愛という平和を求めて戦いをする!
「繁信?どうしました?帰りますよ?」大統領は、繁信に尋ねた瞬間、三鶴城真希の愛機アーマードガールズ幸村が、十字槍槍で窓ガラスをぶち破り、繁信に襲いかかった。
「私の姿をした偽物め!ここで始末する!」幸村は、十字槍を振り下ろした。
繁信も槍で応戦し、激しい戦闘が大統領の壇上で勃発した。
「こいつらの仇でも撃ちにきたか?別世界の私!私の死んだ後の伝記の名前を貰った分際で私の前に立つとはな!無礼者め!」繁信は、幸村に怒鳴り槍で弾き飛ばした。
(パワー圧倒的に違う!一旦、ここは引く)
幸村は、バルカン砲で繁信に向かって威嚇射撃を行い退散した。
「小癪な!しかし、勝てないと踏んで逃げるとはな、流石と言っておこうか」繁信は、逃げた幸村を賞賛し、敢えて見逃した。
「よかったの?逃して」大統領は、仮面を取り真希に戻った。
「よい、あの手の輩いつでも討てると言いたいが、もう少し強くなってもらうとしようではないか。その方が面白い。私の悪い癖だ。マスターが気にする事でもない」繁信は、槍を納め真希の肩に座った。
「貴女らしいね。繁信、いや、信之」真希は、血まみれの会議場から退出した。
「真名で呼ぶとはな。マスターらしい」繁信は、クスクスと不気味な笑みで笑った。
繁信と幸村が交戦していた頃、呂布と華雄は、曹操と伊藤博華と激闘を繰り広げていた。
「お前達も、お前達でしつこいぞ!曹操、伊藤!」呂布は、怒鳴りながら、ガトリングを二機に向けて撃った。
「私は、思い出したことがある!曹操!貴様は、私の甄姫を破壊しようとした事があったな!前の世界で、それでいて天下泰平、平和を口にしていたのか!ふざけた奴め!ここで討つ!」曹操も、ロケットランチャーで応戦した。
「私も、呂布!貴様の演説を耳にした!だが、しかし、貴様も言えたぎりはないだろう!」伊藤博華は、ガトリングの弾を避けて大刀で呂布に斬りかかった。
「私を忘れていては困るのだよ!伊藤ー!」華雄は、伊藤の大刀をトンファーで受け止めた。
「華雄!貴様!そこまで呂布を守る理由はなんだ!」伊藤博華は、叫んだ。
「愛しい人を守る理由などない!それが私の正義だ!」華雄は、叫び返した。
「呂布を・・・・愛・・・・貴様、正気か?」伊藤と華雄は、再び鍔迫り合いになった。
「どうしようもないかもしれない。だが、彼女のそういう姿勢が私は、好きなのだよ!貴様にはわかるまい!」華雄は、伊藤博華を弾き飛ばし、マシンガンで彼女を撃った。
四機の戦闘は、更に激化した。




