正義とは、自分の定めた定義でしかない
「改造終わったよ。幸村」真希は、汗を拭きながら自分の愛機を起こした。
「これが、最終決戦仕様ですか?私の」幸村は、自分の姿を鏡で見た。
日本の鎧風の重装甲の機体に仕上がっていた。
「これが、私ですか!イカしますね。マスター」幸村は、素直に喜んだ。
「やったかいあったよ。その喜び具合見ていると」真希は、にこやか笑った。
「真希も終わったか。こっちも終わったよ。」元譲とシスカは、別室から出てきた。
「二人で何してたの?」真希は、興味を示した。
「曹操を改造してた。超最終決戦仕様にね!」元譲は、無邪気に笑った。
「ほんと、そのあたり子供よね。マイハニーは」シスカは、発言とは、裏腹ににこやかだった。
「絶対、可愛いとか思ったでしょう!シスカ」元譲は、恥ずかしそうに叫びながら、逃げるシスカを追いかけた。
「全く、何をしてるんだか」曹操は、呆れながら、部屋から出てくると、まるで、最新鋭のステルス機を彷彿させるような見た目をしていた。
「幸村は、和風か!こっちは、まるで何というか、別物になってしまった」曹操は、酷く落ち込んだ。
「おー、我らの技術力を侮ってますね?曹操!」リルカ・リッケンバッカーが曹操の発言に反応した。
「あんた、誰?」曹操は、リルカに尋ねた。
「私は、アメリア高校のアーマードガールズのエース機の一体、リルカ・リッケンバッカーです」
「成都女学院と関ヶ原高校のアーマードガールズ共を倒した一機です!」彼女の自己紹介に対し、曹操は、怒りの感情をぶつけた。
「貴様がー!」曹操は、櫂を背中から出し、リルカをぶん殴ろうとした。
リルカは、それに反応し、蹴りで櫂を弾き飛ばした。
「危ないですね。ジャネットを展開した状態で危険機体です。趙雲とは、偉い違いです」リルカは、曹操に禁句を言ってきた。
「貴様が!趙雲の名を口にするなー!」曹操は、怒り任せにミサイルガトリングをリルカに向けて放った。
リルカは、ジャネットを展開してマシンガンでミサイルを半分、撃ち落とし残りは機動力で躱し、元譲達が止まっている宿を破壊した。
「何事?」元譲が瓦礫から出てきた。
「みんな無事?」シスカも瓦礫から出てきた。
「全く!アメリア高校のアーマードガールズは、皆さん、こんな感じなの?」甄姫も、無事に出てきた。
他の皆も全員無事出てきて、びっくりしていた。
「馬鹿なの?宿ぶっ壊すなよ!誰弁償すんだよ!」清美が叫んだ。
リルカと曹操は、清美の発言を他所に戦った。




