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通り魔はポケットの中 第四章

「さてと」

Dに朝ご飯を食べさせて、しばらくしたあと私達は再びパソコンで

情報収集をしていた。

「被害者は全員21から24歳の女らしいな?つまりはDお前もそのくらいの

歳なのか?」

「ああ、僕は23歳だね被害者の彼女は22僕より1歳年下さ」

「年下が好みなのか?」

「うんそうだよ、なんだか小さくて可愛らしいじゃないか」

こいつ、黙らせていい?

いや、落ち着け

「と言っても、俺にあんな事しようとしたじゃないか」

「え、だって君どう見ても19歳ぐらいじゃないか」

2ヶ月前に18歳を超えたら成人になると法律が変わったらしいが

こんなにも早く適応するやつがいるんだね?

「お前目は確かか?俺は立派な28歳お前より5歳も年上だぞ?」

ちょっと、年齢バラさないでよ!

おっと、先に犯人をバラさなきゃならないんだった。

「君が28!?」

「驚きすぎでしょ、あとあんまり私とかの年齢言わないほうがいいわよ?

 失礼だし」

まあまあ、落ち着けって「!…」

どうしたの?

「これ見ろ!え!?」

「どうしたんですか!?」

スクリーンに写っていた内容それはあまりにも唐突なニュースだった。

「昨夜2時頃、俺等の家の公園の前で連続拷問事件の犯人がナイフによる自殺…」

部屋の窓を素早く開けて、公園の方面を見る

そこには、数人の鑑識と思われる人物と警官が公園を塞いでいた。

「最後の星は自分の死でピリオドを打つとは…卑怯者め」

「クソ!」


「仕事、はじめて失敗しちゃったね、これじゃあ依頼人をタコ殴りにしただけだよ」また、お前は生きる理由を失ってしまうな。

私はまた、あの生活に戻るのか…次の客が来るまで…その前に

今回の依頼を振り返ろう、何がいけなかったか考えよう失敗しないために

早めにあの六芒星に気づけたところまでは良かった。

「あの、邪魔が入っただけだろ?失敗の原因はそれだ、

 まさか自殺するとは思わなかった」

ドン!右手が勝手に動いて机を殴る。

「イッテ!」

「何やってるのよ、まあ私達はこんなに血が滲むような思いして

やったんだし、失敗でも成功のようなもんよ」

…何いってんだ私

「滲む?…にじむ…2時…ちょっと待て!俺等がDを呼んで公園で張り込んだのは何時だ?」

「ん?2時だね」

「犯人が自殺したのは?2時だね…?ちょっと待て!」

「まだ、この事件にはきっと続きがある!」

まさか、犯人は生きている?

「俺等が居るところで自殺なんてできるわけがない」

「つまりは、何かのトリックがあったに違いない」

探そう、まだ依頼は解決しちゃいない

「解き明かそう、ああ!」


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