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紅華四季恋浪漫譚 蛍夏の章  作者: 浅葱ハル
第二章 碓氷屋事件
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登場人物・用語紹介

◯登場人物紹介

※この登場人物紹介は第二章までのネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。




・黒宮火花

18歳。紅華帝国の四華族・黒宮家の長女。黒髪に燃えるような紅い瞳。口が悪く激情家だが素直な一面もある。玲の剣の腕を頼りにしているが、彼の態度に苛立ちを隠せない。


・紫苑玲

18歳。滅んだ隣国・紫雲国の王子。紫の瞳を持ち、祖国滅亡の真相を探るため紅華帝国に身を置く。無口だが芯は熱く、火花への感情に戸惑っている。


・凪

皇太子の影として暗躍する青の魔術師。火花と玲を茶化しながら見守っている。皮肉屋だが、諜報と戦闘の腕は群を抜く。


・雅臣

紅華帝国第二皇子。気さくな性格の火花の主。


・拓海

故人。火花の親友。第二皇子暗殺未遂事件を起こし、自刃した。


・藍川維月

四華族・藍川家の一人息子。プライドの高い、嫌味な青年。




◯用語紹介


・紅華帝国

大正浪漫香る、和洋の文化が交わる国。代々紅の魔術を操る皇族と、四華族により支配されている。魔術師は帝国民のごく一部。


・魔術

対応する魔力の色が瞳に宿るとされている。皇族が操る紅、四華族・藍川の操る青のほか、黄・白なども存在する。紅以外の魔力は、稀に平民にも発現する。魔力が無い者の瞳は黒。


・紅の魔術

皇族のみが用いる。炎を自在に操る能力だが、それだけではないようだ。


・青の魔術

水を操る能力。強力な術師になると、他人の精神に干渉することができる。


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