歓迎パーティーとステータス
明日はむりかもです。
テストなんです許して下さい終わったらできるだけ毎日投稿しますから(´;ω;`)
コンコン……コンコン!……ガンガンガン!
「なんなんだよ!うるせえな!」
「やあ、おはよう。なかなか起きてこないから起こしに来たんだ」
もうちょっと何とかならないのか?バカじゃないの?
「早く朝食を食べに行こう。アリーナが待ってる」
分かった分かった、とグアナを追い出し、ミサを起こす。
「おーい、ミサ。もう朝だぞー」
「ぅ〜ん……まだ眠いれす」
「起きないと置いてくぞ、朝食なくなっちまうけど、いいのか?」
ガバッ!っと急に起きたもんだから、丁度俺と頭がぶつかった。
「あ痛ぁっ!」
俺はステータスのお陰か痛くなかった。
涙目になりながら俺を見てくるミサに回復魔法をかけながら言う。
「朝食食べに行くか」
「はいっ」
ドアを開けると、目の前にグアナが立っていたので、めっちゃ驚いた。
何故か案内されていつもとは違うデッカい扉へ案内された。
「さあ、ここを開けるんだ。魔王軍に正式に入団する祭りみたいなものさ」
俺は扉を開け……ようとするが、大きすぎてビクともしない。
「おいグアナ、どうなってんだ?わざとやった訳じゃないだろうな?」
「あ、この扉は魔力を流せば開くんだよ、説明してなくてごめん」
今度はキチンと魔力を込めて開けてみると、大勢の魔族が出迎えてくれた。
「「「入団おめでとう!新入り!」」」
「ぉぉ……」
……でも、こういうのって夜とかにするもんじゃないの?何で朝っぱらから……嬉しいけど。
すると、グアナがマイクのような物を持って言った。
「あー、テステス。よし、じゃあみんな!この中途半端な時期に入団して来たこの人は、シュンと言って僕と真っ向勝負をして、初めて僕が負けた一生記憶に残る試合だったんだ!多分、シュンが本気を出したら、ここの全員で掛かってようやく勝てるレベルだ。あ、でも裏切ることはないから安心してね、僕たち親友だから!」
ウオォォォ!!と歓声が上がり、多数の血気盛んな魔族が俺に勝負を仕掛けて来たから返り討ちにしたり、朝だけどみんなでワイワイ酒を飲んだり、どうしたらそんなに強くなれるのか聞かれたりした(スキルのお陰と言っておいたので、嘘はついていない)ので、正直、人間といるよりも何倍も楽しくて、可笑しくて、温かい空間かかった。
俺は、こいつらが家族の様に思えてきた。
「おっえぇ……頭がぁ痛い……クラクラする……ぎぼぢわるい……ゲェェェー」
ミサが桶を持って来てくれて良かった。
じゃないと今頃俺の部屋(今は)に盛大に腹の中のもんをぶちまけるところだった。
「ちくしょう、あいつら酒に強すぎだろ……」
帰ってから回復魔法で治療した俺は、あいつらに対して愚痴を言っていた。
「仕方ないですよ。魔族は少しお酒に強いですから」
少しってことはドワーフとかはもっと強いのか……。
「ふう、スッキリした。ミサ、今日はミサの好きなところに行こう」
「ふぇっ!そ、それって……デートのお誘い……キャー///」
あ、そうか。そう捉える事も出来るのか、デート、デートねぇ、まあ、決めた事だし、
「じゃあデートだな」
そう言った瞬間ミサがボンッと音を立てて頭から煙を出しながら目を回して倒れた。
「大丈夫か!?ミサ!おい!」
その後すぐに医者に来てもらったが、恥ずかしくて目を回したのだと聞いた時は呆れて物も言えなかった。
「ぅ〜ん……ここは?はっ!だ、旦那様!ごめんなさい!心配をおかけして……」
「いいよいいよ、別に病気だった訳じゃないんだから」
「す……すいません。じゃっ、じゃあ、デデデ、デートにいい、行きまひょう」
動揺しすぎだろ、
「分かった。行くか」
そうして俺とミサは魔王城を出て、商店街に行った。
「ふわぁー、お店が一杯ですね!まずは何処に行きましょうか?……やっぱりお洋服がいいですね!行きましょう!旦那様!」
ついさっきまで目を回して倒れていたとは思えないほどに元気で俺の手を引いている。
その事ににやけそうになりながらもついて行く。
「ここがいいですね!行きましょう!」
そう言ってミサと一緒に洋服店の中に入って行く。
「あ、旦那様、こっちがいいですかね?それともこっち?」
ミサの手には空色のワンピース、片手には黒のカーディガンと薄茶色のロングスカートを持っていて、取り敢えず試着して貰うと、
「うーん、ワンピースはミサの紅い目と白い髪に合ってるし、カーディガンとロングスカートも同様に似合うんだよなぁ……よし、両方買っちゃおう!」
「えっ、悪いですよ、両方なんて……」
まあ、両方可愛いかったし、見せてもらったお礼かな。
普段着があまりなかったので、他にも三着買った。
「いいのいいの。俺がそうしたいんだから」
そう言って押し切った。
「さって……そろそろお腹空かないか?朝いっぱい食ったけど」
「そうですね、お腹空きました。何処に行きますか?」
そうだなぁ……おっ?あそこに丁度良さそうな店があるな。
「あそこに行くか」
「はいっ」
入ってみると、レストランのようで、テーブル席とカウンター席があり、俺はテーブル席を頼んだ。
店主は、ゴツいが人の良さそうな男だった。
料理は、めっちゃ美味かったから、ここに通い詰めもいいかもしれない。
「なあミサ、家を買いたいんだけど、幾らするかな?」
「うーんと、安い物で銀貨40枚、高い豪邸だと、金貨120枚ぐらいでしょうか」
「そっかぁ、何かこう、ガッポリ稼げる依頼ないかなぁ……」
そんな事を呟きながら冒険者ギルドに入った。
「ふーん……お?おお?コレいいな、ミサもいいか……って、大丈夫か?」
「こ、コレ、フェンリルの撃退ですか?無理ですよ!こんなの!」
そうかな?大丈夫だと思うけど?だって、もうコレなら無敵だろ?
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シュン・カガリ 16歳
レベル2196200(限界突破)
職業・なし 種族・天魔(亜神)族
ステータス
体力 2196200/2196200
魔力 2196200/2196200
攻撃 2196200
防御 2196200
魔攻 2196200
魔防 2196200
敏捷 2196200
運 2196200
スキル
秒間レベルアップ スキル取得簡易化 限界突破 武神
隠密 身体強化 禁術 魔力操作 探知 覇王威圧
見切り 変化 回復魔法 付与魔法 闘神法(闘気法)
魔神法(魔闘法) 飛行 魔槍召喚 神力
レベル分け与え
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コレだぜ?もう無敵でしょ。
ってか、レベル分け与えって……ミサも最強にしろと?何だそれは、自分の身は自分で守れと。
なに?別に慢心している訳じゃない、ないったらない。
ちなみに依頼内容は、『神獣フェンリルが森で暴れているので、国に来たら大変だから追っ払ってくれ』って感じだ。
「よーし、早速行くぞー」
「待って下さいよ!旦那様、疑う訳じゃありませんけど、ステータスを見せて貰えますか?」
まあ、いいんだけど、偽造した方を見せる事にする。
「いいぞ、ほれ」
俺のステータスをマジマジと見たミサは、口を開けた。
「これ、嘘ですよね?」
なにっ!なぜバレた!
「こんなステータスでロックドラゴンを倒せる訳がないんです!旦那様は、私を信用していないんですね……」
「いや、分かった。分かったから、ちゃんと本物を見せるけど、他言無用だぞ?」
すると、ミサの顔がパアッと明るくなった。
「ホントに頼むぞ、ほら」
「……え?えぇぇぇーーー!!!」
「なっ、何ですか!何なんですか!このステータスは!魔王様よりも何倍も強いじゃないですか!しかも、どんどん上がってるじゃないですか!スゥー、はぁー……ホント何ですか?これは」
「俺のスキルに秒間レベルアップってあっただろ?それのお陰で、俺はこんなとんでもない数値なんだ。ミサのステータスも見せてもらっていいか?」
「はい、どうぞ」
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ミサエル・フォン・マーシブル 15歳 レベル7
職業・魔法剣士 種族・吸血鬼(始祖)
ステータス
体力 310/310
魔力 450/450
攻撃 135
防御 121
魔攻 142
魔防 135
敏捷 149
運 90
スキル
魔法剣 剣術 風魔法 水魔法 火魔法 土魔法
身体強化 ステータス超成長 血魔法 血武器 血装甲
不老不死 始祖
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うおお、成長が俺より凄そうだ。
……そうだ、レベル分け与えを使ったらどうなるんだ?
「レベル分け与え」
《どれほど分け与えますか?》
1ずつや、10ずつで分け与える数値を決めるようだ。
そして、分け与える事は出来るが、分けたままなので、与えた数値は戻ってこない。
だから、このスキルを持っていても、レベルを奪うなんて事は出来ないし、分けたまま戻ってこないので、この世界の奴らにとってはゴミスキルNo. 1として知られている……らしい。(ミサの知識より)
取り敢えず、3時間程で戻るので、1万分けておこう。
ステータスを表示しっぱなしだったので、急にレベルが上がって目を白黒させている。
そして、ステータスはこうなった。
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ミサエル・フォン・マーシブル 15歳
レベル10007(限界突破)
職業・魔法剣士 種族・吸血鬼(始祖)
ステータス
体力 301210/301210
魔力 501350/501350
攻撃 50135
防御 30121
魔攻 60142
魔防 50135
敏捷 70149
運 100
スキル
魔法剣 剣術 風魔法 水魔法 火魔法 土魔法
身体強化 ステータス超成長 血魔法 血武器
純血装甲 不老不死 始祖
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「うっわ、こんだけあげたら不味かったかな……ミサ、そこの小石をあそこの木に向かって投げてくれ」
「へわっ!ふ、ふぁい、わかりまひた!えいっ」
本人は全力ではないのだろうが、高速で木に当たり、勢いを殺さぬまま何処かへ飛んで行った。
「ど、どうなってるんですか??」
訳がわからないと言った表情でこちらを見上げてくるミサ、可愛い。
「俺のレベルのちょっとを渡しただけさ、なあに、ちょっと人外になっただけさ、俺と同類だ」
「は、はあ……」
「じゃあ、依頼主のところに行こう!」
中途半端ですいません