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彼女と私は双子ではありません

君を手に入れるためなら

作者: 雷ライ

誤字脱字に注意してください。

急展開で進みます。


短めで完全な蛇足です。


そのほかを含めなんでも大丈夫な方のみお読みいただけると嬉しいです。

白雪を初めて見たのは中学2年の冬だった。


その日は塾で模試があり、いろんな中学の生徒が集まっていた。


指定された会場が俺と白雪は一緒だった。


会場で白雪は目立っていた。


真っ黒な髪はショートボブで重い印象あたえることはなく、黒目が大きくクリクリの目にを持ち、愛らしいさが全開の容姿をしていた。


友人も一緒にいたようで1人ではなかったが、模試を受けに来ているにもかかわらず会場にいる全ての人間が目を惹かれていた。



しかし、俺が最も惹かれたのはその笑顔が浮かんでいる顔の目が周囲に一切興味がないということに気づいたからだ。


男女問わず多くの友人に囲まれ、みんなが彼女を見ているにもかかわらず彼女の瞳には誰も映っていなかった。


受験番号のおかげで白雪とは模試を受ける教室も一緒だった。


模試は真面目に受けていたが問題はさほど難しくないので、解き終わると白雪を観察することにした。


彼女は勉強が苦手なようで眉間にしわを寄せたり、口をすぼめたりしながら問題を解いていた。


何にも興味ななさそうなのに模試に真剣に挑む姿にまた興味が湧いた。


その後も模試のたびに探し白雪を観察した。


そのうち名前もわかり、志望校も知ることができた。


教えてくれた白雪の友人によると、白雪は本来頭が良い方ではないのでかなり頑張って勉強しているらしい。


何にも興味がなさそうな彼女が何ため勉強を頑張っているのだろう?



そんな疑問を抱きながら、自分の志望校も白雪と同じところにする。


学校や周りからはもっといいところに行けると言われたが、一度しかない高校生活を謳歌するなら白雪と同じ学校の方が楽しそうだと思う。



県内の中堅校なので特待生枠も取れた。



一応、白雪の第二志望にも応募はしておいた。






春には無事に白雪と同じ高校に入学することができた。



そして入学式で俺は白雪の姉の存在を知る。


藤沢初雪。


白雪が尋常じゃないほどの執着心を彼女に抱いていることはすぐにわかった。


ずっと見ていたのだそれぐらいすぐにわかる。


白雪は高校始まってすぐに次々と男女の人気者たちを自分側に引き入れていった。


初雪が話しかけた相手を完璧に把握して、自分の味方にする。


そうすることで初雪は孤立していった。


姉を孤立させるためだけにやっているのだから相当だ。


白雪が俺を利用しようとしていることは仲良くなる前から知っていた。


他の奴らがどう思っているかわからないが俺は全面的に白雪の味方になることを決めた。


幸い、成績は良いし運動もできる。


実家は金持ちだから手伝いと勉強さえしっかりやればある程度まで金も自由にできる。


白雪が初雪を望むなら、いくらでも協力してあげよう。


俺がお前にとって必要な人間であると思ってくれたらいい。


白雪の1番の味方は初雪ではなく俺だと。


初雪への執着心を俺に移してくれ。


俺はお前を1人にはしない。


健斗も結構問題があります。


健斗は白雪に一目惚れしているので性格はあまり気にしていません。

むしろ男なんて気にせず初雪に執着する白雪を

性格を含めて気に入っています。

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