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週刊3位 アーマードガールズ Lightning or darkness  作者: 山田ケーニヒ


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それでも戦うしかない


「我々とて、納得できない部分は、確実にあるだろう。呂布!我々のこの戦いも無意味なものになるだろう。そうは思わないか?呂布!」曹操は、呂布に巡航ミサイルを放った。


「これで、どちらが倒れても、他には関係ない!それが人間だ!」呂布は、ガトリングでミサイルを全て撃ち落とした。


 曹操は、ヒートショーテルを両手に持ち呂布に襲いかかった。


 両者のエネルギーは、エンプティ間近だった。


 しかし、両者は、激しくぶつかり合った。


「引き際だ!お前も私もエネルギーがない。これまでだ」呂布は、戟で曹操の右腕を斬り飛ばし、華雄を連れて退散した。


「くそ!待て!呂布ー!」曹操は、叫んだ。


「これでよかったのですか?呂布殿」華雄は、呂布を心配した。


「これでいい。殺すだけが、戦争ではない!少しでも無力化するのも戦いだ」呂布は、エネルギー切れで人形の様に力が抜け、地面に落ちた。


「全く、呂布殿は、どれだけの覚悟をして戦ったのか。計り知れないな」華雄は、呂布をお姫様抱っこし、大統領の宅に帰還した。


「何があったのだ?二人とも」大統領は、二機のアーマードガールズの華雄と呂布を心配した。


「自国民の為に命を張り、そしてエネルギーが尽きたというところですよ。大統領」華雄は、大統領に説明をした。


「平和とは、遥かに遠い場所にあるわけか。呂布も華雄も我々の国には必要な存在だからな。いなくならないで欲しい」大統領は、自分の手のひらに華雄と呂布を乗せて涙を流した。


「仕方がないですよ。大統領は、悪くない。自国民が分からず屋が多いだけですよ。どんなに良くしていこうとも、その人間たちが、障害になるのは、仕方がないことですから」華雄は、納得いかないそんな表情を大統領に見せた。


「そうだな。最後まで、人間が、人間を邪魔をするのは、仕方がないことだな。だからこそ、お前たちが必要となる

わかっているつもりになっているのは、やはり悪なのかもしれんな」大統領は、気を引き締めた。


「何が善で何が悪なんてさほど重要ではないですよ。大統領閣下!我々は、常に民衆の為に戦う!それが我々の存在理由です」


「では、我々は、充電します!失礼します!」華雄は、呂布を充電器に寝かせてバッテリーを繋げた後に自身をバッテリーに繋ぎ眠りについた。


 曹操は、元譲のもとに辿りついた。


「すまん片腕を失った。修理ついでに改造をお願いしたい。頼めるか?元譲」と桃華は、しばらく自分の前の姿アーマードガールズの状態で元譲に改修してもらう事になった。


 

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