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カインドラ  作者: 深緑蒼水
希望のリットリオ

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8:知たる美

『希望のリットリオ【8:知たる美】』


ーー神校:ガルツハーツーー

リットリオ達が、白人狼:シファを追っていた時。

ルモンドーは、校舎の間に来ていた。

それはかつての戦いで、ウルスペラを封印した場所。

校舎の間には何もなく、ただ草花が生えているだけ。

屯している学生がたまにいるが、今は誰もいない。


(エリゼ)「見た目だけでは、封印の状態は判断できませんね。」


何もない場所の草花を、抜き取る学生はいない。

刈り取ればそこには、円形の陣があるのだが。


(ルモンドー)「砂嵐化は間違いなく、ウルスペラの力。」


レイシャに力を渡している時点で、足元に眠っている者は、目覚めの段階に入っている。

けれど光が溢れるような、分かりやすい予兆は見られない。


(ルモンドー)「関与が出来ている以上封印を…。いや、これは…。」


杖を向け、再封印を試みた。

だが違和感を感じる。

閉めたはずの扉が、開いているような違和感。

自分で展開した封印に、弾かれた。

書き換わっている。


(ルモンドー)「何者かが、解除条件を追加している…。レイシャは封印解除のため、行動しているのだろうか…。」


(エリゼ)「移しますか?それとも書き換えますか?何もしないままでは、解放されてしまいます。」


移植も書き換えも、どれも再封印だ。

根本の解決にはならない。

封印し続けるということは、危険が根を張ってしまう。

いつかその根が災いとなり、実る。

それが今だ。


(全知神:ルモンドー・オルベル)「再封印はしない。"禁忌を解明する"。あの時私だけが、ウルスペラの言葉を理解できた。必ず手がかりになるはずだ。」


禁忌の解明。

目指すは"ウルスペラの殺害"。

あの日ルモンドーにだけ、聞こえた声。

かつて解明できなかった、問いを解く。

"見つけた。概念たる神"。


ーー行事館ーー

白人狼:シファを倒してすぐに聞こえた、隕石のような轟音。

轟音は止んだが、空を割るような飛行音。

鉄同士がぶつかるような音。

行事館を揺らす暴風が、消えたわけではない。


(グンルゥーニ)「超絶近所迷惑なこの音はなんだ!!!」


(リットリオ)「行くぞ!外に出て確かめる!」


リットリオ達は飛び出した。

大きな音で、体が自然と緊迫する。


(ロリータ)「あなた達!私が先に出るわ!!!」


先に走ったリットリオ達より速く、先頭に出たロリータ教授。

本人が言っていたが、確かにすばしっこい。

短い二本の足が、無数に見えるのだから。

行事館から出てすぐ、空を見上げた。

音の正体はすぐに分かったが、あまりに壮大で、思考が止まりかけた。

指差す必要はなく、上を見ればそれがいる。


(黒獅子龍:ノルマイラ)「グオオオオオオオオオオオオ!!!!!」


空を駆ける巨大な龍。特徴的な獅子頭。

巨岩のような目を見開き、地上を見回している。

あの神獣も凶暴化しているのだろうが、暴れ狂う様子は感じない。

ただ全ての歯が見えるほど、不敵な笑みを浮かべている。


(エルロット)「何かを探しているのか…?獲物を見定めているように見えるが…。」


気味の悪さを感じながら、ただ眺めていた。

少しすると体の半分が、ガルツハーツを超えていった。

視界を塞ぐ影も、消えていく。


(マドリネシア)「行った?」


巨大な姿が薄くなっていくと、安堵感が湧き上がった。

何もなしに、終わったのだろうか。


(ブルレーナ)「そうですね。向こうに…。いや、ここではまずい!!!」


行ったと思った神獣が、綺麗に回転した。

ニヤリと笑う顔と、一瞬目が合った。

鳥肌を立たせる、異様な雰囲気。


(ノルマイラ)「ギャオオオオオオオオオオオオ!!!!!」


止んだはずの轟音を連れて、向かってくる。

耳を塞ぎながら姿を見続けるも、軌道は変わっていない。

神獣の体は、行事館に向いている。


(ロリータ)「急いで離れて!!!突撃してくるわ!!!」


耳を塞ぎながら走ると、巻き込まれるのは確実。

かといって、大きな音を聞きたくはない。

だが痛みを味わいたいわけでもない。

仕方なく耳から手を離し、腕を大きく振る。

足は高く上げ、なるべく遠くを目指す。


ードゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!ー

衝撃が伝播する間もなく、屋根は砕け。

壁は粉々に崩れる。

砂埃が雪崩のように押し寄せ、背中を思いっきり押された。

転がりながら身を丸め、耳を押さえる。

静かに、衝撃が広がりきるのを待つ。


(リットリオ)「ッグ…。おい…。無事か…。」


辺りを見るも視界がぼやけ、頭痛が酷い。

追い討ちをかける高音が、頭の中で鳴り続けている。

砂埃が漂う最悪の状況で、最悪の体調を引きずる。

返事がないため、心配だ。


(リットリオ)「そうか…。十分、呑まれているな…。」


巨体が持ち上がり、一帯の砂埃が吹き飛んだ。

汚い咀嚼音を鳴らし、血をボタボタと零している。

壊れた行事館から顔を出し、白人狼:シファを美味しそうに砕いている。

元々食うのが下手なのか、凶暴化の影響なのか。

そんなことを考えている暇は、なさそうだ。


(ブルレーナ)「神々しいはずの"ノルマイラ"…。これでは到底、そうは見えませんね…。」


溢れるような歪さで、動く気が起きない。

見る影もなくなった白人狼:シファが、喉を通っていく。


ーニタァ…!!!ー

食事を終えた、ノルマイラと目が合う。

既に気味の悪い口角が、更に上がった。

赤く染まった、真っ直ぐな歯。

綺麗に生え並ぶ歯から、鋼鉄の臭いが漂う。


(グンルゥーニ)「クソ痛いぜ…。何だ…?また上に行くのか…?」


笑みしか見せないノルマイラの行動は、全く読めない。

巨体がゆっくりと、上空へと浮かんでいく。

涼しい風が、衝撃として吹いた。

痛い頭を冷やすには、丁度いい。


(マドリネシア)「あれ、何してるの…?」


空中に戻ったノルマイラ。

円を描くように、ガルツハーツ上空を飛び始めた。

その姿を追うと、気持ち悪さを感じる。

ずっと目を合わせてくるのだ。


(ロリータ)「あれは好意の目ではないわね。質を見定めるような、下劣な目よ。」


神々しい神獣であるはずの、ノルマイラ。

神々しさは全く感じず、思うのは負の感情のみ。


(???)「君達、戻りたまえ。ロリータ教授もだ。教室が混乱している。」


ふと聞こえた声。

振り返るとそこには、対象的な存在。

知性に満ちた、ローブ姿。


(知恵者:オルスト)「学生達を託したぞ。ノルマイラは私が討つ。」


地面に付きそうな長いローブをなびかせ、行く気だ。

指示通り自分達は、離れたほうがいいのだろう。


(ブルレーナ)「先生!!!」


だが、あの狂気は異質だ。

底の見えない何かを、隠し持っている気がしてならない。


(ロリータ)「あなた達!!!」


後ろから聞こえる、柔らかい怒号。

だが一斉に動いた足を、止めることは出来ない。

きっと人形を操るような手の動きで、支配される。

そうするだけで、教室へと連れ戻せる。

教授達の気持ちは、よく分かる。

でも自分達だって、誰かを守る選択をしたい。


(ブルレーナ)「申し訳ありません教授!!!嫌な予感がするんです!!!」


ブルレーナの背中から細い光が走り、ロリータ教授の胸で止まった。

決して威力のない光。

だがその光が、今は必要だ。


(ロリータ)「(なっ…!?体が勝手に動く…!!!)」


学生達に命じたはずの支配。

それが自身に適応している。

抵抗しようとしても、校舎に吸い込まれていく。


(平等:ブルレーナ)「私達が先生と協力して、ノルマイラを戻します!!!」


オルスト先生が既に浮遊を始めている。

一人で行かせるのはまずい。

凶暴化は優に想像を超えてくる。

正に生物の本能。


(オルスト)「何を…。無謀だぞ…。」


(ブルレーナ)「いいえ!!!知に基づいた選択です!!!権能を使います!浮遊ではなく、空を踏みしめましょう!」


一瞬だ。

地上のガルツハーツが、小さく見える。

本能的に浮遊しようと力を入れたが、足がつく。

何もない、透明の場所で。


(オルスト)「ッチ…。足に力を入れても、割れる気配がない…。ノルマイラと、同じ生態にしたのか…。」


空を埋め尽くすほどの巨体が、猪突猛進で向かってきている。

正面から見ると、よく分かった。

手足は空を掻くものではない。

空を地とし、押し込んでいる。


(ブルレーナ)「ノルマイラは空を飛んでいません!"海神の神獣研究"を見たことがあります!ノルマイラの手足は、空を歩けると!ですから大して、体力を消費していない!彼の体力は、神人百人に匹敵すると言います!それを一人で、倒すつもりですか!?」


ブルレーナはきっと理解できない。

オルストの結論を。


(オルスト)「あぁ。泥試合だろうと学生を巻き込まない、最善の結論。私にとって最も…」


否。

知性は魅力的だが時に、探求者を死へと引きずる。

紙一重の気分屋なのだ。


(ブルレーナ)「いいえ。答えは決して一つではありません。みんなとなら、それが出来ました。」


極地へと至った教師にとって、大半の物事は淡白に感じる。

だがやる気に満ちる学生の目は、かくも美しい。


(オルスト)「ならば共に知を手繰り寄せ、新たな結論を探そう…。若き原石達よ…!」


空を踏みしめ、横一列に並ぶ。

知を失ってしまった獣へと、提示してみせる。


ーーーーー


(オルスト)「突進だ!!!伏せろ!!!」


半々に別れ、勢いよく伏せた。

地面につく感触がない間は、体がすくむ。

上を通るノルマイラは、迫力満点。

体を極限まで低くし、通り過ぎるのを待つ。


(オルスト)「今だ!!!集中砲火!!!」


寝坊した時のように飛び起き、全力の攻撃で狙う。


(グンルゥーニ)「熟成だぜ!!!」


四人横一列で、溜め込んだ力を放つ。

グンルゥー二は大袈裟に体を広げ、オルスト先生は無駄な動きを排除して。

エルロットは普通に構える。

希望たる光と灼熱の火炎が先行し、旋回したノルマイラを呑み込む。


(マドリネシア)「いいよ!!!顔に当たってる!!!」


視界が眩しくて見えないが、どうせ相手の図体はデカい。

数こそ正義。

巨岩たる黄金と鉱石が激突する、大轟音。

これほど大きな音が出れば、ノルマイラの咆哮は聞こえない。


(エルロット)「どうだ…。手応えしかないが…!!!」


息が切れるまで、攻撃を当て続けた。

期待を込めて、一斉に力を抜く。


(ノルマイラ)「グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」


大出力の光と熱を受けても、鱗が焦げる程度。

巨大な鉱石と黄金が当たっても、擦り傷程度。

全く勢いが止まっていない。

何なら速くなっている気がする。


(ブルレーナ)「私に考えがあります!!!ノルマイラの体力を、私と同じにします!!!」


神人百人ほどの、膨大な体力。

少し体力がある、神人一人。


(マドリネシア)「待って!!!それやったらさっきの攻撃を受けるんだよ!?死ぬよ!!!」


(ブルレーナ)「構いません!!!それは相手も同じ!!!皆さん!!!頼みます!!!」


判断は一瞬。

だが痛みは一瞬ではない。


(ノルマイラ)「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」


絶対にひっくり返ることのない巨体が、魚のように跳ね出した。

周囲の目など気にしない、痛みを必死に逃がすための動き。


(ブルレーナ)「ああああああああああああああああああああっ!!!!!!」


理性的なブルレーナからは、想像もつかない姿。

壊れたように暴れ狂い、喉が潰れるほど声を荒らげている。


(マドリネシア)「ブルレーナ!!!」


蒼白のマドリネシアが、真っ赤なブルレーナに駆け寄った。

衝撃な光景に、戸惑っている場合ではない。


(リットリオ)「近付くな!!!危険だぞ!!!」


本能は死から這い上がるためなら、何でもする。

ブルレーナという理性を、容赦なく踏み潰すことだって。


(ブルレーナ)「がああああ!!!ぐぁあ…!!!や、ぁ…。ああああっ!!!」


寄り添いに行ったマドリネシア。

ブルレーナが手を握ろうと、腕を伸ばす。

その瞬間、マドリネシアが押さえられた。

首を閉められ、手足を拘束される。

互いが生きるために寄り添う、一番危険な状況だ。


(オルスト)「私がやる!!!彼女達の付近で待機!!!ノルマイラが止まった瞬間すぐに助けろ!!!」


慎重に杖を向け、呼吸を整える。

ノルマイラへの接近も危険。

あんなに跳ねる巨体に近付いては、踏み潰されかねない。

安全に鎮静化させるには、動きを止める。

杖から小さな鉱石を、一発放った。

衝撃を当てれば活性化する、鉱石生物を。


(オルスト)「無機物は厄介だ。そこに意思がないのだからな。」


刺々しい鉱石の山が、一瞬で出来た。

飛び跳ねた状態で、ノルマイラは固まった。


(オルスト)「今、解き放つ。」


鎮静の力を纏い、優しく触れる。

凶暴化の核がどこかにある。


(オルスト)「これか…。」


確かに感じる、"四角物体"。

取り出すことは出来ないが、無力化は出来そうだ。

あとは鉱石を破壊する。

粉々になった鉱石の、煌めく雨。

それが合図だった。


(グンルゥーニ)「大丈夫か!!!待ってろ!!!俺の出番だ!!!」


手足がぐったりと解け、今すぐにでも溶けて消えそうな表情。


(ブルレーナ)「っ…。はぁ…。ぁ…。っ…。」


(マドリネシア)「っがは…!!!っぐ…!!!」


ボヤける頭と視界で、何とか状況を呑み込む。

死とはこのような感覚なのか。

いや。段々と、熱が抜けていく感覚がする。

首はまだ動かないが、見えるようになってきた。


(ブルレーナ)「グンルゥーニ…。」


胸より少し上に片手を広げ、熱を吸っている。

やっと気付いた。

マドリネシアを、殺そうとしていた事実に。


(グンルゥーニ)「お前だけが急に始めるのはなしだぞ!!!全員が平等だ!!!事前報告くらいしろよな!!!」


怒るグンルゥーニの顔が、急に暗くなった。

眠くはない。

でも視界が暗い。


(リットリオ)「なっ…!!!いや…。」


咄嗟に光線を放とうとした。

でも手を止めた。

不気味な笑顔ではないと、思えたから。


(ノルマイラ)「ゴオオオオオ…。」


九十度に開いた口に、優しく呑まれた。

体が少し強張ったが、歯で包まれただけだった。


(ブルレーナ)「これは…。」


ふと嫌な気持ちがなくなり、疲れも吹き飛んだ。

体を起こし、踊るように空を歩く、ノルマイラの背中を見届ける。

帰路に降る結晶の雨が、眩い光を反射させている。


(エルロット)「見てみろ…。」


何日ぶりだろう。

暗雲が消えており、晴天が見える。

煌めく結晶は、あの日の星と火のようで。

静かに去っていく巨大な龍からは、本来の神々しさを感じた。

逆にそれ以外を、感じる要素がない。


(オルスト)「無事で何より。ノルマイラが、負の感情を喰らったようだな。ノルマイラは本来、物体を食わない。だがあの巨体を維持するには、栄養が必要不可欠。そこで彼は選んだ。進化たる変化の道を。負の感情など誰も欲しがらない。だからこそ争いを避け、確かな位置に君臨した。真美しき、知性の獣。そしてそれは、君も選んだことだ。痛みなど誰も欲しがらない。だが君は覚悟を見せた。進化とは覚悟の道。容易ではない。だからこそ探求者として、君に敬意を。」


空からは少し早く、夕陽が見えた。

そんな早い光に、先生の手が光っている。


(ブルレーナ)「てっきり、怒られるものだと…。」


(オルスト)「いや、ブルレーナ。先程の言葉は、探求者としてだ。今から教師として…」


早く見えていた夕陽が、すっかり地上を照らしている。


(オルスト)「さぁ、自分の手で起こしてあげたまえ。」


ブルレーナが叱られている時間は長かったが、不思議と面白かった。

マドリネシアが空に顔を埋めて、体を震わせているくらいには。


(ブルレーナ)「マドリネシア…。失礼しました…。私の手を握って起こしますから、和解としませんか…?」


顔を埋めたまま、手のひらを見せるだけ。

引けと言っているのだろう。


(ブルレーナ)「えっ…!?」


手を引こうと乗せたら、逆に引っ張られた。

体に巻き付かれ、驚いて権能を解いてしまった。


(マドリネシア)「許さん!!!」


怒り声ではなく、ふにゃふにゃの笑い声。

規模感が到底違うが、これぞ神人のじゃれ合い。

落下したくらいで血などでない。


(オルスト)「味わうといい。ブルレーナ。それこそ若き日でしか経験できない、かけがえのない思い出だ。将来、苦難に見舞われても、君を救いに来てくれるだろう。」


浮かぶ先生の顔は、夕陽でよく見えない。

でも今は、この愛情を堪能していよう。

かけがえのない、友情たる愛情を。

ーーー《成績表:ブルレーナ》ーーー


ーー「評価観点」ーー


【創造性】創造性は、新たな存在や概念を生み出す力そのものではなく、創造に向き合う姿勢と、その結果に対する責任を含めて評価する。

・創造への関心・意欲:5

・創造の独自性・発想力・構築力:3

・創造物への責任意識:5


【神威性】神威性は、権能の強さだけでなく、その力を自覚し、制御できているかを含めて評価する。

・権能への自覚・態度:5

・権能の強さ:3


【精神性】精神性は、内面の成熟度を評価する。

・精神の安定:3

・欲望・感情の制御:3

・他者への尊重:5


【知性】知性は、知識量だけでなく、過去を知り、現在を理解し、未来を思考できるかで評価する。

・知識獲得への意欲:5

・歴史や勉学の理解力:5

・未来の想像力:4


【信頼性】信頼性は、教師だけでなく、学生間による相互評価で評価する。

・他者との協調性:4

・信用の貯蓄度:5


なお、本評価は絶対的な優劣を示すものではなく、時代・世界状況・観測者によって変動する場合がある。それを踏まえ、 評価段階を以下に記載する。


ーー「評価段階」ーー

5:[原初の神]原初の神々と並ぶと判断した場合にのみ記される特別な値。

4:[四大神]狭間の壁は厚く、超えられた者は四大神へと近付く。

3:[狭間]狭間を超えるには、他との差が必要。

2:[眷属級]眷属級を超えられなければ、創造物を生み出すことは困難。

1:[神獣級]神獣と遭遇しないよう注力するか、自身を鍛えよ。


ーー「総評」ーー

決して傾かない平等という力を知性によって、状況を有利に導いている。

だが、痛みをもって並び立とうとする姿勢は、美しくも危うい。

その選択は、自壊する可能性を常にもっている。

知を探求し、未知なる領域へと踏み入れるその姿は、容易く見られるものではない。

総合点は四。四大神候補とする。

平等によって創られる世界は幸福になる一方、危機と隣合わせになる。

その時は傾くことのない、平等の判断が必要となるだろう。

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