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4話 覚悟の先に、新たな仲間

久遠は少し意識はあった。だけど体が動かなかった。誰かに呼ばれてる気がした。意識が朦朧としていてそのまま、眠った。


「おい。聞こえるか?」


誰かが久遠に声をかけていた。目が覚めたら目の前にはラストメモリアが話しかけていた。


「やっとお前に話せた」


「お前は誰だ?」


「俺の事知らないわけないだろ。俺はラストメモリアだ」


「何で、ラストメモリアの声が聞こえるんだ」


「時間がねぇ。単刀直入に聞くぞ。お前、俺を使って何がしたい?」


「俺の代で──この呪いを終わらせる」


「はっはっはっ。笑わせてくれる。この俺を壊すつもりか?」


「そうだ」


「無理だな。俺は何しても壊れない。初代の奴も剣にしたもののこの俺を壊したかったらしいが。何しても壊れなかった」


「嘘だろ」


「おっとここまでらしいな。いずれお前にもわかる。これだけ言っておく。ちかじかお前にいろんな困難が訪れる。じゃあな」


「待ってくれ。まだ話したいことがあるんだ」


久遠は目が覚めた。そこは病室だった。


「俺は確か鬼塚と戦ってどうなったんだっけ」


「目が覚めたか?」


「先生。はい。俺は鬼塚と戦ってどうなりました?」


「久遠、覚えてないのか?」


「はい」


「お前が勝った。ラストメモリアを使って」


「そうですか。先生、俺は何日ぐらい寝てました?」


「そうだな。1週間ぐらいだな。完治にはまだかかるそうだ。私はまだやる事があるからまたな」


「先生?」


「何だ」


「俺、寝てる間、夢の中でラストメモリアが話しかけてきました」


「何って言われた?」


「ちかじか俺にいろんな困難が訪れると言われました」


「そうか。今は考えなくていい。今はゆっくり休め」


「わかりました」


医者の話では、完治まで一ヶ月はかかるらしい。


「一ヶ月入院は退屈だ」


病室のドアをノックする音が聞こえた?


「コンコン」


「誰だろう。どうぞ」


「久遠君大丈夫?」


「確か夜桜さん?大丈夫だよ。1ヶ月の入院だけどね」


「そうだよ。まだ記憶忘れてるの?そうなんだ」


「うん」


「久遠君に会わせたい人いるの。いいかな?」


「いいよ」


(誰だろう)


「入って」


「どうも。久遠の戦いに感動しちゃって」


「君は誰?」


「俺?篠宮綾人。同じクラスなんだけど」


「そうなんだ。知らないかな」


「そ、そうなんだ。俺はずっと前から久遠と話したかったんだ。これからよろしくな」


「よろしく」


久遠には新たな仲間が増えた。

3人は夕方まで話をしていた。


「もうこんな時間だね。私達は帰るね」


「わかった。ありがとう。2人とも」


「うん」


「おう」


2人は学生寮に戻った。

久遠はパソコンを開いた。それは鬼塚と戦った映像だった


この病院は第零異能記録学園に敷地内にあった。だから、パソコンや学校使用の携帯も使える。


「カタカタ」


「今日の試合はこれだ」


久遠はラストメモリアを出しても苦戦はしていた。

このままでは強い奴と戦う時に苦戦してしまうと思った。


「……このままじゃ、届かない」


何かを思いついた。咄嗟に携帯を開いてどこかに連絡をした。


「プルルル」


「久遠、どうした?」


電話した相手は黒刃先生だった。


「俺はもっと……強くなりたいです」


「そうか。で、どうしたいんだ?」


「先生……このままじゃ、俺はいつかは負けます。ラストメモリアを使っても勝てない相手が来たら、俺には何も残らない。だから……お願いします。俺を本気で鍛えてください」


「わかった。それなら、久遠が治ってからだ」


「わかりました。失礼します」


電話を切った。久遠は病室の窓を開けた。涼しい風が、静かに吹き込んできた。


(このままじゃ、ダメだ。俺はもっと強くなりたい)


ラストメモリアでどこまで通用するか試したくなった。使うとしてもギリギリまでは使わないと決めて。


そして、1ヶ月経って久遠は退院をした。病院の外を出たら夜桜と篠宮が立っていた。


「退院おめでとう」


「待ってたぜ」


「2人ともありがとう」


「退院したから何処か行かない?」


「それいいね」


「ごめん。俺、先生の所行かないと行けないんだ」


「そうなの。何しに行くの?」


「うん。ごめん」


「それは仕方ないな」


「……うん」


久遠は急いで黒刃先生の元に行った。

学園の職員室に着いた。



「コンコン」


「ハァハァ。……失礼します」


「そんなに急いでどうした。まだ治ってないだろ」


「すみません。俺に稽古してください」


「今は無理だ。しっかり治ってからだ。久遠、記憶は戻ったか?」


「はい。全部思い出しました。鬼塚の試合も観ました」


「それは良かった。これからもラストメモリアを使うのか?」


「はい。今のままではいけないと思いました。これからラストメモリアを使う場面もあると思います。だから、鍛えてこの剣を使いこなしたい」


「わかった。私も協力しよう。ただし、私の稽古は厳しぞ」


「はい。ありがとうございます」


久遠は職員室を出て行った。


「アイツの目覚悟決めた顔だったな。電話なってるな。私だ」


「例の物完成しました」


「そうか」


久遠は呪剣制御腕輪《カース・レギュレーター》がないのに気づいた。


「あれ、呪剣制御腕輪《カース・レギュレーター》がない。病院かな」


病院に戻ったが腕輪はなかった


「戻るか」


ビルの外壁に設置された大型モニターに目が留まった。


「明日は土曜日です。天気は晴れでしょう。以上でニュースを終わります」


「明日、休みか」


休みの日は学園から出ていいと許可がおりている。学園の外を出れば街がある。そこではでかい、ショッピングモールがある。


学生寮に戻って部屋に戻った。帰った時にはもう夜ご飯だった。


「食堂に行かないとな」


久遠が食堂に行くとみんながご飯を食べていた。


「アイツ、来たぞ」


「アイツ、鬼塚にも勝ったらしいから」


まだ、みんなから久遠の事怖がれていた


(今は言わしてていいか。いつかみんなと仲良くできたらな)


久遠はすみの机でご飯を食べる。食べていると篠宮が来た。


「久遠一緒に食べようぜ」


「いいよ」


「アレ、篠宮の奴いつ久遠と仲良くなってるんだ」


「篠宮はいろんな人と仲はいいけど。久遠と仲良くする奴とは思わなかった」


みんなは久遠と仲良くしてる所をみて驚いていた。


「アイツらの事ほっとけばいいよ。お前が羨ましんだよ」


「……うん」

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