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第一話 人間が好きだから

シンは始まりの町についた。                                  商人や町人、駆け出しの冒険者もいた。                             そしてシンは市場に向かい、戦利品を売った。                          狼の毛皮が高値で売られていることを知り、                         「犬っころの毛皮剥いでおけばよかった」                            と後悔していた。                                                                                      しばらくして、ギルドに向かい、受付嬢に冒険者になるための書類書かされた。           「あとは、二人以上のパーティーを組む場合は報告をお願いします」                「じゃあ、わたくしとパーティーを組みませんかお姉さん」                    シンはわざときれいな言葉使いをしたが、                            「結構です」と冷ややかな笑みと共に断られた。                         こんなナンパのような誘い方をすれば当然なのだが、                       「私と組めばどんなモンスターでも・・」                             「結構です」                                        今度は最後まで言わせず強く言った。                              シンは見せ物になり、他の人にも誘うが、                            「ナンパ係はいらないよ」                                   「遊び人かなんかですか?」                                  「客引きなんかどうですか?あなたにピッタリですよ」                      シンの心はボロボロだった。それでも最後の力振り絞り、                     「あ、あのパーティーを組みませんか?」                            シンが話しかけたのは鮮やかな赤色の髪の女の子だった。                     理由はぼっちだったからだ。                                  「なんで?」                                         「え?」                                           「なんで私と組みたいの?」                                   (やばい、ナンパしてパーティーを組めないなんて言えない)                  考えて考えた末に                                                                                      「人間とパーティーを組みたいからだ。」                            「・・・」                                          (やっぱりダメか)                                      そう思うと、彼女の顔が笑い。                                 「私の名前はマーミール、ミールでいいよ。」                          「俺はシン、そのままシンでいい。」                              そう言ってシンとミールはクエストボードに向かった。                      =====================================          シンとミールはデザートアントの討伐だった。                          数は20体だった                                        デザートアントは土魔法と火魔法を使う1mほどの蟻のこと                     そしてミールは軽装備で装備の下に包帯が巻かれていた。                     「なぁ、ケガでもしているのか?」                               「え?」                                           「いや、包帯巻いているから」                                 「え、えっと、あのその・・」                                  ミールは慌てると、                                     「もしかして、チュウニビョウってやつ?」                           シンがそう言うと、                                      「え!?はっハハッわ、我は神に選ばれたものだー」                       誰が見ても怪しい演技だが、                                  「やっぱりチュウニビョウか」                                 シンは気が付かなかった。                                                                                  そしてデザートアントとの闘いが始まった。                           ちなみにシンは剣士、ミールは魔法使いとなっている。                      「俺が前衛をやる、ミールはアシストを頼む」                          と言うと,シンは剣でデザートアントの胴体を狙いなぎ倒していく。                 「ヒール」                                          シンは細かい攻撃によく当たっているのでヒールの回数が多くなっている。             しばらく戦い、デザートアントの数も減ってきた。                        しかし、                                           「ああああああああぁぁも、燃えるぅーーー」                          デザートアントはミールがヒールしていることに気付き火魔法でやられた。             「ウォーターヒールってなんで包帯だけが!?」                         そのすきに土の針でシンは刺された。                              「ク、クソ」                                         「ウインドムーブ」                                      ミールが風魔法で引き寄せ                                   「シン!!」                                         すかさずヒールをすると回復はするが、穴はふさがらないが・・                  「はぁ~助かった。」                                      「え!?」                                         穴が空いているのにピンピンしているのを見てこう思った、                                                                   (人間じゃない!)                                      「それじゃもういっちょやるか」そう言うと                           「待って、私がやる」とシンを止めた。そして、                          「呪い」                                          すべてのデザートアントの動きを止めた次の瞬間                         「デザートハンド」                                      巨大な土の手ができ、拳で残りのデザートアントは潰された                    =====================================          戦利品を集めていると                                     「お前、ミイラだろ。」                                    「なんでそう思うの」                                     「火魔法に弱すぎるし、防具の下の包帯が燃えていた。」                     「そうだよ」                                         悲しそうな顔をしていた                                    「私は人間のパーティーを作ろうとするシンの邪魔になるでしょう」                「でもシンも人間じゃないでしょ」                               「そうだ、俺はゾンビだ」                                   「じゃあ、なんで・・・」                                   「俺は人間が好きだから」                                   それを聞いてミールは、                                    「私も」                                           「え!?」                                          「私も人間が好きだからここにいるの!!」                           それを聞いたシンは心を打たれた                                「だからパーティー解さ・・」                                 「だめだ、このパーティーにお前が必要だ!!」                          「!!」                                          「一人くらい俺のことを知ってほしい」                             「・・わかった、よろしく」                                  「ああ」                                           「それともう一度自己紹介させて」                               そういうと彼女は赤く短い髪を揺らして                             =====================================                                                          「私はミイラのマーミール、シンのことを知ってるよ」                      そういうとミールは頬を赤らめた。                                                                                                                                                       

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