アーマードガールズ達の覚悟
幸村が、真希のもとに戻ってきて三日が過ぎ、真希は、今まで幸村がいなかった分の幸村成分を補充するので、忙しいそうにしていた。
「戦わない日も、いいものですねー」幸村は、エネルギー補充用のドリンクを飲みながら、窓から見える景色を、くつろいでいた。
「確かにいいものだなー」とその隣に座って曹操は、酒を飲むかのようにエネルギー補充用のドリンクを枡に入れて飲んでいた。
甄姫は、エネルギー補充用のドリンクを曹操の枡に注いでいた。
その様子を元譲は、遠くから見て和んでいた。
(アーマードガールズっていいねー。ああいう姿を見てるのが好きだわー)と思いつつ、清美達のメンテナンスをしていた。
「ごめんね。元譲お母さんにやらせちゃって」祖逖は、なんか、申し訳ない表情を見せた。
「いいの。いいの。私は、メカが好きでやってるから」
「はい!完成」清美達のメンテナンスを元譲は、終えるとベッドで横になった。
「てか、呂布達のメンテナンスって誰がしてるだろう?」元譲は、ふと声に出した。
「してみれば誰だろうな」曹操がそれに反応した。
「いいではないですか?誰でもあの野蛮ガールのことなんて」甄姫は、興味ない様子だった。
その理由は、前の世界で呂布に破壊されそうになっていたからだ。
「私に心あたりがある」幸村が応えた。
「私と少し似た同機体を大統領は、連れていた」
「おそらく、別な世界のマスターではないかと私は、思う。どことなく大統領は、雰囲気は、真希に似ていた」その幸村の発言に周りの空気が凍りついた。
「元譲の次は、真希か。いや、その可能性を考慮してない我々に落ち度があるか」曹操は、真剣な表現になった。
「別世界の私?つまり、この世界にわたしが二人いるの?」真希は、戸惑った。
「向こうの真希は、今ここにいる真希よりも好戦的だ」
「危険な匂いがする。現に会議場にいた政治家連中は、皆殺しにしている」
「あやつは、必ず倒さなければなるまい」
「そこでマスター私を改造してくれないか?今のままでは、向こうの私には、勝てない」幸村は、真希に土下座して頼み込んだ。
「わかった。今すぐやるよ!お姉ちゃん工具借りるね」
「幸村、貴女を最終決戦仕様にしてあげるからね」真希は、幸村を手に乗せて机に寝かせ、改造を始めた。
「私も、前の最終決戦仕様でも、今の呂布には勝てない。元譲!私も改造してくれ」曹操まで、元譲に頼み込んできた。
「わかった。ただ、工具が・・・」元譲は、困った表情を見せると、ドアをノックしてシスカが、工具を元譲に見せつけて「私の使えばいいじゃん。馬鹿ね。マイハニー」とシスカも手伝うという条件で曹操の改造に着手した。




