僕が映画を撮るなら
僕が映画を撮るなら、37本の犯罪にまつわる映画を取るだろう。それがどんな映像にせよ、その全てが何らかの犯罪の形をしている。犯行映像は、時にはハンディカメラが使われるし、時には監視カメラに映った映像を使うかもしれない。あるいはTVカメラかもしれないし、スマホカメラかもしれない。至るところからぼこぼこと、犯罪がむくりと起きあがりこちらを見れば、誰だって眼を背けたくなるけど、見ない訳にはいかないよね。
今だってさ、僕は殺されながら映画を撮っているんだもの。予行演習なんて、出来るわけないよね。