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創造神の末路とエリスの冒険者カード

すいません、創造神ザマァな回にはなりませんでした。

感想いただければ、どこかで創造神に天罰と言うか作者の怒り(笑)が降るでしょう(^^)

「ぬわぁぁーーー!!!クリスナちゃん!これはどういうことじゃ!何故背が縮んで女の子になっとるんじゃぁー!」

 ふふふ、私がやったのですよ、などとは言わず、いもしない第三者がやったかのように振る舞い、今気づいた様に装って言葉をかける。

「創造神さま!大丈夫ですか!?何故そのような姿に……でも……」

 ザマァですね、心の中だけで(ささや)く。

「く、クリスナちゃん……ワシ……ワシ……」

 そうでしょうそうでしょう、こんな身体にされたら嫌でしょうに……グフフ。

「ワシ……こんな身体が欲しかったんじゃー!感謝するぞ!見知らぬ者よ!はっはっは!軽い!身体が軽いぞぉ!やはり若い者の身体はいいのう、しかも女の子!そうじゃ!シュンに自慢してやるのじゃ〜」

 わはははは!そう言いながら創造神さまは走って行ってしまいました。

 プルプル……プルプル……

「に、女体化が……罰にならないなんて……」

 どうしましょう?逆に喜ばせてしまいました……。

 ならば!わざと足を引っ掛けて転ばせてあげましょう!それがいいです、これはイジメではないです、ただの仕返しです。

 ふふふふふ……フフフフフ。


 ☆★☆★☆★☆★☆

 〜シュン視点〜


「ふあぁ……あ、いつの間にか寝てたのか」

 重い瞼を擦りながらミサの方を向くと、エリスがミサのベッドに入って寝ていた。

 ミサはエリスの頭を撫でていた。

 ニコニコ

「あっ!旦那様、おはようございます」

「ああ、おはよう、何があったんだ?」

「エリスちゃんは、ちょっと怖い夢を見てしまった様で、隣で安心して寝れる様にしていたんです」

「そっか、なら飯作って来るから、しばらく待っててくれ」

「はい」

 笑顔で言うミサにドキッとした。


 う〜ん、素材があんまりないな……取りに行くか。

「折角だし、上位以上のドラゴンの肉が欲しいな」

 肉が上位以上のドラゴンで確定していて、雑草を抜く様な感覚でいる事に苦笑いする。

 よし!エンシェントドラゴンの肉を取って来よう!腐らないし、美味すぎるし、半分残せば元に戻るという無駄に高性能な食材で、いい事ばかりって創造神の野郎が行ってたし!


 そして、早速やって来ました、エンシェントドラゴンの巣。

「一丁やるか!」

 腕まくりをして気合いを出す。

『何をしに来た?人の子よ』

「ああ、お前をぶっ倒して家族に肉を食わしてやる為だ」

『フン!良かったな人の子よ、我は心が広い。頭を地へ擦り付け、懺悔(ざんげ)をするならば手足を捥ぐ程度で許してやろう』

「は?五月蝿い(うるさい)、さっさと食料になれ」

『人の子風情が!こちらが下手に出れば調子に乗りおって!』

 いつお前が下手に出たよ?そんな事を思いながら、ゲイジャルグで首を一閃。

 超光速で放たれた一撃は、ドラゴンは死んでいる事も認められずに生首から血が出る。

 ダルマ落としのように、撥ね飛ばすのではなく、綺麗に首に筋を入れるように(・・・・・・・・・・)深々と斬る。

 ドラゴンは身体と頭が離れた事に気付かない。

『フン、所詮人の子の攻撃よ……』

 ードチャッー

 攻撃に転じようとして前屈みになったドラゴンは首が重力に引かれ落ちる。

「よし!肉ゲット!速攻で帰って料理作るぞー!」


 俺は思った。

「朝っぱらから肉って……どうなの?」

 軽いノリで食材と化したエンシェントドラゴンとは如何に……。


 結局、朝はパンにドラゴンの出汁と肉、野菜を使ったスープになった。

 栄養はたっぷりなんだぞ!

 ……俺は誰に抗議してるんだ……。

 まあ、ミサには栄養とバランスのとれた食事をして貰わないとな。

「さて……どうするか、っと言うか、最近セシルを見ないな、他の精霊達はいるのに」

 まあ、その内帰ってくるだろう。

「あ!この前エリスを冒険者ギルドに連れて行くって言ったまま忘れてた!」

 本人にも確認してからじゃないといけないな。

「なあエリス、冒険者ギルドって行ってみたいか?」

「ぼうけんしゃぎるどってなぁに?」

「そっからか、冒険者ギルドっていうのは、お父さんが魔物とかを討伐してお金を貰ってる所だよ」

「とうばつってなぁに?」

「ええっと……なんて言えばいいんだろ?魔物を倒す事かな?」

「いく!わたしもぼうけんしゃになる!」

「そっかそっか、じゃあ行くか」

「うん!」

 ミサには一応話しておいたので、寂しいかもしれないが、行ってくる事にした。


「エリス、その人形達持って行くのか?」

「うん!わたしのおともだちでこんなふうにうごかせるの!」

 エリスは指から細くよく目を凝らさないと見えない半透明な糸で人形を操り、自在に動かしていた。

「ほぉ〜、凄いじゃないか。こんな事もできるんだな」

 これはエリスの操人形というスキルだろう。

 もう使いこなしていることに関心しつつ、冒険者ギルドに入る。

操り一瞬注目がこちらに集まるが、大半は直ぐに興味やら好奇心を失う。

一部のバカを除いて。

「おいおい、にいちゃん嬢ちゃん、ここがどこだか分かってんのか?依頼ならさっさと張りな冒険者になるんなら辞めておけ、お前みたいな青二才が来ていい場所じゃねぇんだよ」

「大丈夫だ、俺は登録しに来たんじゃない」

受付に行くと、この前担当してくれた犬耳受付嬢がいた。

「こんにちは、今日はどういったご用件で?」

「ああ、うちの子を冒険者にしようと思ってな」

「……そちらの子ですか?」

「そうだが」

「……まあ、我がギルドとしては強い方が入ってくれるのはいいのですが、その子は幼すぎるので試験を受けていただきます」

「分かった」

エリスも頷いていたので、地下の決闘場で行われた。

エリスは、若いD級冒険者に相手をして貰うことになった。

「始めっ!」

エリスは人形を控えさせているだけだ。

冒険者は支給された模擬剣で、 エリスに斬りかかるが、エリスはそれを難なくかわし、

緑と紫の人形を操り、冒険者をどんどん追い詰めて行く。

人形に集中している冒険者の足元に魔力で作った糸を出現させ、転ばせたところを人形達の持った武器で首に突きつける。

「しっ、勝者、エリス!」

「やったよ!おとうさま」

わーいわーい、漫画みたいにはしゃぐエリスも可愛い。

冒険者中に鼻血を出してる奴がいた。

そいつにだけ殺気をプレゼントしてあげたぜ!(満足感)


受付に戻され、エリスが受け取ったのはC級のカードだった。

「ん?E級からじゃないのか?」

「D級を軽くあしらうほどなので、それが適切かと」

そっか、ならいいや。

エリスはカードを貰ったことで喜んでいる。

こうして、エリスは冒険者になった。

次回はエリスちゃんの無双回になりそうです

(´・ω・`)

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