい」大きな人影が現れ、消える。

 「はっはっはっ」二人の影が笑っている。

 「和解だ。和解。そうです和解しましょうか」腕を大きく振って行商人は影を払った。

 「このやろ、お前らのせいで。勇者」影は消えた。今度は音が聞こえてきた。

 「チャリン」変な音が聞こえてくる。少しずつ音が大きくなってきた。行商人はそこで目を開けた。木の天井が見えた。変な音がまだ続いている。

 「う~ん。親方」上半身だけ起き上った。

 目の前には大きな背中の男が、椅子に座っていた。

 「起きたか」椅子に座っていたのは親方だった。親方はこちらを振り向いた隙間から金色に輝くものが見えた。

 「親方それは何ですか」少し目をこすりながら質問した。行商人はまだ目の前がぼやけていた。

 「チャリン」変な音がまた聞こえてきた。

 「ふふふ。いいだろ。見たことあるかこの数」椅子の向きを変えて親方は座った。目の焦点が合った行商人は机の上を見た。そこにはたくさんの金貨があった。

 「金貨じゃないですか!」あれだけ疲れていた行商人の疲れが吹っ飛んだ。

 「いいな。その顔。分かるぜ」ほくそ笑む親方は見せびらかすと、椅子を机の方角に戻して金貨を数え始めた。行商人は気になって性がない。

 「どうやって手に入れたのですか。薬草がこんなに売れるわけがない。もしかして強盗したんじゃないでしょうね」いきなり大金が現れたので行商人は親方を疑った。

 「ばかやろ~。そんな悪いことするかよ。もっとまともなことだ。なんせお前が稼いでくれた。薬草売るのは下手だけど、よくやった」さっぱり意味が分からない行商人。金貨を数える音が止んだ。

 「きっちりあるな」親方が机をたたいて立った。

 「そうでしょ」低音の声が部屋に響いた。

行商人の後ろから聞こえてきた。驚き上半身だけ振り向いた。

 「誰だ」黒いマントに黒いハットを被った男がいた。天井にハットが付きそうになっていた。男はゆっくりと親方に近づいた。

 「契約成立ですか」手を差し出した。男の行動はどれもゆっくりしていた。それが行商人の不安をあおった。親方は男の手をしっかり握った。

 「売った」この言葉で、行商人の心臓はヤバイと判断した。心臓の鼓動が早くなっていく。思わず立ち上がろうとする行商人。立てない。汗が行商人の額から流れ出す。起き上ろうとしても立てない。体を見ても拘束器具は着いていない。

 「親方これはどういうことですか」尋ねることしかできない行商人は、親方に怒りをぶつけた。

 「ふふふ・・・はっはっはっ。動けないだろ。お前には痺れ薬を打っといたからな」

 「いい加減にしろ」殴ろうと行商人は上半身を必死に振った。誰にもあたらず、空振りするばかりだった。

 「意外だったな。お前が。薬草より高く売れるとはな」親方が行商人の前に顔を近づけ、自分を殴れと手で頬をたたく。

 「このやろ~」行商人は思い切り拳を振りぬいた。親方はあっさりかわした。

 「おっと。あぶない。あぶない。効き目が薄れてくる前にこいつを早く引き取ってくれ」足で行商人の太ももを親方は軽く蹴った。

 「分かりました」すんなりと行商人の体を持ち上げ、右肩に抱えて男は親方の家を後にした。抵抗を試みるが、男は行商人をがっちり掴んで離さない。

 「あばれるな」無駄だと行商人は悟り抵抗を諦めた。

 「そうだ。おとなしくしていろ。これからいいとこに連れて行ってやる」不気味な声が行商人の耳に流れた。そのメロディーを聞くと行商人の意識が飛んでいく。首元に雪がリズムよく振りそそぎ、行商人は意識を無くした。男は雪が降る暗い街に行商人を抱えて消えて行った。

 

 雪が降らない南国。エメラルドグリーン色の海。別名を緑青りょくせいの海。大勢の観光客がバカンスを過ごしていた。海の近くにはリゾート地が発展した緑青の町が栄えている。華やかな歓楽街に似つかわしくない寂びれた酒場があった。

 「マスター。もっときつい酒ないの」たちの悪い男が酒場のマスターに絡んでいた。リゾート地にはありがちな場面だった。

 「お客さん。もう飲むのやめたら。体に障るよ」体を気遣ってマスターは酒をやめさせようとした。

 「うるさい。酒場は酒を出せ。ちょっとぐらいいだろうが」ぐでんぐでんな、たちの悪い男は椅子から転げ落ちた。

 「おいマスター。椅子が悪いぞ。いや椅子だけじゃない。店も悪いぞ。このぼろマスター!」事実この酒場は木造の建物でいろんなとこが痛んでいた。椅子を立ってようと、たちの悪い男は何回も試すがうまくいかない。

 「店が悪いなら他に行ってください。もっと綺麗な店を紹介しますよ」店の悪口を言われてマスターは退去してほしかった。たちの悪い客とカウンター越しの会話で疲れてもいた。

 「もうおちゃめなのに~。本気にしちゃだめ。店最高」笑って椅子に座るたちの悪い男は、マスターの機嫌を取った。

 「仕方ないですね。じゃあ一杯だけで終わりですよ」棚に飾ってある酒のボトルをマスターは取り出した。グラスにお酒を半分だけ注ぎ込んだ。

 「おっ。わかってる~」酒を一気に飲み干し、たちの悪い男はグラスを叩きつけた。

 「うまい。もう一杯」懲りずに酒を求めてきた。

 「最後と言ったはずです」断固とした態度をマスターはとった。

 「そうか。もう出ないのか。残念だ」勘定を払って帰ろうとする。たちの悪い男に声を掛ける大きな男が両肩を抑えた。

 「まあ。座れ」たちの悪い男の横の椅子に大きな男が座った。全身黒ずくめのマントにハットを被っていた。

 「マスターこいつに酒をくれるか。俺が金を出す」ものすごい数の金貨をカウンターの上に置いた。

 「了解しました。酒をどうぞ。何杯でも飲んでください」ものすごい数の金貨がマスターの気持ちを動かした。酒を手際よく作るマスター。たちの悪い男が手招きして待っている。酒ができるとたちの悪い男はグラスを持ち上げて、大きな男に頭を下げた。

 「じゃあ。いただきます」一杯目を飲むような勢いで飲んだ。マスターもこの酒豪ぶりには脱帽した。

 「よく飲むな」低音で大きな男が呟き、たちの悪い男を見つめている。

 「そうですよね。どうして大量に飲むんですか」少しだけ興味を持ったマスターがたちの悪い男に質問した。

 「ふん。・・・・くす」手で鼻と目頭を軽くこすった。たちの悪い男は涙と鼻水が流れてきた。少量の雨が、スコールに変わった。

 「うえ~ん。ごっほ。すん」咳き込みながらスコールは台風になっていた。

 「ばかやろ~。俺をすてるな!」台風が吹っ飛んだ。マスターはたちの悪い男の地雷を踏んでしまった。かなり後悔した。

 「すみません。言わなくていいです」早く切り上げようとした。

 「マスター。聞いてくれよ。俺を捨てるんだよ。簡単にママは。あんないじわるされたら出ていきたくなるけど、一緒に旅にいけばいいじゃん。金が少し入ったらポイ、ポイと捨てちゃうんだ俺を。う~~マスター」言ってることを察知したマスターは慰める。

 「まあまあまあ」

 「まま!」

 「ママ~」慰めるつもりのマスターの言葉を聞き間違えて、たちの悪い男はよけいに泣いた。

 「ふふふ」存在を消していた大きな男のマントからギターが出てきた。

 「悲しい時に聞くいい曲がありますよ」

 「お願いします」すがる思いでマスターは頼み込んだ。大きな男はギターを構え、絃を弾いた。悲しい音が流れ出し、もっと泣くかと思われた、たちの悪い男は落ちついてきた。酒場に響く旋律が穏やかな曲調に変わる。マスターは眠ってしまった。たちの悪い男も目蓋が重たくなってくる。

 「寝なさい。いい夢を・・・」不気味な声が響くと旋律が聞こえなくなった。夢の世界にたちの悪い男は飛ばされた。

 「どうして私がいじわるされるの。ねえパパ」詰め寄って責めたてる女がぼやけて浮かんできた。

 「すまない。あんな訴訟起こすべきじゃなかった。お前にこんなに迷惑をかけて、どう誤ればいいことか。そうだ、いじわるする住人を訴えるか」

 「懲りてないのね。訴えたから今があるのよ」泣きながら女は、たちの悪い男に反論した。

 「泣き寝入りするきか。俺は嫌だね」反論を反論し、正論を言ってしまった。

 「もう~嫌。付いていけない」怒りが頂点に達して女は荷造りをし始めた。

 「おい。荷物まとめてどうしたの」ちゃめっけに聞くたちの悪い男を無視して女は荷造りを終わらせた。荷物を持ち、たちの悪い男に女は強烈な言葉を吐き捨てる。

 「これ以上はやっていけません。あんたの身勝手さにはついていけない。実家に帰らせてもらいます」家を出ようとする女の荷物を捕まえてたちの悪い男は離さない。

 「離してよ」女は必死にたちの悪い男の手を払うが、女の荷物を離そうとしない。

 「待ってくれ。話そう、もうちょっとだけ」

 「話すことはありません」なかなか離そうとしないので女は荷物を置いた。

 「しょうがないわね。はっきりいっとくけど。私好きな人ができたの」

 「なんだよそれ」

 「あなたへの愛情は今ないのよ。そうぜろなの」

 「零。1割もないのか」

 「ないわ。零よ。増えることはないは。永遠に。減ることはあっても」

 「うそだろ」立ち去ろうとする女が荷物を持つ。たちの悪い男はまた止めに入ろうとする。

 「あなた!動かない!動いたら減るわよ」未練が残るたちの悪い男は動けなかった。女は出て行った。

 「おわった」崩れ落ちるたちの悪い男は石になった。

 「忘れもの。忘れ物」女が戻ってきた。石になっていたたちの悪い男の魔法が解けた。

 「もしかして。戻って来てくれたのか」

 「違うわ」はっきり言われた。

 「じゃあ。どうして」

 「ああ~これこれ」紫の風呂敷包みを見つけ女はつかんだ。

 「おいそれって」慌てふためくたちの悪い男の額から汗が大量に噴出した。

 「そうよ。私たちの愛の結晶よ」

 「やめてくれ。ママも失って、愛の結晶まで持っていかれたら俺、死んじまう」

 「大丈夫。あなたは強いわ。裁判するくらいね」これが決まり手となり女は旅立った。

 「ああ。和解金が慰謝料かよ」頭を抱え倒れ込むたちの悪い男が暗闇に飲み込まれ、暗闇の世界にいた。永遠に続くと思われたが、一点に閃光が走り。光が広がっていった。

 「意識が戻ってるんじゃないか」声が頭に響いてきた。音が大きくなってきた。いろんな音が聞こえてきた。目を開けたら別世界にいた。

 「起きやがった」子鬼の魔物がたくさん目の前に現れた。

 「うおっ。えっ、えっ。なにこれ。夢」現実なのか、夢なのか、たちの悪い男は混乱して腰が落ちて起き上れなかった。

 「大臣様に知らせてこい」指示を出す青い子鬼が赤い子鬼を指さす。指された赤い子鬼が去った。数分後走って戻ってきた。赤い子鬼が青い子鬼に耳打ちする。

 「そうか。こちらにつれてこい」いきなり立たされるたちの悪い男。両脇に子鬼の魔物が取り囲む。

 「どこに連れて行く気だ」牢獄のような鉄格子があった部屋から、たちの悪い男は出された。全てねずみ色のレンガ造りの建物。そこを歩いていることだけは分かった。大きな扉を子鬼五人で押して開けた。部屋を見た瞬間たちの悪い男は違和感を感じた。前にも似たような部屋を見たことがあった気がしたからだ。

 「早く入れ」

 「はい。さっさと歩け」背中を小突かれ前に歩き出した。

 「そこに座れ」子鬼に何度も指示する六つ目の魔物。黒いマントを羽織りどす黒い気配を放っていた。部屋と一緒で、六つ目の魔物の服装も見たことがあった。たちの悪い男は無理やり石の椅子に座らされた。石の椅子と石の机が左右に二組対称で並んでいた。もう一つ遠くの椅子に、人形が置かれていた。たちの悪い男は人形の気持ち悪さで吐きそうになった。

 「もう一人を呼べ」腕組みをした六つ目の魔物が子鬼に指示を飛ばした。

 「へい。用意出来ています。中に入れろ」行商人の男が子鬼に連れてこられた。

 「「お前」」

同時にお互いを発見した二人の男は、言葉が一致して出た。お互いを見て顔が固まった。タッチの差でたちの悪い男の顔が解けた。あとから行商人の顔も戻った。

 「あんたも連れてこられたのか」顔が治るのとは逆で、今度は行商人の男の反応が早く言葉が出た。

 「おい。どうした」治ったはずの顔がまた固まるたちの悪い男。驚きながら言葉を返した。

 「後ろ」指で示した方向に黒ずくめの大きな男がいた。

 「うわ~」のけぞる行商人の男が叫んでしまう。

 「だまれ」怒号を六つ目の魔物が放った。部屋にいた全員が耳を塞ぐほどだ。このあと二人の男は、恐怖で言葉を交わすことができなかった。黒ずくめの大きな男について二人の男は話したかった。黒ずくめの存在が気になっていたがおとなしく二人の男は椅子に座っていた。

 「よし揃ったな」突然二人の男の横に三つ目があるカラスが飛んで現れた。六つ目の魔物が揃ったというと、子鬼と黒ずめは部屋の外に消えていった。

 

「これから魔王裁判を開廷する」


「栄えある第一回の裁判にお前たちは選ばれた。ありがたく思え。よきくず友」両手を掲げ、高々に六つ目の魔物は吠えていた。


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