通り魔はポケットの中 第二章
「さて、どうするか」
Dに朝ご飯を食べてもらってから、2時間が経過していた。
「Dは、一刻も早い仕事を要求している…」
あのあと、Dがご飯を食っている途中いろんな事を聞き出した。
「まずは、夜にしか行動をしないということだな」
もう一つは、被害者は彼の彼女以外にもいてその全員が女だということだ。
「おい、これを見ろ」
彼が映し出したディスプレイには、赤い点がいくつか打ってある
地図が映し出されていた。
これは?
「犯人が今まで、拷問をやってきた事件現場さ、そして…」
ちょっと待って、どうやって事件現場なんて探したの?
彼は聞き耳を持たず次々に、赤い点を直線で繋いでいく。
「ほーら、こいつかなりの変態だ」
そこに映し出されていたのは、あと一点で星が全て繋がり
六芒星が完成する。
「そして、おそらく次に犯人が現れるのは、ここ」
彼が指を指した場所はちょうど私の家の目の前
「よし、今夜からDを呼び出して張り込みをする」
「本当にここに来るんですか?」
六芒星に気づいたあと、すぐに私(彼)はDに連絡を取り
ほんの数秒もしないうちに、OKのメールが来て今に至る。
「いいか、犯人の標的は全員女…つまり俺の出番ってわけだ」
「あなた、女だったんですね」
「あー、まあうん、そうだね〜」
俺には、女らしい行動なんてものはできない
「じゃ、折角の仕事なんだし私が行くか〜」
「いきなり、雰囲気が変わった!」
「シー、夜だってことわすれないでよね?」
私はDの口を塞ぐ。
「じゃ、行ってくるわね…そこで奴がバラバラになるところよーく見てな」
私は、家の前の公園に出る。
「こんな、ところ事件現場には適してないわね」
まあな、あくまでも拷問は楽しみのひとつなんだろう。
そうこう独り言を言っていると、後ろから気配がした。
「ほーら、もう引っ掛かったよ」
私は素早く振り向くと、予想通りハンマーを持った
覆面をした男が、振りかぶる体制で立っていた。
私は、隙だらけの腹回りに正拳突きを食らわせる。
腹をえぐる感触が手に伝わってくる。
「さーてと、もう一発!」
腹をおさえている男のこめかみに右フックを一発いれる。
これで、しばらくは動けないだろう。
「さて、拷問犯の顔を拝ませてもらおうか」
私は、倒れた男の覆面を剥がす。
「…お前は!」
さあ、男は誰なのか!次の章に期待です!
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