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週刊3位 アーマードガールズ Lightning or darkness  作者: 山田ケーニヒ


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自分の都合が悪くなると暴動を起こす



「所詮、人間は、自分の都合しか考えていない。一度、粛正をするしかない」桃華先生は、夢から覚めた。



 「別世界の元譲。確かに人間は自分の都合が悪くなると暴動を起こすように出来てる。良くも悪くもだけど、それは今も昔も変わらずにあるのは、人間には、それしかできないからだ」



 「自分達が正義だと思っていたが、実は一番の敵」


 「昔と今と何がちがうのだろうな。元譲」桃華先生は、ブレスレットを起動させアーマードガールズの姿になりジャネットを展開し、空を飛んだ。


 再びデモ隊が叫びを上げていた。


 「ミカニカイザルックの人間は、帰れー。ここは私達が祖国だー」


「人類に平和をー」


 それを再び、曹操水葉に戻った桃華先生は、それを見て、「平和と真逆なことをしているな」


 「兵器としては、やはり見過ごせない」

「真に平和を望むならこいつらを排除するしかない」曹操は、デモ隊にガトリングによる武力の介入をした。



 「別なところの政府に殺されるからってこっちにくる方が間違えてる。貴様らが一番の悪だ」曹操は、自ら全身をデモ隊の血で染め、全滅させた。


 「やっていることは、こいつらの出身の政府と繋がっている。あっちの政府に文句言ったら殺されることわかってるからか?文句を言えないのは」


「全面させたのは惜しいな」


 「ミカニカイザルック共和国も色々大変だな。敵側諸国の犬が入り込んでいるのを受け入れたのがそもそもの原因か」


「政府は、何をやっているのか。皆目検討もつかない」


「しかし、兵器としての義務は果たした。人間対アーマードガールズの図式にこれからなっていくだろうな」



「わかりやすい展開で助かる人間もいる。悪い事ばかりでもないな」曹操は、悲しいようで嬉しいようなそんな顔しながら、その場を去った。





 (つくづく、人を殺すのは、こんなに簡単な事だ)そう思った。


 人間の死は、呆気ない。曹操の感情の中では、持った兵器としての自分が嫌いになった。


 それは、単なる罪悪感だった。


 しかし、曹操水葉に戻った桃華先生は、気にしないように心がけた。


「ただいま」血塗れの曹操が元譲のもとに帰ってきた。


「どうしたの、うっ血生臭い」元譲は、あまりの臭さに吐き気をした。


「人間を殺してきた」曹操は、前の曹操とは違っていた。



 元譲は、アーマードガールズに戻った桃華先生こと曹操水葉を温泉で綺麗にした。


「これでよしっと」


「一体何があったの?曹操」元譲は、尋ねた。


「経済圧力をかけてる近隣諸国の人間を殺したまでのこと」少し曹操は悲しそうな顔した。


 

 


 

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