どっちに立つか
「そっか、そんな事が」元譲は、暗い顔した。
「呂布をつけあがらせては、私達アーマードガールズの護憲に関わってくる」桃華先生は、ブレスレットを起動させ人間に戻った。
「呂布かー、一番の難敵ではある。多分他にも華雄もいるでしょう。おそらく・・・・困ったなー」元譲は、頭を悩ませた。
「人間をつけあがらせては、いい事一つもないし、相手は、ロボだけど・・・・人間とあまり変わらないのが、アーマードガールズのいいところなんだけど・・・・逆に仇になってる部分ではあるんだけど・・・・こればかりは、頭を抱えるよ」元譲は、桃華先生に泣き言を言った。
すると、桃華先生は「人間は、本当に愚かに出来てる。私は別世界の元譲と正面から戦った一人だけど、必ず第二、第三の元譲がでてくる。そう言い残して、奴は消えていった。私は、最近、そればかり考えている。そのせいと言ったらいいかは、わからないけど、迷いがあった。いいように戦えなかった。元譲だけのせいではないさ」と元譲頭を撫でた。
「そうだよ!お姉ちゃん。どの道、人間なんて学んでるつもりになっている人がほとんどだから。気にしなくていいよ。今回のデモ隊だけど、武力を無くそうっていう共産主義者達の集まりだったんでしょ?いいじゃない。邪魔な数を減らしたと思えばさ、呂布もやるねー。人間の行動なんていい一面もあればさ、自分達をよく見せようと見栄を張る一面もあるんだから、見栄を張って痛い目に遭った。だけでしょう?なんら問題ないねって私は思うけど?」真希は、元気な声で姉である元譲を励ました。
「頭悪い連中の数を減らした。そう思っていいでしょう」真希は、自信満々な顔で言った。
一方、その頃、呂布檬玄達は、勝利の宴でエネルギー補給為のドリンクを飲んでいた。
「どうしようもない人間の数を減らしたわ」呂布は、高笑いした。
「我々の先導者として導きてほしいですなー呂布殿には」華雄は、笑いながら呂布にドリンクを注いだ。
「お前もわかってるじゃないかー。華雄よ」呂布は、高笑いしがらドリンクを飲んだ。
「にしても、トイレ将軍は、やはり無能だったな。我々の数の前に敗れたわ。傑作だな。はははは」呂布は、上機嫌のまま、畳に上向きなり転がった。
「武力反対とは、無力なもんだな。あっさり蹂躙してやったわ。これで我々の脅威を世に知らしめた訳だ。この先も、武力反対とか、抜かす愚かな人間は、しばらくは出ては来ないでしょう。呂布殿」華雄も呂布の隣で転がった。




