十四話エミ●的な
さて、様式美部門とな。
っても切り札はある。
エ●ギアよろしく『名前を言うのも憚られる秘密靴』を俺は履いているのだ。
ヤッタネ!23ロール余裕だね!!
っと、まぁこの話は冗談だけど…。
ただ、冗談じゃ済まないのは今の状況だ。
何やってんだ御仏。何やってんだポリスメン。
花道★オンステージとかは望むべくもない。
つーか、無理。
仕方ない。俺もやらかすかな。
周りをキョロキョロ。
うおっ、世紀末=スタイルかよ!?ひぇぇ、怖いわぁ。
あっちは…おや?紳士御用達ミニスカ=スタイルか。
成る程、いやぁエッチだぁ。これはエッチだよ俺恐れ入っちゃった。
紳士達のサイドディッシュ待った無しやん…えぇここまでするの?
さぁて、秋瀬君は困ったぜ?
うん、あるてぃみとる困った。
「位置についてーヨーイ」
パァン!!
世紀末=スタイルが爆音を響かせて走り出す。
視界の端で捲れるスカート。
あー、心底。
「下らない」
もう、本気だ。
この競技は速度については不問。様式美さえあればいいと言う杜撰極まりないルール。
だから、俺は歩いた。
イメージ的にはエミ●君対アーチ●ーの戦いの時の一歩進む度に地面から魔力的なサムシングが噴出してドゥンってなる感じ。
勿論BGMは●ミヤ推奨。
いやー指示が細かくてすまんね。
「何だよ、アイツ…!」
「か、カッコいいじゃねぇか」
さて、やっぱりカッコいいよな?
何でカッコいいか知ってるか?
…俺も知らん。
最悪堂々としてればカッコいい説まである。
◆◆◆
「あ、あれは!?」
客席のジジイは驚きを露わにした。
「あれは正しく覇王の風格。そうか…世界は追いついたのか…」
ジジイは泣いていた。
「あぁ、フ●ースと共にあらん事を…」
くたぁ、と客席から力なく滑り落ち。
「んぁ?ジジイさん?!ポリスメン!ジジイが死んだ!!?」
「秋瀬はエントロピーを凌駕したのか。これで俺は円環の理に帰れる」
「ポリスメンカムバァァァック」
多分その日ー全米が泣いた。
多分泣くよな?ヤツラ矢鱈と涙腺緩いし。
泣いたら良いなぁ。




