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週刊3位 アーマードガールズ Lightning or darkness  作者: 山田ケーニヒ


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14/23

批判することだけが民衆の為か!


「ただいまー」別世界の元譲が、じぶんの部屋に戻るとホンが一冊増えていた。



「新たに歴史が刻まれている。どういうこと?」恐る恐る元譲は、ページを捲るとそこには、とんでもない内容が書かれていた。


「近隣諸国の犬とミカニカイザルックの犬達の攻防の話かな?これ、前のミカニカイザルック共和国の大統領も現大統領を非難しているし、今、批難してる連中全員、ミカニカイザルック共和国の人間ってよりは、近隣諸国からの金を受け取ってる連中ばかりってわけかー、で?曹操と呂布は、近隣諸国を庇ったり、庇うと碌な目には合わないとか、言ってるわけね」元譲は、ページをめくりながら、歴史を記した本を見て関心を持った。


「少しでも、疲弊させる作戦を近隣諸国は、してるわけね。随分と汚い手を使うのね」


「龍牙はこの対戦をどう見る?」元譲は、龍牙に尋ねた。


「人間は、血生臭い歴史しか辿れないようにできてる。それを隠そうとしてるのが、元政府のやり方では・・・正直ある。それを見せつける為の戦いを曹操と呂布は、しているけど・・・・落とし所が見つからないのが・・・・めんどくさいところかな」龍牙は、二人の様子を本で見て自分なりの答えを捻り出した。


「血生臭い歴史を隠そうとしているミカニカイザルック共和国と近隣諸国は、いずれは、全面戦争にはなるかな?理由は、一つ利害が一致しないから。そういう意味での対立は、起きてもなんら不思議ではない!その事で戦ってる。私が割って入ったところでどっちの味方につく!と他の国では迫られる。共倒れもあるだろうという見方もあるし、色んな見方ができるわけでこれが人間の本来の姿だ!って言われたら、それはもうしょうがないかな」龍牙は、別世界の元譲に説明した。


「なるほどね。血生臭い歴史でしか、人間は生きられないか。そうかもしれないね。人間の私からしたら、平和が望ましいけどね。だけど、これによれば、本当に危険がなくなった時に平和があるとされている。誰にとっての平和か全然、わからないわけで・・・・自分にとっての平和がなんなのか、改めて考えると知らないのも平和だったりするのかな?でも、誰かが気づき誰かが行動しないと人間ってわからないから。そのあたりが厄介だったりするわけで非常に困るわけですよ。人類の悩みは尽きない!これに尽きると思うしかないような。そんな感じだね。兵器としては、付き合い長くなりそうだね。龍牙」元譲は、龍牙を肩に乗せた。


「しょうがないよ。人間なんてわがままの塊だからさ!付き合わされるのは、道具としては、まー、しゃーないから付き合うかとため息吐いて、任務にあたるよ。それが武器と人間の関係ですよ。マスター」龍牙は、元譲の頭を撫でた。


「永遠にやってろか。懲りないね人間って」元譲は、呆れた顔し本をそっと閉じた。

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― 新着の感想 ―
呂布の言ってることはわかるのですが、悲しいですね。アーマードガールズが目指すのは平和なのに、兵器として利用されてしまう。結果恐れを煽る。
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