表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カインドラ  作者: 深緑蒼水
騎士のソニア

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/82

13 : また逢う日

『騎士のソニア 【13 : また逢う日】』


移動都市を襲った事件。昔のような悲劇が起きることなく、ひとまず解決した。


ースタッ…。スタッ…。ー

ソニア達の元に歩いていく。


(リットリオ)「来たぞ。」

(ソニア)「やったな…!」

(リットリオ)「…。」

(ヤチェリー)「嬉しくないの?」

(リットリオ)「別に。いつかは一人でやるだけだ。生きているか見に来ただけで…。俺はもう行く。…正義の意味は理解しただろう。」

(風花)「何もないのですか?」

(リットリオ)「何もない。」


リットリオはサッパリした態度で行ってしまった。


(ポゼ)「…。」

(ソニア)「生きていてよかったな。」

(ポゼ)「へへ…!」

ーーーーー

(ラキエル)「…。」

(リットリオ)「ネメシスが心配か?」

(ラキエル)「…君か。文句を言いに来たか?」

(リットリオ)「いや、俺だけでは出来なかった。」

(ラキエル)「意外だな。」

(リットリオ)「お前達のことは、ある程度信頼している。だから呼びに行かせた。」

(ラキエル)「信頼を得ているのは、王として嬉しいものだ。」


そんな会話をするが、しばらく沈黙が続いた。二人は分かっていた。

お互いが本題に踏み込めずいることに。


(リットリオ)「"本人からの希望"だ…。」

(ラキエル)「…?」

(リットリオ)「ヒーローリットリオは、"マンティーエルの他人格"だ。」

(ラキエル)「…!!!いつからだ…」

(リットリオ)「親が死んだあの日、犯人達を自身の手で処刑した日。俺が生まれ、奴は後ろに行った。」

(ラキエル)「…そうか。」

(リットリオ)「冷静だな。」

(ラキエル)「内心は違うさ。十数年も昔に消えた家族が、生きていたと言われたらこうなってしまう。どうだ?少し…」

(リットリオ)「それはダメだ。俺は"リットリオ"。奴じゃない。俺がマスクを外しても、顔と声が同じ別人だ。昔の思い出が変わってしまう…。」

(ラキエル)「…。そうか。でも、素直なとこは、君も同じだ。…フフ。」


厳格で高貴なラキエルは、少女であった笑顔でリットリオに微笑んだ。


(ラキエル)「これから君はどうする?ネオの再興に時間がかかるが…。」

(リットリオ)「俺は変わらない。ネオのヒーローであり続ける。」

(ラキエル)「君の選択だ。君が決めるといい。」


ー"リットリオ。君のやりたいように、やるといいよ。"ー


(リットリオ)「(だが、俺の命は長くない…。毎日力を使っていたら、代償が俺を見つけに来ていた…。)」


ー"だからこそ、君のなりたいように…"ー


(リットリオ)「"いつか世界を救う、ヒーロー"に…。」


マンティーエルとラキエルの言葉を聞き、自分の理想や民衆の期待を考えたリットリオ。

過剰な力の行使に、精神は蝕まれており先は長くない。

ーーーーー

(リットリオ)「行くのか?」

(ソニア)「朝には出ていく。俺らの手伝いは、必要ないと思ってな。」

(リットリオ)「そうか。なら、"俺も行く"。」

(皆)「…!!!」


リットリオが選んだ答え。

ヒーローリットリオの加入である。


(風花)「いなくてよいのですか?」

(リットリオ)「外に出て力を得る。力に限りはないからな。ああいう力をもった奴らに、勝てなければいけない。」

(ヤチェリー)「じゃあ決定。」

(ポゼ)「不安はないんだね。」

(リットリオ)「ネメシスの時に強く感じた。俺がいなくとも、守れる者達がいる。だから大丈夫だ。騎士団も、ラキエルもまたな。」

(ソニア)「なら寝よう。朝は早いぞ。」


また新たに、力を求める友が加わった。

五人の旅。次の国で表大陸最後の国となる。


ーブラック・ロワー

(ハザキ)「帰ったぞ。」


ーガコン!!!ー

大容量のタンクが数本。


(オメガ)「電力を入れたタンクです。」

(???)「集まってきたな。」

(ハザキ)「"血は馴染んだか"?」

(ミア)「大変だったけど…。」

(黒鎧の男)「だいぶな…。"電力"、"神の心臓"。」

(???)「気を付けるのだ。神の力は強大である。人が耐えられるものではない。」

(黒鎧の男)「分かっている…。必要なことだ。こうでもしなければ…。」

ーーーーー

満月。星々が光る草原の上。


(ラキエル)「リットリオ。ネオ・ランドは、君の帰還を待っている。我々に流れるのは、天空たる"天の血"。"天ノ神(あまのかみ)"の導きで、また再び会おう。」


朝日を背に、最後である燃える情熱の地へと向かう。

            <"火の国:ルボトス">

"2026/01/23"読みやすくなるよう変更を加えました。流れの改変は行っていません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ