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カインドラ  作者: 深緑蒼水
神々のファンファーレ:神校篇

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19:集う神人

こんばんは、深緑です。

過去編では、あとがきにてキャラクター達の成績表を書いてみます。

小ネタ程度で楽しんでもらえると嬉しいです。

『神々のファンファーレ【19:集う神人】』


―ワヤワヤ!!!ガヤガヤ!!!―

昼休み中、多くの神人達が午後からの話題で盛り上がっていた。

そして昼休みが終わろうとしている今、追い打ちをかけるように、話の声量が大きくなってきた。


(ガラハハ)「(そろそろ決めないとな。正直力一択だが、先生があぁ言ってたし、他の所に行くぞ。"蒼の竜:心"。"白の狼:友情"。"黒の獅:知識"。相手の考えが分かれば、あいつに勝てる…。よし、行くか。)」


ガラハハはジルベストの言葉を受け、他のクラスに行くことにした。

戦闘に関わりそうなものを選んで。


――蒼の竜――

蒼の竜へと行き、席に座ったガラハハ。

心を知ることで戦闘に役立つのではと、蒼の竜を選んだ。


(???)「お前、力の開示で相手に撃ったそうだな。」


隣の席の神人に話しかけられた。


(???)「ん…。もしかして、光ってたやつ?ピカァーって。」


前の席の神人が、話に乗ってきた。


(ガラハハ)「お前達は誰だ?」


水を基調とした者と、自然溢れる見た目の者。


(アリオネ・クオリ)「私は"アリオネ"。お前達の話は広まっているぞ。"見えぬ攻撃"、"星へと至る明かり"。」

(ドッキーノ)「私"ドッキーノ"。よろしくね。」


ガラハハは蒼の竜にて、

ドッキーノといずれ海の神となるアリオネと出会った。

話し相手が出来たことで、仮に蒼の竜にしてもやっていけるだろう。


――白の狼(友情)――

白の狼へと行き、席に座ったグラン。

自身と同じ強大な夢をもつ者と友情を紡ぎ、自身を更に強くする。

そのために、白の狼を選んだ。


(???)「あなた、光の子?」

(???)「彼は違うよ。それは僕ね。」


輝く見た目の二人が、話しかけてきた。


(グラン)「火だ。私は星に続く、明かりになりたい。」

(???)「"原初の神"を超える気なのかい?」


"原初の神々"。何世代も続くガルツハーツの教育。

その原点たる者達を、そう呼ぶ。

原始こそ強大であり、神人が複数相手でも相手にならないだろう。


(グラン)「あぁ。そのために、強大な夢をもつ者と交流をしたくてな。ライバルは互いを強くする。中間では関わってくる者がいなかったからこそ、自分で動いている。」

(アマノ・ユメ)「確かに、注目されると近付かれにくいよね。私"ユメ"。そうだな、夢は…。"死後の世界"を創ること、かな。」


アマノ・ユメ。明確な理想をもった、グランの求める者。


(ルマノ)「僕は"ルマノ"。正直、夢はまだないよ。ただ君といれば、何か見つけられそうだ。」


ルマノ。理想はないが、やる気がある。彼もまた、グランの求める者。


(グラン)「私もお前達と関わることで、新たなことを発見できそうだ。」


グランはこの時、友情の重要さに惹かれた。

注目される存在は理想として掲げられ、それに触れるべきではないと、神聖化されてしまう。彼もまた何ら変わらない、交流を求める者だというのに。


――黒の獅(知識)――

黒の獅へと行き、席に着いたクラマド。

クラマドは知識を求め、黒の獅へとやってきた。


(???)「あなたは何か、創りたいものある?」


一人の子が、話しかけてきた。


(クラマド)「技だ。"理を超える力"を創ってみたい。」


それは将来、"魔法"となり、あらゆる命を狩り尽くす悪の力となる。

ただこの時のクラマドは単に、強くなるために言っていた。

この時はまだ、悪の力も心もない。


(???)「他は?力や眷属。」

(クラマド)「多少だがある。ただ今は、自身を磨くことだ。それに満足したら、創造物育成に触れてもいいだろう。」


クラマドが話終わると、その子は少し笑った。消してバカにした訳ではない。


(メイ)「私は"メイ"。"運命通りだよ"。あなたが言った発言全て。」


メイは運命を見通し、実験をしている。


(クラマド)「運命を見れるのか?証拠は?」


クラマドは利用されたのなら、相手を利用する。

メイは教室を見渡し、ある神人を指した。


(メイ)「寝てる子、いるでしょ?あの子が先生に叩かれるわ。」


―スタッ…。スタッ…。―

教師の足音が近付いてくる。


(クラマド)「なにで叩かれる?」


クラマドは思った。

既に日常として機能していれば、教師に叩かれるのは運命を見なくても予想できるのではと。


(クラマド)「(ならば私が叩く…。)」


ーガラッ…!―

教師が扉を開けると同時に、彼女の後頭部に軽い刺激が入った。


(ベロニカ)「うっ…。いた…。」


頭を少し触り、起きた。


(クラマド)「予言は嘘のようだな。」


―スッ…。―

メイは無言で、紙を差し出した。


〜"叩くのはあなた。一つの考えにハマると、急に視野が狭くなるわね。"〜


(クラマド)「(ッ…。メイ…。覚えたぞ…。)」


クラマドに話しかけてから、紙を書いた素振りは何一つなかった。

確かにメイが運命を予見し、事前に書いていたことになる。

そして初めて、クラマドは利用された状態で終わってしまった。

ガラハハに火がついたのなら、クラマドにも火がついたことだろう。


――広場――

授業が終わり、各々帰路に着いていく。

ガルツハーツの入口を入ると、大きな広場がある。

そこから枝分かれするように、様々な場所が分かれている。


(クラマド)「運命か。まるで、"ゴットの大予言"だな。」

(ベロニカ)「"黒い影が宇宙を滅ぼす"ってやつ?」


"ゴット"。彼が書いた大予言は有名だ。

"いつの日か、黒い影が宇宙を滅ぼすと"。

"宇宙消滅"についての話が、詳細に。かつ端的に記されている。


(メイ)「"原初の神である彼"には及ばないわ。それに、あまり好きではないのよ。」


割と楽しんでいるように感じた。


(メイ)「なるべく権能は、抑えていたいわ。必要最低限の運命さえ、見ていればいいもの。」


クラマドに考えがあるのなら、メイにもあるのだろう。

それはベロニカにも言えること。ただベロニカは、よく寝ている。


(クラマド)「そういえばベロニカ。お前の権能はなんだ?」


少し遅く、ベロニカが応えた。


(ベロニカ)「"夢"だよ。夢の中だったら、あなたにも負けない自信があるよ。ただ、色々面倒。相手と自分が寝てないとけないし、知識が多くないと、夢の

中で何も出来ないからさ。」


一通りの会話を終え、解散する。


―ザワザワ…。―

掲示板付近が、何やら騒がしい。


(クラマド)「何か分かるか?メイ。」

(メイ)「誰かのイタズラだと思いたいけど…。」


メイは運命を予見し、騒ぎの原因を突き止めた。

ただイタズラと言うには陰湿で、狂気を感じる。


(クラマド)「この目で確かめる。」


そう言い、クラマドは人混みの中を進んでいった。


(ベロニカ)「待って。私も。」


ベロニカも後を追い、進んでいく。


(ガラハハ)「あそこなら行けそうだぞ。」


かなり先頭までやってきたクラマド達。隣を見ると、ガラハハ達がいる。


(クラマド)「ガラハハ?」

(ドッキーノ)「何かある?」


ドッキーノがガラハハの後ろに。アリオネもいる。そしてガラハハ達は見た。

掲示板にかけられている、狂気の言葉を。


〜"神人を殺す"〜


赤文字で書かれた、明確な意思。



(アリオネ)「これは…。」

(ユメ)「イタズラじゃ済まないよね…。」


ユメは一人で来たようだ。

グランとルマノは早速、二人で夢を探求しているのだろう。


(クラマド)「これを書いた者は、本当にやる気だろうな。赤文字だけでなく、

字が濃い。力を込めて書いたということだ。」


―スタッ…!スタッ…!―

威厳ある強者の足音。次第に掲示板から、人が離れていく。


(ガラハハ)「校長か。」

(ルモンドー)「皆、下がりたまえ。」


ルモンドーの一言で、全員後ろと横にはけた。


(ルモンドー)「気味の悪い赤字…。こちらで調べておく。皆、安全意識で過ごすように。近日"管理局"に協力してもらう。」


そう言い、ルモンドーは紙を取り去っていった。


―ザワザワ…。―

しばらくの間、広場には神人達が残り、それぞれの考察と不安を語り合ってい

た。


(ガラハハ)「何も、起こらないといいが…。」


赤字の貼り紙。何も起こらないことを祈ろう。

ーーー《成績表:グラン》ーーー

ーー「評価観点」ーー

【創造性】創造性は、新たな存在や概念を生み出す力そのものではなく、創造に向き合う姿勢と、その結果に対する責任を含めて評価する。

・創造への関心・意欲:4

・創造の独自性・発想力・構築力:3

・創造物への責任意識:3


【神威性】神威性は、権能の強さだけでなく、その力を自覚し、制御できているかを含めて評価する。

・権能への自覚・ 態度:4

・権能の強さ:5


【精神性】精神性は、内面の成熟度を評価する。

・精神の安定:3

・欲望・感情の制御:4

・他者への尊重:5


【知性】知性は、知識量だけでなく、過去を知り、現在を理解し、未来を思考できるかで評価する。

・知識獲得への意欲:2

・歴史や勉学の理解力:3

・未来の想像力:5


【信頼性】信頼性は、教師だけでなく、学生間による相互評価で評価する。

・他者との協調性:3

・信用の貯蓄度:3


なお、本評価は絶対的な優劣を示すものではなく、時代・世界状況・観測者によって変動する場合がある。それを踏まえ、 評価段階を以下に記載する。


ーー「評価段階」ーー

5:[原初の神]原初の神々と並ぶと判断した場合にのみ記される特別な値。

4:[四大神]狭間の壁は厚く、超えられた者は四大神へと近付く。

3:[狭間]狭間を超えるには、他との差が必要。

2:[眷属級]眷属級を超えられなければ、創造物を生み出すことは困難。

1:[神獣級]神獣と遭遇しないよう注力するか、自身を鍛えよ。


ーー「総評」ーー

神威の質、未来を見据える想像力、他者を尊重する精神性が優れている。

権能の強度は例外的であり、努力を惜しまなければ原初の神々に並び立つ可能性をもつ。

一方で、権能や存在が周囲から神聖化されやすい点には注意を要する。

今の自身にとって大切なものと向き合い続けられるかが、今後の成長を大きく左右させるだろう。

総合点は4。四大神候補とする。

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