表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/41

嫁との出会い。そして魔王領

頑張りました。昨日はアクセス数が一昨日の倍でした。

超嬉しい(●´ω`●)

主人公は割とすぐに納得します。(色々と)

個人的には五千文字は行きたいですねー。

そして嫁さん登場←ここ大切!

嫁さんの名前が出てなかったので、追記しました。

あと、HPを体力に、MPを魔力に変更しました。変更が多くてすいませんm(_ _)m

「ふぁ〜……ぁ」

 いくつになっても朝は眠いものだな。

 重い瞼をこすり、頰を叩いて気合を入れる。


「ジン様、帝王様より緊急のお呼び出しです」

 む?何だろうか、俺なんかしたかな?

「それは俺だけか?」

「いえ、勇者様方全員のお呼び出しです」

 そうか、俺だけじゃないのならいいか。


「勇者諸君、よくぞ集まってくれた。こちらにきたばかりで悪いが、この国のために戦ってはくれまいか、無論無理にとは言わぬ、ただ、負ければこの国はなくなる。この事を踏まえて検討してくれ」

 何だこの爺さ……帝王は、負ければこの国はなくなるなんていえば誰だって嫌でも参加するしかないじゃないか、嫌な奴だな、全く……。


「帝王様、相手は何人ですか?」

「約千体だ」

「「「体?」」」

 みんな同じ疑問を抱いていたらしく、ハモった。


「相手は天使500体、悪魔500体だ」

「「「天使と悪魔!」」」

「そうだ、奴らに物理攻撃はほぼつうじない、精々かすり傷をつける程度だろう、よって、前衛が攻撃を防ぎ、後衛がダメージを与えるのが一番の策だろう」

 これまで無言だった騎士団長が勇者達にアドバイスをしている。


 事態が面倒な方向に転がり始めたので、どっか魔物の多い街にでも行くか。

 城での生活は悪くない……と言うか、良かったが、こんな面倒な事に巻き込まれるのは御免だし、さっさとトンズラするか。


 すると、兵士が切羽詰まった様子で転がり込んできた。

「た、大変です!敵がもうすぐそこまで……」

「なにっ!予想よりもかなり早いではないか!勇者諸君!

 この国のために戦う事を決めた者はそこにおる騎士団長について行ってくれ!」


 チッ、早いな、もう行くか。

 俺は人間には知覚できないスピードで門を出て、大ジャンプで街を飛び越し、草原に降り立った。

「敵が俺に集まると面倒だな、探知の範囲を広げるか」


 探知で条件を魔物の多い街に絞り、一番多い街に向かって走る。

 すると、後ろから二つの反応があったので、鬱陶しいから

 ぶっ飛ばす事にした。

 それにしても、今日は黒い月と白い太陽が出ている……黒い月と白い太陽!?なんだそれ!こっちに来てからは地球と同じだったぞ!?


 さて……気お取り直して、追いかけて来た二人……いや、二体を観察する。

「やあ、君が一番あの国で強そうだったから、……潰しにきたよ」

 天使っぽい奴が声をかけてきた。


「へぇ?俺を倒せるとでも?」

「ハッ、人間の癖に強がってんじゃねえよ!所詮人間は人間だ!」

 今度は悪魔か?普通こいつらって対立してんじゃねえのか?


「そうかよ、お前ら……後悔すんなよ?」

 威圧を込めて宣言した所で、二体は冷や汗を流しながらも

 戦意を喪失しなかった。

「へぇ、俺の威圧を食らっても尚戦意を喪失しないか、そこは褒めてやる」

「ハッ……調子に乗ってんじゃ……ネェッ!」

 悪魔は何処かから赤黒い槍を取り出し、突きを繰り出した。


 突き、払いの繰り返しで、右、右、下、右、左と、普通に見切れる斬撃を繰り出す。

 天使はホーミングするいろいろな魔法を打ってきており、悪魔に当てようと思ったが、悪魔を避けるように俺を狙ってきたため、手で振り払っているが、木の壁を殴った時のような痛みが走る。


 天使は、魔法ではダメージを与えられないと思ったのか、接近戦に加わってきた。

  天使は打撃か、余り問題はないが、連携がすごい上手いので、かすり傷が段々と増えている。


 悪魔の槍は、体力を吸い取っているらしく、次第にこちらが押され始めている。

 天使の拳は、かなりの威力がある割にバンバン放ってくるので、危険だ。

 まず、こいつら体力ないのか!?全然疲れてないんだけど!……俺もだけど。


「オラオラ!どうした!さっきの自信は嘘だつたのか!?」

「チッ、面倒くせえな、さっさと終わらせてやるからよ、来いや!」


 そして、俺たちは正面からぶつかり、悪魔は突き、天使は正拳突き、おれは二体の頭を掴みに行く。

 正直、かなり体力が減ったが、頭は掴めたので、そこから地面に向かって思いっきり頭を叩きつけた。


「「ゴハァッ!」」

 流石に音速に近い速度で叩きつけたら死ぬだろう、証拠にこいつらは光の粒子になって今にも消えそうだ。


「ふう、あのままだったら結構ヤバかったな、ま、負けることはなかっただろうがな」


「ん?んん!?」

 経験値は入ってきたが、あいつらの光の粒子が俺の体に入っている……というか、手から体に吸い込まれている感じだ。

「毒……ではなさそうだな、なんだこれ?」

 不思議に思って見ていると、少しずつ手が人間のそれではなくなってきている。


 なんだこれ!めっちゃバキバキいってんだけど!なんで痛みを感じないの!?

 右手は悪魔の手に、左手は天使の手とそっくりになってるし!どうなってんだよ!


 やがて、体に達すると、丁度真ん中で白と黒が混ざって灰色になっている。

 つまり、右半身は黒、左半身は白で、真ん中少しが灰色というよくわかんない事になっている。

 頭には、なんか右に……角か?これ?……触ってみたら、斜め右み向かって伸びている。


「次は翼かよ……」

 曲げて自分が見える位置に持ってくると、右はやはり黒の蝙蝠のようなもので、左もやはり白で、鳥に似たものだ。

 ……まず、俺人間になれるのか?……念じても声に出しても戻らないんだが……そうだ!ステータスがあった!

「ステータス!」

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  シュン・カガリ 16歳

レベル10802(限界突破)

  職業・なし 種族・天魔族


  ステータス

  体力 108020/108020

  魔力 108020/108020

  攻撃 108020

  防御 108020

  魔攻 108020

  魔防 108020

  敏捷 108020

  運 108020


  スキル・

 秒間レベルアップ スキル取得簡易化限界突破

 武神 隠蔽 身体強化 禁術 魔力操作 探知 覇王威圧

 見切り 変化 回復魔法 付与魔法 闘気法 魔闘法

 飛行 魔槍召喚


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 あーあ、種族変わっちゃってんじゃん、これなら人間にならない訳だよ。

 ……変化使えばイケるか?

「変化」

 何ともないな……次はなりたいものを思い浮かべてやってみよう。


「変化」

  今度は最高したらしく、ちゃんと人間になっている。

  なんか、人間の事を同族と思わなくなっているな、……まあ、何とかなるだろ。


 ずっと突っ立ってるのもあれだし、行くか。

  折角翼があるので、飛んで行こうと思い、人間のまま一部分だけ出せるかも実験してみたら、普通にいけた。

「おぉ〜、空の景色は違うな、今度からは飛んで移動しよう、そうしよう」


 目的地に向かっていると、金属同士がぶつかり合う音が聞こえたので、向かってみる。

「何で可愛い吸血鬼がドラゴンと戦ってるんだ?」

 そこには、15歳程の女吸血鬼が茶色のドラゴンと戦っていた。

 髪は白で、俺より少し小柄で、目は見えないな。

 だが、吸血鬼の方が押されている。


 ……仕方ない、助けに行くか。

「助けに来たぞ〜」

 女吸血鬼はとても驚いていて、ドラゴンは獲物が増えたと嬉しそうだ。


「何やってるんですか!貴方!早く逃げてください!こいつはロックドラゴンですよ!」

 なにいってんだ、俺がこんな奴に負けてたまるか。


 女吸血鬼はまだ何か言っているが、そんなの知らん。

「こい、魔槍ゲイジャルグ」

 俺が呼ぶと待ってましたと言わんばかりに赤黒い槍が手中におさまった。


「行くぞ!」

 ドラゴンに肉薄し、首に一閃。

 すると、すぐにドラゴンの頭と体が泣き別れた。

 ドラゴンは何が起きているかわからないと言った表情で死んだ。


 死体からは今まで忘れていたかのように血が噴き出した。

 目は真紅でとっても綺麗だ。

 女吸血鬼は口を開けてポカーンとしている。

「おいおい、吸血鬼さんよ、美人が台無しだぜ?」

 吸血鬼は我に返り、頰を赤く染めたのち、言った。


「一目惚れしました!結婚してください!」

「……は?」

 一目惚れ?結婚?なぜ俺と?

「あ……うぅ……///」

「何で俺と?」

「……///」

「俺でいいの?他にも……」

「いいです!というか貴方しかいません!……助けに来てくれたし、強いし、カッコいいし、タイプだし……キャー///」


 最後の方はよく聞こえなかったが、顔を真っ赤にして、手で顔を隠しながら勢いよく顔を横に振っている。

 そこまで言われたら断れないが、確認はしておこうと思う。


「本当に俺でいいの?」

「はいっ!不束者ですが、よろしくお願いします!」

「あ、はい。こちらこそ」

 あっやべ、勢いに乗せられて言っちゃったわ、これじゃ撤回はできないし、かっこ悪いから相手がいいならいいか、俺としても、こんな美人が奥さんになってくれるならこれ以上ない幸せだし。


「最後のに聞くけど、俺でいいんだね?誰かと間違えてたりしないよね?俺、こっちが本当の姿なんだけど」

 俺は変化を解除してみせる。

「勿論です!というか、そっちの方が素敵です!」

「そ、そう?ならいいんだけど……俺はシュン。君の名前は?」

「あっ、すいません!私は、ミサエルです。み、ミサって呼んで下さい///」

「ああ、分かったよ、ミサ」

「……///」


「俺は街に行きたいんだが、その前に何でこんな所にいたのか教えてくれるか?」

 正直、これは本当に気になる。

「はい、旦那様!私は、とある街の貴族でした」

 旦那様って……それでも、

「貴族だったの?」

「はい。婚約者が決まったのですが、私は自分で恋を見つけたくて、貴族をやめて家を飛び出したはいいのですが、ここら辺の土地の事は何も知らなくて、迷っていた所にドラゴンが現れ、防戦一方のところ、旦那様が現れたのです」


「そうか、俺は街まで行くつもりなんだが、ついてくるか?」

「旦那様?妻は夫について行くものです。なのでいちいち確認しないで下さい!」

「お、おう。分かった」

「ならいいのです」


「じゃあ街に行くか」

「あ、わたしが一瞬で行ってあげます」

「どうやって?」

 俺でも一瞬ではいけないのに、どうやって行くというのだろうか?

「えっへん、転移魔法を使うのです!」


 ちょっと得意げにたわわな胸を張っている。

 可愛いくて思わず撫でてしまう。

「あっ、えへへ、気持ちいいです♪」

 うん、うちの嫁さんはとても可愛いな!


 もっと撫でてあげたいが、取り敢えず街まで転移して貰おう。

「じゃあ、転移しますね」

「ああ、頼む」

「『転移』」


 視界がぐるりと一瞬暗転したが、目を開けるとそこはすでに街の壁が見えていた。

「ようこそ、魔王領首都、アーグナーへ!」

いかがでしたか?

次回は8日の朝8時か、5時になります。

よろしくお願いします。m(_ _)m

空白が表示されない……どうすればいいでしょうか

(´;Д;`)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ