表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/62

お読みいただいた皆様へ

「紅華四季恋浪漫譚 蛍夏の章」

 ここまでお付き合いくださった皆さま、本当にありがとうございました。


 本作は

「背中合わせが一番心地よいふたり」

「相棒以上、恋人未満の関係性」

「言葉にしない愛」

 を主題に描いた長編でした。

 結末には賛否あるかもしれません。

 それでも私には、あの二人にはあの終わり方しかないと思えたのです。


 もともと「蛍夏」は、蛍の舞う森で男女が背中合わせに座り、黙ったまま眠りにつく――そんな一枚の情景から生まれました。


 そこに至る二人はどんな死生観を持っていて、どんな過去があるのか。背負っているものは何か。何を求めているのか。そして、黙っていることが心地良い二人の関係性とは、どんなものなのか。


 そんなことをぼんやり考えて考えて、頭の中で組み上げた数年間。

 私の頭の中だけで描かれていたお話を、こうして実際に小説とすることができて、しかも読んでいただくことができて、万感の思いです。


 どうか、この先も火花と玲に、ささやかな幸が訪れますように。

 あなた達は私の処女作の主人公と、胸を張って言うに相応しい。

 ありがとう! いつまでも愛してる!



 さて、勘の良い方はお気づきかもしれませんが――

「紅華四季恋浪漫譚」は四部作です。


 次回作 「紅華四季恋浪漫譚 綻春の章(仮)」 の連載を予定しております。

 物語の主人公は、紅華帝国第二皇子・雅臣と、その婚約者・白藤綾乃へ。


「蛍夏」とは雰囲気を変え、

“素直に言葉にできないふたりの、まっすぐな純愛”

 を描いていきたいと思います。


 主題は、「嘘と忘却に隔てられた、二度目の初恋」。


 ──あの頃、雅臣は何をしていたのか。

 ──彼が抱えていた悩みとは。

 ──魔石とは、いったい何なのか。


 まったく違う空気感の物語になりますが、

 もしよろしければ「綻春」もご覧いただければ嬉しいです。


 皆さまの大切なお時間を、本作に割いていただき、心から感謝申し上げます。

 また次の章で、お会いできますように。


 浅葱ハル 2025.11.28


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
完結おめでとうございます! 火花と玲の関係、非常に良かったです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ