何かが乗り移った
嫌な不安感を感じていた後藤日夜子。友人たちと話していてもその不安感は拭えない。その不安が当たったように自室のベランダから鉢植えを落としてしまう。下を覗くと女の人が倒れている。自分が殺したのだ。犯行がバレるのではないかと恐怖するが、日夜子は冷静に事件に対処していた、はずだった。一週間ぶりに学校へ行こうと決めた朝までは。
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