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週刊3位 アーマードガールズ Lightning or darkness  作者: 山田ケーニヒ


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戦っても、ただ無駄死になるだけ


「リルカ!お前を倒さないと私は、気が済まない!」曹操は、残像が残るくらいの速度で加速し、ライフルでリルカに狙撃した。


「アメリア高校の技術力は、やはり素晴らしい!しかし!使い手が未熟!」リルカは、ライフルの弾を高速移動で避け、バルカン砲で曹操に応戦し、街を破壊し尽くした。


「趙雲を貴様が語ること自体が許せん!ここでお前の命を終わらせる!」曹操は、蹴り飛ばされた櫂を手に取りリルカに襲いかかった。


「お前らー!」清美が、ガトリングを二機に目掛けて放ち、間に割って入った。


「今は、争ってる場合じゃないだろう!ここでどちらかが壊れても、刹那さんは、戻って来ない!それに無駄に自分のエネルギーを消費するだけでなく!正義の為にとお互い戦っても、人間には、何一つ響かない。違うか!全てが無意味に終わる」


「呂布との戦いも、何もかも無駄なんだよ!そろそろ分かれよ!無意味なんだ!」清美は、オイルの涙を流して叫んだ。


「無駄だと!じゃー何か、刹那が、死んだのも無意味と言いたいのか!貴様はー!」曹操は、オイルの涙を流して清美の首を絞めた。


「諦めろ!全て無駄なんだ!ここで我々、兵器同士が戦っても見向きもしない。人間は、愚かなんですよ!狂ってるんです!わかってください!」清美は、泣き叫んだ。



「くそ!ちくしょう!畜生!くそがー!」曹操は、訳もわからず、ただ泣き叫んだ。



「兵器も、人間の死も無駄に終わるのか?」リルカも悲しい表情を見せ、オイルの涙が、今にも溢れそうになった。


「何のために!何の為にあの世界でも、この世界でも戦ったのか。わからないというのか!」


「くそー!」曹操は、思い切り怒鳴った。


「ようやく、気づいたようだな。お前達」呂布が元譲達の前に姿を見せた。


 そこには、華雄と繁信の姿と大統領の姿があった。


「大統領!何故ここに!?」元譲達は、叫んだ。


「大地を血に染めた歴史の上塗りをお前たちは、しただけだ」


「ご苦労だったな」大統領は、高笑いした。


「そんなことを言いにわざわざですか!大統領」清美は、大統領にガトリングを向けた。


「元凶は、お前らと我々は、叫びたい!」曹操もライフルを大統領に向けた。


「全ての人間の死、アーマードガールズ達の死は、無駄だったって思いたくない!」リルカもバルカン砲を大統領に向けた。



「私を殺しても、正義のうち入らんぞ?違うか?武力で全てを解決!それは、かなり手っ取り早い方法だ。しかし、誰かが悪手と騒ぐ、どんなにいいことをしてもだ。それが人間だよ!これがラストだ。アーマードガールズの歴史はな!」大統領は、笑った。


 


 

 

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