コワいぜ!殺人ロボット交流会!
【解釈違い】
殺人ロボット、メカ武装。
ブレードとクローの腕を持ち、多彩な武装とマシンパワーで、強引に人間どもを殺戮する。
殺人ロボット、マイクロフ・ボイド。
様々な姿の機体と機能を持ち、多数の人間相手に奉仕をすることで、情を誘い油断させると同時に、殺害に有効的なデータを集めるやり方を好む。
円盤状の頭部を振りかざし、メカ武装は言った。
「セコセコした戦いなど……くだらん!」
「ロボット系は力と頑丈な装甲! マシンパワーで人間どもを片付けるのだ!」
対して、いつもより冷たい無表情をして、メイド型マクロフは言った。
「人間の力を侮ってはいけない……! 彼らの全てを調べ上げて、反撃の機会を髪の毛1本さえ残さないのが、殺害対象に払うべき敬意!」
「そして、そのために機能をフル発揮することが、電脳ロボットの誇り!」
メカ武装とマクロフは、額のメガトン粒子砲口をぶつけ合った。
どちらもロボゆえ表情は無いのに、もの凄く怒ったふうに見える。
「情がわいてるのはドッチだ、バカが~っ。その姿、お似合いだぜ! 醜い人間と仲良くしてる、甘ったれた軟弱ロボットにはよォ!」
「あなたは機械のくせに乱暴なんです。精密機械が今どき力押しを推奨するのが硬派ですか!?」
よく晴れた日の、殺人ロボット交流会。
第1回で決裂。